人事評価制度・研修制度を構築するためのスキルマップ作成ワークショップ

スキルマップとは

インソースは人事評価制度や研修制度の設計において、「スキルマップの作成」を重視しています。

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「職種ごと、年次ごとにできてほしい(できないと困る)業務」を洗い出し、マッピングしたものです。

例えば、

「事務職の3年目社員には、社内会議の司会進行役ができるようになってほしい」
「営業職の1年目社員には、クレームの1次対応はできてほしい」

という具合です。

作成するメリットは、「何ができればいいのか、職種や年次に求める要件が明確になること」です。

上司や先輩が部下・後輩を指導育成するにしても、自分自身が業務スキルの向上を図るにしても、上司として人事評価をするにしても、 被評価者として自己評価をするにしても、「その職種および年次で、何ができればいいのか明確であること」にはとても大きなメリットがあります。「分かりやすくて、ブレにくい」ためです。

ちなみにですが、階層が上になればなるほど、職種が異なっていても、「できないと困ること」に共通項目が増えてきます。

例えば営業と経理のマネージャー、やっている仕事がそんなに違うかというと、実はそんなことはありません。

スキルマップ作成はワークショップ形式で実施

インソースのスキルマップ作成は、お客さまと一緒にワークショップ形式で行います。 ワークショップで行う理由は「時間と費用の節減」「納得感の向上」です。

■「時間と費用の節減」

1対1でインタビューを行うと、以下のようなデメリットがあると当社では考えています。

・コンサルティングフィーがとても高くなる(コンサルタント1時間でいくらという考え方であるため)
・インタビューを受けた社員(えてして偉い方)の言うことが少しずつ(まれに大きく)異なり、後でまとめるのにとても時間がかかる

ワークショップ形式で実施すると、「ある程度の時間の尺で終わる」「意見の集約がワークショップ中にできる」というメリットがあります。



■「納得感の向上」

評価制度で最も大切なことは、納得感があることです。

スキルマップ作成のワークショップを行うと、「自分が制度を作るためのワークショップに携わった」という当事者意識を持っていただくことができます。

とかく、評価制度の運用が上手くいっていないと「実態の分かっていない人事部が、コンサルに進められるがままに導入した」と言われてしまいがちです。

ワークショップを行うことで、「自分たちで作った制度」と思ってもらえると、心理的な運用へのハードルが下がるので、とてもおススメです。

<ワークショップの流れ>

■STEP1 スキルの洗い出し
 4~5名のグループごとに、各階層に必要だと思われるスキル・知識・意識などを自由に洗い出します。

■STEP2 スキルマップ作成
 洗い出したスキル・意識を、種別と時間軸で分類し、体系図を作成します。

■STEP3 スキルマップのブラッシュアップと完成
 各グループが作成した体系図を俯瞰的に見て、必要に応じて修正を加え、ひとつのスキルマップとして統合し完成させます。

人事評価制度・研修制度構築するためのスキルマップ作成ワークショップ

人事評価とスキルマップの接点

人事評価制度に関して、以下のようなお悩みの声をよく伺います。

<評価に関するお困りごとの声>

・実際の業務と評価制度があっていない気がする
・評価制度があることによって、評価される側のモチベーションが落ちている
・営業以外の数字で測れない部署だと、評価の基準があいまい
・半年や1年の間、設定した目標を覚えていない
・上司によって評価の仕方に差がありすぎる

これらを解決するのがスキルマップです。

たとえば、人事評価を行うにあたって難しいことのひとつが、「数字で見えない定性的な内容を評価すること」です。

評価基準が数字で表せない場合、目標の高さや評価のレベルが同じ階層の社員でも、評価にバラつきが出てしまいます。

被評価者の、自己アピール力の高さと文書作成能力に、評価が左右されてしまいます。評価者の甘辛傾向、評価者と被評価者との相性にも左右されてしまうことがあり得ます。

その結果、フェアな評価が行われずに、被評価者のモチベーションを落とすことにもなりかねません。

職種ごと、年次ごとにできてほしい業務が一覧化、明示化されていることは、働く人の健全なモチベーションを生み出すことに繋がります。

「スキルマップ作成→評価制度設計」という順番である理由

評価制度を新しく作る、または見直すというということは、社員の今の仕事を評価できるように、評価項目を作る(作り直す)ということです。

今の仕事を評価するためには、どの職種の人がどのような業務を行っているのかを洗い出す必要があります。

この「洗い出し」が、スキルマップ作成のワークショップそのものです。

「現場で行われている業務内容をしっかり評価するために、今の業務を洗い出す」

これこそが、スキルマップ作成が評価制度設計に先立って行われる理由です。

評価や教育・研修制度に課題を感じていらっしゃるお客さまは、ぜひ一度、スキルマップの作成を検討されてみてはいかがでしょうか。 お気軽にお問い合わせください。

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