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時間がない職場でも研修ができる!短時間の動画・eラーニングではじめるマイクロラーニングの実践

「社員に学びの機会を設けたいが、まとまった研修時間を確保できない」「業務が多忙で、教育の優先度が下がってしまう」

このような声を、多くの企業の人事・教育ご担当者から伺います。現場を止めずに人材育成を進めるには、限られた時間の中でも成果を出す学び方が求められます。

本記事では、近年注目を集めているマイクロラーニング(短時間で学ぶ教育手法)について、その特徴と効果的な活用方法をご紹介します。

「マイクロラーニング」とは何か~すき間時間を活かした新しい学びの形

マイクロラーニングとは、1本あたり数分〜十数分程度の短い動画やeラーニング教材を活用し、テーマを細かく分けて学ぶ教育の形です。短時間で集中して要点を理解できるため、従来の集合研修や長時間講義に比べて次のような利点があります。

  • すき間時間で学べる:業務の合間や移動中にも受講が可能
  • 繰り返し視聴できる:理解を深め、記憶を定着させやすい
  • 必要なテーマを選べる:役職やスキルに応じた学びができる
  • 受講のハードルが低い:どんな職場でも導入しやすい

短時間で学ぶことの目的は、「時間を削る」ことではなく、学びを止めない仕組みを現場に根づかせることにあります。

なぜ今、マイクロラーニングが注目されているのか

マイクロラーニングが急速に広まっているのは、働き方と教育の両面で変化が進んでいるためです。ここでは、その背景となる3つの要因を紹介します。

テレワーク時代に合う「時間も場所も選ばない教育」

テレワークやシフト勤務が増え、全員を同時に集めて研修を行うことが難しくなりました。短時間・オンデマンド形式の教材なら、各自が自分のペースで学ぶことができます。

業務を止めずに学びを続けられる「柔軟な教育スタイル」

業務を止めずに学びの機会を設けるには、柔軟な学びの形が欠かせません。マイクロラーニングは、時間や場所の制約を受けずに学びを継続できる仕組みです。現場の負担を抑えながら、社員一人ひとりの成長を支える教育スタイルとして注目されています。

現代社会で働くビジネスパーソンにフィットする「短く・実践的な学び」スタイル

変化の激しい現代社会で働くビジネスパーソンにとって、限られた時間の中で効率よく学ぶことが求められています。短時間で要点を押さえられる教材は、業務の合間にも取り組みやすく、忙しい日常の中でも知識を継続的にアップデートできる学びの形です。スマートフォンやPCなど、どこでも学べるスタイルは、働き方の多様化が進む現代のビジネス環境にも自然に馴染みます。

成果を出すマイクロラーニング教材のつくり方~3つの設計ポイント

マイクロラーニングを形だけ導入しても、成果は出ません。受講者の行動変容につなげるためには、次の3つの設計ポイントが重要です。

要点を絞る:「1テーマ・1メッセージ」

1本あたりの動画で扱う内容は、できる限り明確にします。「報告の基本」「フィードバックの伝え方」「ハラスメント防止」など、一つの行動・知識に焦点を当てると、記憶に残りやすくなります。

現場のリアルな事例を組み込む

「自分の仕事にどう関係するのか」が明確になると、受講意欲が高まります。実際の現場で起こりうるケースをもとに学べる構成が効果的です。

行動につなげる仕掛けを設ける(確認テスト)

動画視聴後に確認テストを設けることで、受講者が内容を理解できているかを確認できます。インプットだけで終わらせず、学んだことを自ら思い出し、答えることで定着が促されます。確認テストは、受講者の理解度を可視化し、学びを行動につなげる重要な仕掛けです。

成果を上げるマイクロラーニングの活用法 ~インプット・定着・均一化

研修前の事前学習で基礎をインプット(反転学習)

事前に動画で基礎を学ぶことで、研修当日は演習や意見交換に集中できます。反転学習の形を取ることで、短時間研修の生産性が高まります。

>反転学習の詳細はこちら

研修後のフォローアップで記憶を定着

時間の経過とともに忘れてしまう内容も、一定期間後の再視聴で思い出せます。短い教材で復習できる仕組みは、記憶の定着に非常に有効です。

OJTや新人教育で指導品質を均一化

現場の指導時間が限られる場合、動画を用いれば均一な指導が可能です。トレーナーと新人の認識を揃えることで、OJT全体の品質も向上します。

教育は続けられることが価値になる~短時間の積み重ねが行動を変える

どんなに優れた教材でも、続けられなければ成果にはつながりません。マイクロラーニングの価値は、短時間の学びを積み重ねることで、行動が変わることにあります。

時間・場所・費用の制約を超えて、「継続的に学びを届ける仕組み」を整えることが、組織を強くします。短い時間でも集中して学び、すぐに現場で試せる環境を整えれば、限られたリソースの中でも成果を上げることができます。

マイクロラーニングは、現場の制約に寄り添いながら成長を支える実践的な方法です。まずは小さなテーマから始め、少しずつ「学びが続く仕組み」を育ててみてください。

短時間で学ぶタイムマネジメント

本動画は、タイムマネジメントのエッセンスを凝縮し、短時間で効率的に学習する動画です。仕事におけるQCDR(品質、コスト、納期、リスク)の概念を理解した上で、優先順位の付け方や時間の使い方のコツを解説します。

準備と作業の連続処理による効率化、突発的な仕事への対応、人への依頼時の注意点など、すぐに実践できるテクニックを通して、自身の仕事の効率化を目指す内容です。

本動画のゴール

  • 仕事におけるQCDRを理解し、優先順位の付け方を学ぶ
  • 準備と作業の効率的な進め方を学び、生産性を高めるヒントを得る
  • タイムマネジメントの観点で、突発的な仕事への対応力について知る

よくあるお悩み・ニーズ

  • 締め切りに追われ、重要な仕事が後回しになってしまう
  • 仕事に集中できず、生産性が上がらない

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