どんな新人も必ず落ち込む。大事なのはいかに回復し、乗り越えるか
身につけるべきは、困難をチャンスに変える考え方
新人たちが社会人になり学生時代の意識から脱却して一人前の仕事ができるようになるまでにはさまざまな「壁」が待ち受けています。以下は一例ですが、数え上げればきりがありません。
- 新しい環境への適応
- 社内ルールや文化の理解
- 業務の理解とスキルの不足
- 上司や先輩の指示が理解できない
- 教えてもらったことが理解できない
- 思いがけない異動や配属
- 仕事量と時間管理の調整 など
新人のうちは何事も初めての挑戦です。ときには、大きな壁に直面することもあります。そんなときに大事なのが、困難をチャンスに変えて乗り越え、成長する考え方です。
最近は、たった一度の失敗で心が折れてしまい、貴重な成長のチャンスを掴めずに離職したり、メンタル不調を起こしてしまったりする新人・若手が増えています。せっかく苦労して採用した新人・若手が早期に離職してしまうのは、組織にとっても大きな痛手です。新人・若手のうちに、物事をポジティブに捉える楽観性や自尊感情の高め方を知っておくことが成長・挑戦の素地になります。
レジリエンスとは
「レジリエンス(resilience)」は、回復力、復元力、跳ね返りなどと訳されます。さまざまな定義が存在しますが、インソースは「困難にぶつかっても、しなやかに回復し、乗り越える力(=精神的回復力)」と定義します。自分の心の持ち方や物事の捉え方を変えることで、ストレスと上手につき合い、しなやかに困難を乗り越えることができます。レジリエンスを向上させ前向きに成長していくために、研修では以下のポイントを習得します。
- 捉え方を変え、気持ちを切り替える
ABCDE理論を活用して、「切り替え力」を身につけることで、自身の感情を上手にコントロールできるようになります。 - 自信を持ち、強みを生かす~自尊感情
「自分には価値がある」という自尊感情を抱けるようになることで、自信を持って自分の強みを生かして働くことができます。 - 自分の成長を感じ、成長チャンスを増やす~自己効力感
成長実感を得て「私はできる」という自信を持つことで、自己効力感を高めることができます。成長チャンスを増やすための要点がわかります。 - 心の支えを作る~良好な人間関係
困難をしなやかに乗り越えていくためには、周囲の人と連携し、協力し合うことが大切です。コミュニケーションの基本をおさえることで良好な人間関係を築くことを目指します。 - ストレスとうまくつき合う
ストレスが全くない状態では人は成長しません。自身の成長を促すほどよいストレスとは何かがわかると、心理的な負担が軽減します。
レジリエンスはトレーニングで鍛えられる
元々レジリエンスが高い人もいますが、レジリエンスは大人になってからでもトレーニングで鍛えられます。物事の捉え方を変えてみたり、自分の強みを把握したりすることが大切です。
レジリエンスが高い(打たれ強い)人の特徴
レジリエンスが高い(打たれ強い)人には一般的に以下のような特徴があります。
- 失敗しても、それを糧に成長できる
- メンタルが落ち込んでからの復活が早い
- 困難なミッションに対して、「自分は達成できる」と思い、挑戦する
- 自分の強みや弱みを理解している
- ありのままの自分を受け入れている
- 他人と自分を安易に比較しない
以上の内容を踏まえ、新人のレジリエンスを高めるために以下の研修をおすすめします。
(新入社員・新社会人向け)レジリエンス研修~失敗をチャンスに変え、成長する
失敗で心が折れていまい、せっかくの成長のチャンスをつかめず離職したり、メンタルを病んでしまう新人が増えています。本研修では、失敗も次につながるステップと捉える「レジリエンス(精神的回復力)」を身につけることで、新人の時にぶつかるさまざまな困難を乗り切るメンタルの作り方を学びます。
よくあるお悩み・ニーズ
- ストレスと上手につき合う方法が知りたい
- 困難をしなやかにたくましく乗り越える力を身につけたい
- 失敗してもすぐに立ち直り、次に進めるようになりたい
本研修の目標
- 失敗を乗り越えるための切り替え力・感情コントロール力を身につける
- 自分の強みを理解し、自尊感情を高められるようになる
- 自分の成長を感じ、成長チャンスを増やすための自己効力感を高める
- 社会人生活を送るうえで、心の支えとなる良好な人間関係を築くためのポイントを知る
セットでおすすめの研修・サービス
仕事の意欲向上研修~ポジティブシンキングを仕事に活用する
主体的に自分自身のキャリアを築きあげるために必要な考え方を身につけていただきます。