インソース グループコンテンツ開発本部

中堅社員のお悩みTOP10~離職防止のために組織が知っておくべき課題と対応策

中堅社員とは、入社してからある程度の年数が経ち、担当業務においては基本的に自走できる層を指します。

現場の即戦力として頼られながらも、後輩指導やプロジェクトの一端を担うなど、役割はより多岐にわたります。一方で、責任が増える中で理想と現実のギャップに悩み、自身のキャリアや働き方に疑問を抱くことも少なくありません。ある意味では、「キャリアの中間地点」で揺れ動く時期ともいえます。

本コラムでは、当社が社内外のアンケート結果を基に整理した「中堅社員が抱えるリアルなお悩みTOP10」をご紹介するとともに、組織としてどのように向き合うべきかを考えます。

中堅社員のお悩みTOP10

1.キャリアの方向性が見えない

中堅になると、日々の業務はこなせるものの、今後のキャリアについての見通しが立たないという声が多く聞かれます。「このまま今の会社にいていいのか」「転職すべきか」といった不安に、漠然とした将来への焦りが加わります。

2.モチベーションが特にない

仕事に慣れ、業務のマンネリ感が生じている中堅層。日々のルーティンはこなせても、心から前向きに取り組めていない状態は、本人だけでなく周囲にも悪影響を及ぼす可能性があります。

3.仕事とプライベートのバランスが取れない

年齢を重ねるとともに、結婚や育児、親の介護といったライフステージの変化に直面しやすくなります。仕事中心だった生活に疑問を抱き、「これからどう働きたいか」を模索し始めるタイミングでもあります。

4.管理職やリーダーになりたくない

リーダーや管理職に任命されても、「責任が重すぎる」「自分には向いていない」といった理由から昇進を望まないケースも増えています。キャリアアップ=マネジメントという従来の発想では対応できなくなっています。

5.後輩の育成方法が分からない

「自分のやり方を押しつけて良いのか分からない」「最近の若手は何を考えているのか分からない」といった戸惑いが、中堅社員の悩みの種となっています。育成という役割の難しさに直面しているのです。

6.タスクがうまく進まない

マルチタスク化が進む中、「何を優先すべきか分からない」「情報共有が不十分で進捗が滞る」といった問題が発生しやすくなっています。業務量の増加だけでなく、業務の進め方そのものに課題を抱えているケースです。

7.上司やメンバーとコミュニケーションがうまく取れない

中堅社員は、上司と後輩の間で板挟みになりやすく、気を遣いすぎて疲弊してしまうこともあります。特に、世代間の価値観の違いやオンラインコミュニケーションの難しさが加わることで、悩みは複雑になります。

8.業務の負担が重すぎる

「自分のタスクだけで手一杯で、他をフォローする余裕がない」「人手不足で業務が属人化している」といった声が多く見られます。リソースの偏りが慢性化し、中堅層にしわ寄せが来ている実情がうかがえます。

9.成長が停滞して新しい挑戦が怖い

若手時代のように急激な成長を実感しにくくなる一方で、新しい挑戦に対しては「失敗が怖い」「評価が下がるかもしれない」とブレーキをかけてしまう傾向があります。挑戦への不安が成長を妨げる要因となっています。

10.組織の変化にうまく適応できない

異動や組織改編、上司の交代など、環境変化への対応力が問われる中で、うまく順応できずにストレスを抱えるケースが増えています。変化の多い現代だからこそ、柔軟な適応力が求められています。

組織としてどう向き合うか

こうした中堅社員の悩みを放置すると、モチベーションの低下、チーム内の連携不足、ひいては早期離職といったリスクにつながりかねません。大切なのは、「ひとりで抱え込ませない」こと。そして、悩みに対して組織が積極的に支援していく姿勢を見せることです。

まずは、上司や人事が定期的に1on1やキャリア面談を実施し、悩みを可視化することが重要です。その上で、課題に応じた研修や成長機会を提供することで、エンゲージメントの向上と定着促進につなげることができます。

お悩み 実際の声 インソースからのご提案
1.キャリアの方向性が見えない ・転職含めてキャリアプランが見えない
・会社内でのキャリアアップが難しい
・20代向けキャリア研修~偶然の出会いを活かし、人生100年を充実させる
・30代向けキャリアデザイン研修~主体的かつ戦略的にキャリアを考える
2.モチベーションが特にない ・よくも悪くも仕事に慣れきってしまっている
・今後どうしたいとか昇級意欲とかない
・何かを始める気力が湧かない
・中堅社員向けジョブクラフティング研修~目の前の仕事が、やりがいのある仕事に変わる
・マスターズ(ベテラン世代向け)研修~好奇心をもって仕事人としての「芸」を磨く
3.仕事とプライベートのバランスが取れない ・体力やメンタル面に重きを置きたい
ライフステージが変わったときの対応が不安
・27歳の壁を乗り越える研修~仕事の「慣れ」に打ち勝ち、成長を続ける
・30歳の壁を乗り越える研修~キャリアの不安にスキルアップで備える
4.管理職やリーダーになりたくない ・管理職になりたくない、責任を負いたくない
・リーダーシップを発揮するのがプレッシャー
・リーダー育成研修~周囲を巻き込む影響力・対応力強化編(2日間)
・次世代リーダー研修~安定力・思考力・指導力を身に付ける
5.後輩の育成方法が分からない ・後輩の悩みや問題に気づけない
・新人、若手の育成に課題を感じる
・OJT研修~部下・後輩指導の基本スキルを習得する(2025年版)
・コーチング研修~部下の主体性を引き出すスキルを習得する
6.タスクがうまく進まない ・チーム内での情報共有不足と現状把握に難がある
・進め方がうまくいかず仕事が終わらない
・リーダーのための仕事の進め方研修~部署をまたぐプロジェクトを進める
・仕事の実行力研修~「自律」「協働」「目的意識」で仕事を前に進める
7.上司やメンバーとコミュニケーションがうまく取れない ・上司らと円滑なコミュニケーションが取れない
・上司と後輩の板挟み
・巻き込み力向上研修~受け身の姿勢から脱却し、周囲に働きかける
・ホウ・レン・ソウスキル強化研修~中堅社員向け
8.業務の負担が重すぎる 業務量が増え、過負荷
・他をサポートしたいが、自身の業務で手一杯
・仕事を手放すための落とし込みが難しい
・タイムマネジメント研修~マルチタスク術で実現する仕事の生産性向上
・仕事の生産性向上研修~「デキる人」に共通する時間の使い方・習慣を取り入れる
9.成長が停滞して新しい挑戦が怖い ・新しいことへの挑戦や実現が怖い
自分の成長が停滞していると感じる
・スキルや経験を積む機会が限られている
・壁を乗り越えるワークショップ~不安や悩みを言語化し、明日からの行動を考える
・レジリエンス研修~しなやかにストレスと向き合い、回復力を身につける
10.組織の変化にうまく適応できない ・異動やユニット変更に対応できない
・組織の体制変更や離職が多いことに対する懸念
・対人関係構築研修~円滑なコミュニケーションのためのスキルを習得する
・仕事の意欲向上研修~ポジティブシンキングを仕事に活用する

>PDFへのリンクはこちら

中堅社員研修

20代向けキャリア研修~偶然の出会いを活かし、人生100年を充実させる

中堅社員の皆様のステップアップを支援する研修プログラムをご用意しています。

良好な関係を保ちながら周囲を巻き込むコミュニケーションの方法や、自他ともにメリットとなる仕事の進め方を学ぶ研修を通じて、主体的な行動力を養います。上司の補佐から後輩指導まで、チームで成果を上げるためのリーダーシップを発揮し、自らの手で組織をより良くしていく課題意識を持って、変革を推進できる人材育成を目指して設計されています。

研修の特徴・目的

  • 周囲を巻き込み、大きな価値を生み出す
  • オーナーシップを高め、主体的に周囲に働きかける
  • 管理職を補佐する「フォロワーシップ」
  • 「リーダーシップ」を発揮し、後輩の成長を促す
  • 組織の主体者として問題発見・課題解決に臨む

>中堅社員研修まとめはこちら

セットでおすすめの研修・サービス

20代向けキャリア研修~偶然の出会いを活かし、人生100年を充実させる

20代向けキャリア研修~偶然の出会いを活かし、人生100年を充実させる

時代の変化を理解し、人生100年時代における自身のキャリアをどのように充実させていけばいいのか学ぶ研修です。

20代の方を対象にした講義内容であり、同年代同士でのグループワークを想定しております。

>公開講座の詳細はこちら

>講師派遣型研修の詳細はこちら

中堅社員向けジョブクラフティング研修~目の前の仕事が、やりがいのある仕事に変わる

中堅社員向けジョブクラフティング研修~目の前の仕事が、やりがいのある仕事に変わる

仕事に追われて自身のこれからのキャリアや仕事の意義を改めて考える機会が減ってしまっていませんか。

今の自分の仕事をやりがいのある仕事に変える「ジョブクラフティング」という考え方で、より良い未来を切り拓くことができるでしょう。

>公開講座の詳細はこちら

1対1面談研修~部下のキャリア開発支援編

1対1面談研修~部下のキャリア開発支援編

社員の価値観が多様化したことにより、現場では社員1人ひとりの価値観を尊重しながらキャリア開発を支援することが求められてきています。それを実現させるためには、まずは部下の特徴・キャリア志向をよく理解することが不可欠です。

1対1面談の進め方を学び、スキル・経験などを整理するフレームワークを理解し、部下のキャリアをサポートできるように目指します。

>公開講座の詳細はこちら

>講師派遣型研修の詳細はこちら

関連記事

関連シリーズ一覧