ブラインドサッカーを活用した体験型研修「OFF T!ME Biz」

提供:日本ブラインドサッカー協会/鰐部春雄

はじめに

ブラインドサッカーとは?

ブラインドサッカーとは、アイマスクを着用したフィールドプレーヤー4人と、アイマスク着用が不要なゴールキーパー(晴眼者または弱視者)が競技を行う5人制サッカーです。 5人が同じピッチ上でプレーし、鈴の入ったボールの音と周囲の掛け声などを頼りに、ゴールを奪い合います。
ピッチサイズは40m×20mで、サイドラインには腰上くらいまでの高さの壁があります。その壁の外から。監督がチームに指示を出します。
相手陣のゴール裏には「ガイド」と呼ばれる仲間がいて、相手や味方の位置、および、ゴールまでの距離をフィールドプレーヤーに伝えます。目が見える人と見えない人が力を合わせて、試合を行います。
日本国内では、全国を北日本、東日本、中日本、および西日本の4ブロックに分けて地域リーグを開催し、計26チームが参加しています。(2023年)
なお、ブラインドサッカーは2004年からのパラリンピック競技種目で、日本代表チームもあります。

インソースとブラインドサッカーとの関係性

インソースは、特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会(以下、JBFA)のパートナー企業として、さまざまな事業を支援しています。

JBFAは、『ブラインドサッカーを通じて、視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会を実現すること』をビジョンに掲げ、ブラインドサッカー、および、ロービジョンフットサルの強化・普及を推進するほか、ダイバーシティ啓発活動などの普及活動を行っています。


インソースのお客さま限定で開催!ブラインドサッカー体験ワークショップ

提供:日本ブラインドサッカー協会/鰐部春雄

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インソース CSR の取り組み ~ブラインドサッカー協会

研修開発の経緯

「知る」「理解する」から、
「気づく」「再発見する」へ

元々JBFAでは、障がい者スポーツに対する認知や理解を広めることを目的として、健常者(目の見える人)に向けてブラインドサッカー体験プログラムを実施してきました。
実施するなかで、単に「障がい者スポーツを知る・体験する」ことを越えて、その体験から「気づく」「再発見する」ことが多数あるということが、参加者の声からわかってきました。
そこで、JBFAでは、「障がい者スポーツを知る機会」でなく「障がい者スポーツを通じた学びの機会」へとなるよう、プログラムを改善・パッケージ化し、研修として形にしました。

「見えない」状態だからこそ、
気づける「チームワーク発揮に必要な要素」

コミュニケーション、信頼関係、チームとしての親密感、明確な役割分担、目標設定......これら「チームワーク」に必要な要素は、常日頃から当たり前のように「大切だ」とされているものです。しかし、あまりに当たり前すぎて、その重要性に気づきにくくなっているのではないでしょうか。

本研修では、全受講者が「目が見えない」という日常とは異なる状況に置かれ、他者の助けが必要な状態となります。それゆえ、「チームワークで状況を乗り越えること」の重要性や、そのために必要な様々な要素を、改めて認識できます。

「コミュニケーション? 僕は大丈夫!」そう思い込んでいた方が、なかなかチームメイトとコミュニケーションできず、孤立する姿も、体験型研修では、可視化されてしまいます。

体感して得られた気づきは、ダイバーシティ
(多様性)への適応力にもつながる

本研修を通じて得られる気づきは、ダイバーシティへの適応力にもつながります。「それぞれが個性を発揮し、互いに個性を認め合い、生かし合うことでチームとしての成果を上げる」という、まさに現代社会で求められるスキル・マインドを生みだすきっかけとなるのです。

提供:日本ブラインドサッカー協会

研修のねらい

「OFF T!ME Biz」によって得られる気づき

「OFF T!ME Biz」では、受講者さま同士のコミュニケーションを通じたチームビルディング(output)をはかっていきます。

その結果、多様性に対する適応力(outcome)が高まると考えています。

コミュニケーションと、黄色い丸の7つの要素はチームビルディングに必要な因子です。
これら7つの要素に関する気づきが得られるよう、ワークを行っていきます。

※こちらの図は横にスクロールしてご覧いただけます

こんな場合におすすめ

  • アイコン課題

    組織内では、一体感が乏しい。
    チームで仕事をしていることの大切さを考えたい。

    右向き矢印

    アイコン対策

    見えないチームワーク体験だから、お互いの存在価値を、身体で実感できる。

  • アイコン課題

    一連の研修では座学が多く、参加者の集中力欠如が課題。座学だけではなく、体験型を取り入れたい。

    右向き矢印

    アイコン対策

    オフサイト研修や事業計画合宿など、詰まった研修スケジュールの合間でも、効果的に実施できる。

  • アイコン課題

    マネジャーやシニアマネジャーが、コミュニケーション研修に飽きており、主旨を訴求しにくい。

    右向き矢印

    アイコン対策

    体験型、かつ、視覚訴求型、しかも
    「初めての体験」だから、
    訴求しやすい。

  • アイコン課題

    本格的チームビルディング研修は、野外のオフサイトが多い。
    なかなかそこまでの移動時間や研修パッケージに参加しにくい。

    右向き矢印

    アイコン対策

    大きめの会議室や首都圏近郊のジムでも、研修を実施できる。
    体験型でも取り入れやすい。

  • アイコン課題

    ダイバーシティを推進中だが、そもそも「ダイバーシティ」がなぜ大切か、組織内に訴求できていない。

    右向き矢印

    アイコン対策

    体験型だから、自分事として考えやすい。

  • アイコン課題

    障がい者の採用を進めているが、障がい者社員と他の社員の間にある「見えない壁」をなんとかしたい。障がい者雇用を組織力に変えたい。

    右向き矢印

    アイコン対策

    実際に身をもって障がいを体験し、当事者と研修を実施。
    障がい者の個性を学び、業務に活かしやすい。

「OFF T!ME Biz」プログラム内容(120分の場合の例)

※こちらの表は横にスクロールしてご覧いただけます

120分間のプログラム内容

要件定義(事前のお打ち合わせ段階で)

実施前のお打合せで、JBFA講師、インソース営業担当との三者間で「要件定義」をさせていただきます。ここでの「要件定義」とは、ワークをどのような意図・思いで企画し、参加者に何を伝えたていきたいのか等、研修ご担当者さまのねらいを言語化することを意味しています。これをすることにより、当日はご担当者が思い描いた「ねらい」に落とし込める振り返りワークの実施、および進行中の講師のファシリテーションが可能です。

受講者の声

2019年4月実施 三菱製鋼さま 新入社員向け研修

  • 相手が理解しているかどうかを気にしながらコミュニケーションをとろうと思う。
  • 実際にやってみることで、いかに自分基準で話しているかわかった。連絡する際などに、相手の立場を考えて話していきたい。
  • 相手の立場になって考えることと、自分の案をがんがん出すことを今後業務に活かしていく。
  • やる前はできるかとても不安でしたが、やってみたらとても楽しかったです。障がいを持っていてもスポーツだったり生活だったり、工夫ややる気、努力次第でのりこえられることが多くあると実感しました。

その他の実施企業さまの声

  • ワークの難度が少しずつ上がっていく中で、チームワークもどんどん良くなっていくのを感じられた。ワークの合間で講師の方のアドバイスを聞くと、次で実践できて、皆で成長を感じることができた。
  • 声を出してお互いに共有できることがとてもうれしかったので、これからも続けていきます。
  • 楽しさが強いチーム作りに大事、との言葉がとても印象に残りました。

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