学んだPythonを業務で活用する3つの秘訣~アイデア力・アウトプット量・エラー解決力
インソースの「Python学院ブランド」は、従来システム部門の専門技術だったプログラミングを、事業部門の非エンジニア層にも広げるべく立ち上げたサービスです。
「身の回りの業務を自動化したい」というニーズに応え、未経験者でも使えるスキルの習得を目指しています。
プログラミングが「わかる」と「作れる」には大きな壁がある
多くの受講者の声から見えてきた共通の課題があります。それは「研修では理解できたつもりでも、実務になるとプログラムが作れない」という点です。
一方で、業務にPythonを活かせるようになった方々もいます。彼らに共通していたのは以下の3点でした。
- Pythonで効率化できる業務を自ら見つけ出せた
- 毎日1行でも良いから、継続してコードを書いた
- エラーが出ても恐れず、自力で解決を試みた
このことから、「理解」を「実践」につなげるためには、アイデア力・アウトプット量・エラー解決力の3つが不可欠であることが分かってきました。
3つの力を習得できるインソースの研修
インソースでは、この3つの力をすべて習得できるよう、次の3つのポイントを取り入れた研修を開発しました。
ポイント1:エラー解決の強力な味方「デバッガ」を活用
「デバッガ」とは、プログラムを1行ずつ実行しながら、変数の中身をリアルタイムで確認できるツールです。
通常のエラー表示だけでは分かりにくいバグの原因も、視覚的に追えるため特定が容易になります。
また、他人のコードを読み解く際にも効果的で、プログラムの理解力・応用力が高まります。
この「デバッガ」を研修に取り入れたことで、研修中に「エラーを自力で解決する力」が確実に向上します。
ポイント2:業務に直結した「リアルなワーク」
書籍などでよくある「円周率の計算」や「じゃんけんゲーム」は、業務と結びつかず実務への応用イメージが湧きません。
そこでインソースでは、実際の業務で使用されたプログラムをもとにした「リアルなワーク」を開発しました。
- Web上の商品情報から指定のキーワードを自動で入力させ、ページを遷移しながら金額や時間を自動取得するプログラム
- 複数のシステムから抽出した顧客情報のCSVファイルと、アンケート結果のExcelファイルを自動で紐づけるプログラム など
いずれも、業務でよく使われる内容で、研修で学んだ内容をそのまま実務に応用したという声もいただいています。
ポイント3:徹底したアウトプット重視
「とにかく手を動かして書くことが重要」との考えから、2日間の研修で30本以上のワークに取り組んでいただく構成にしました。
さらに、GUIのダイアログ作成や、実行ファイル(.exe)化の方法まで扱うなど、実践的な内容を多数盛り込んでいます。
Python学院~実践編/Excel操作とスクレイピングを組み合わせる(2日間)
Pythonを学ぶことではなく、実務で活用することに特化した2日間の研修です。
実務で活用するための具体的なイメージが湧くよう、たくさんの実用的なサンプルプログラムを通じて「実務で活用するための」Pythonプログラミングのスキルを身につけます。
また具体的にビジネス現場で最もよく使われる業務自動化のスキルである「Excel操作の自動化」と「Web上からの情報収集自動化(スクレイピング)」について学びます。実務でPythonプログラミングを行う際に不可欠である「仮想環境」と「実行ファイルの作成」についても学びます。
よくあるお悩み・ニーズ
- Python学習の経験はあるが、実務で活用するために具体的に何をすればよいかがわからない
- プログラミング中にエラーが発生した際、どのように解決すればよいかがわからない。現場のエンジニアがどのようにエラー解決を行っているかを具体的に知りたい
- RPAツールやマクロ(VBA)での業務自動化に限界を感じている。Pythonを活用できるようになり、業務自動化の幅を広げたい
本研修の目標
- Pythonを実務で活用するために何をすればよいか、イメージが湧いている
- プログラミング中にエラーが発生した際、エラーの原因を突き止めて自信を持って解決に取り掛かることができる
- プログラミング中にわからないことがあっても、インターネット上で検索をしながら自信を持って解決に取り掛かることができる
- Excel操作自動化、Web上からの情報収集自動化、仮想環境、実行ファイルについて、基本が理解できている
セットでおすすめの研修・サービス
(半日研修)(中級者向け)Python学院~業務活用実践編
Pythonによる業務自動化プログラムを開発するうえで知っておくべき技術を網羅した、実践的な研修です。
プログラムを開発する際の技術だけでなく、作成したプログラムを日常的に自動で実行させる方法も学べるため、すぐに現場で実行できます。
本格的に業務での活用を検討している方が受講することで、一気に効率化が進む内容となっています。
(システム担当者向け)要件定義研修
ユーザ部門のシステム担当者や新しくシステム開発担当になった方を対象に、要件定義に必要なシステム開発における手順とマネジメントの手法を学ぶ研修です。
要件定義をするうえで意識しておく必要となる、テストや障害対策のポイントや工数の見積もり方にも言及します。