インソース 事業推進室

中小企業の新卒採用成功のカギは「紙」にあり。Webで埋もれる企業の魅力を、学生に「届く情報」に変える

就活生の情報収集はスマートフォン中心で行われ、SNSや就職サイトを通じて膨大な情報に触れています。

その結果、広告力や知名度の高い大手企業が検索上位を占め、中小企業の魅力が学生の目に届きにくくなっています。

こうしたなかで、大学キャリアセンターに設置されるインターン情報誌などの紙媒体が、学生との新たな接点として再び注目されています。

スマホ就活の現実~検索で埋もれる中小企業を救う「紙媒体戦略」とは

学生はスマホで探すが、目に入るのは「目立つ企業」ばかり

就活において今やスマートフォンは必需品。企業研究やエントリーの多くがWeb上で完結し、SNSや口コミサイトでの情報交換も日々活発に動いています。そんな中、学生がスマートフォンで検索する結果やおすすめ表示に出てくるのは、広告を出せる企業や知名度の高い企業が中心です。

つまり、学生がどれだけ熱心に情報を集めても、露出力の差によって中小企業が発見されにくい現実があります。実際、「地元で働きたい」「やりがいを重視したい」と考える学生であっても、検索結果に上がってこない企業にはたどり着けません。

学生に「発見される企業」になる~大学設置誌で信頼を得る

企業の採用担当者にとって、この「見つけてもらえない」状態こそが最大の課題です。どれだけ魅力的なインターンシップを企画しても、学生の目に触れなければ応募にはつながらないからです。

そこで有効なのが、大学という「信頼ある場」に設置される紙媒体の活用です。

大学キャリアセンター設置のインターン情報誌が持つ強み

信頼性の高い情報源として、学生に確実に届く

大学キャリアセンターは、学生が就職・インターン情報を得るための中核的な窓口です。そこに設置されている情報誌は、「大学が選定・承認した媒体」という安心感を持って読まれます。学生にとっては、ネット上の口コミや広告よりも信頼できる情報源であり、キャリアセンターに立ち寄った時に手に取ることで、じっくり読まれやすい環境になります。

特にインターンシップ情報誌の場合、夏・冬の募集シーズンに合わせて発行されることが多く、学生が「これから活動を始めよう」とするタイミングと一致しています。キャリアセンターを訪れる学生の手に直接届くため、就活初期段階の層にも確実に情報を届けられる点が大きな魅力です。

安定志向の学生層にも届きやすい

就職活動を「堅実に」「身近な選択肢から」考える学生は少なくありません。インターン情報誌は、こうした層に「等身大の企業選び」を促す入口として有効です。

紙面を通じて企業の雰囲気や社員の声を伝えることで、「知らなかったけれど、働くイメージが湧いた」という反応が生まれやすくなります。

学生の「検索スイッチ」を押すきっかけになる

紙媒体の掲載をきっかけに、学生が企業名をスマホで検索し、採用ページやSNSをチェックするケースも多くあります。紙媒体が、オンラインへの導線をつくるきっかけとなるのです。

視覚的な印象やレイアウトの力で企業の個性を印象づけることで、Web検索では拾いにくい中小企業の魅力を可視化できるようになります。

学生が動く採用広報~紙×Web連携の成功ポイント

1. 紙面で学生に「働くイメージ」を届ける

紙媒体の強みは、学生が落ち着いて冊子を読む環境で、自社の魅力を印象付けられることです。掲載時には、「その企業でどんな経験ができるか」を具体的に示しましょう。
例:営業職の体験、社長との座談会、地域課題をテーマにしたグループワーク など

また、写真を掲載できる場合は、若手社員の表情や現場の雰囲気が伝わるものを選ぶことで、紙面の印象がWeb検索への動機づけにもつながります。

2. 自社ホームページやSNSへの導線を明確にする

情報誌を読んだ学生は、興味を持った段階でスマホ検索に移行します。そのため、掲載原稿には必ずQRコードやURLを明示し、自社サイトやSNSで最新情報を確認できるようにしておきましょう。紙面→Webへのスムーズな導線設計が、応募率を高めます。

3. 学内イベントや個別相談会と連動させる

情報誌掲載を単発で終わらせず、学内説明会や業界研究イベントと組み合わせて露出機会を増やすと、さらに効果が高まります。キャリアセンター職員に情報誌掲載を事前に共有し、学生への案内や掲示を依頼するのも有効です。大学内での接触回数を増やすことで、企業名の認知度を着実に高められます。

紙×Webで広がる採用の可能性~学生に「届く」広報戦略へ

紙媒体は「認知」、Webは「情報の深掘り」と位置づけると、双方の強みを生かすことができます。情報誌で興味を喚起し、公式サイトやSNSで詳しい情報を届けるというハイブリッド形式が、学生の行動と合致します。

特に中小企業にとっては、少ない費用で確実にターゲット層にリーチできる手段として、大学キャリアセンター設置誌の活用は非常に効果的です。

設置数全国350校以上のインターン情報誌「INTERN BUS(インターンバス)」

『インターンバス』は、キャリアセンターや大学の食堂など、学生が普段から利用する場所に設置される紙媒体のインターン情報誌です。

学生からの知名度が高くない企業にとっては、 「学生に存在を知ってもらうこと」が大きな課題です。あふれる情報のなかで埋もれがちな中小企業や優良企業の魅力を、手に取って見てもらえる紙媒体だからこそ伝えられます。

全国350校以上(※)の大学・大学院・専門学校のキャリアセンター・食堂などに設置されているため、Webだけでは届かない学生層へのリーチで、「きらりと光る学生」との出会いを生み出します。※2025年12月時点

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