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優秀な人材確保には、就活ハラスメント防止徹底!面接・インターンの注意点を動画研修で学び、公正な採用を実現

就活ハラスメントは、学生との信頼を損なうだけでなく、企業にとっても法的リスクや人材確保の難航につながります。安心して選ばれる企業であるためには、公正で誠実な採用活動が欠かせません。

本コラムでは、面接やインターンの場で気を付けるべき具体的な注意点を整理し、信頼を築きながら優秀な人材を確保するための実践的なヒント をご紹介します。

就活ハラスメントとは、採用現場で起こりやすい不適切な言動のこと

就活ハラスメントとは、就職活動中の学生に対する不適切な言動や圧力を指します。代表的な事例には以下があります。

  • 「恋人はいるのか」といったプライベートに関する質問
  • OB訪問で食事やデートに誘う
  • 採用の見返りに不適切な関係を迫る
  • 内定承諾と引き換えに他社選考を辞退させる(オワハラ)

特にインターンシップや説明会、採用面接など、学生との接点が多い場面ではリスクが高く、表面的には「昔からの慣習」と思える行動も、学生にとっては深刻な圧力となり得ます。

就活ハラスメントは、パワハラ・セクハラ・オワハラ・人権侵害の4種類に分類される

  1. パワハラ(圧迫面接)
    高圧的な態度や挑発的な質問で反応を試す行為。学生に過度なストレスを与え、現在では不適切な面接手法とされています。
  2. セクハラ
    恋愛や容姿に関する質問、個別の飲食の誘い、SNSへの干渉など。断りにくい状況を作りやすい点が問題です。
  3. オワハラ(就活終われハラスメント)
    「内定を出す代わりに他社は辞退するように」といった圧力や、承諾書の短期間での提出を迫る行為。
  4. 人権ハラスメント
    家族の職業や収入、宗教や思想信条など、能力と無関係なプライベート領域に立ち入る行為。就職差別につながり、法的リスクも伴います。

就活ハラスメントは、法的リスク・信頼低下・人材確保の難航を招く

ハラスメントは学生の就職活動を妨げるだけでなく、企業にとっても大きな損失を招きます。

  • 法的リスク:訴訟や損害賠償請求、刑事責任につながる可能性
  • 社会的信頼の低下:消費者や投資家からの評価悪化
  • 人材確保の難航:「ブラック企業」とのレッテルにより応募者減少や早期離職率上昇

一度の不祥事でブランドイメージが損なわれれば、回復には多大な時間とコストを要します。

公正で誠実な面接対応を徹底することは、就活ハラスメント防止の第一歩

学生の私生活に立ち入らず、能力や働き方に関する適切な質問に徹することが求められます。ここでは、面接で避けるべき禁止質問と、実際に聞いてよい適切な質問例を整理します。

禁止される質問例

  • 本籍・出生地
  • 家族の職業や収入
  • 宗教や支持政党
  • 思想信条
  • 住宅状況

適切な質問例

  • 「繁忙期に休日出勤をお願いする場合、対応可能ですか」
  • 「転勤の可能性がある場合、配慮が必要なことはありますか」
  • 「当社で働くうえで配慮してほしい点はありますか」

インターンシップでの注意点~従業員扱いを避け、支援姿勢を徹底する

就活ハラスメントが最も多いのはインターンシップの場です。そこで企業が徹底すべきルールとしては次のようなものがあります。

  • 学生は「職場体験をする立場」であり、雑用をさせない
  • 個人情報(家族構成や結婚・宗教など)を尋ねない
  • 社外での飲食や個別会食を避ける
  • 学生との連絡は必ず社内の仕組みを通じて行う
  • 「指導」ではなく「支援」の姿勢を重視する

インターンは学生にとって企業文化を知る貴重な機会です。ここでの誠実な対応が、採用ブランド向上につながります。

組織全体での防止策~教育・相談窓口・再発防止体制を整える

防止には個人の意識改革だけでなく、組織全体の仕組みが欠かせません。

  • 採用担当者・面接官・OB訪問対応者への教育を徹底する
  • 採用担当と独立した相談窓口を設置し、学生に周知する
  • 相談件数を定期的に分析し、採用プロセス改善に反映する
  • 発生時には迅速に事実確認、被害者保護、行為者への指導、再発防止策を実施する

学生との関係は「企業が選ぶ」だけでなく「企業が選ばれる」ものであることを常に意識することが重要です。

就活ハラスメント防止は、信頼を築き優秀な人材を確保する第一歩

就活ハラスメントを防ぐことは、学生との信頼を守るだけでなく、公正で誠実な採用を実現し、長期的な人材確保や企業ブランドの向上にもつながります。しかし、採用現場では無意識の一言や慣習的な対応が不適切な言動となり得るため、担当者一人ひとりが知識と具体策を体系的に理解し、組織全体で防止に取り組むことが欠かせません。

そこで効果的なのが動画研修です。動画なら現場で起こりやすい事例を整理しながら、禁止質問・適切質問やインターン対応など、実践に必要な知識を繰り返し学べます。採用担当者だけでなく面接官やOB訪問対応者も共通認識を持つことで、「安心して選ばれる企業」としての信頼を高め、優秀な人材の確保につながります。

就活ハラスメント防止講座

本動画では、就職活動中の学生に対するハラスメントについて、その定義から具体的な防止策まで、実践的な知識を習得していただけます。

就活ハラスメント(リクルートハラスメント、採用ハラスメント)の実態や、企業が抱えるリスクについて理解を深め、適切な採用活動を行うためのポイントを学びます。

また、インターンシップや面接での具体的なNG事例や、相談窓口の設置について、問題が発生した際の対応手順まで、実務に即した内容を解説しています。すべての就活生が安心して企業選びができる環境づくりのため、採用に関わる方々にぜひご確認いただきたい内容です。

本動画のゴール

  1. 就活ハラスメントの定義と具体的な事例を理解する
  2. 就活ハラスメントが企業にもたらすリスクを認識する
  3. 公正な採用選考の具体的な方法を習得する
  4. 就活ハラスメント防止のための具体的な対策を学ぶ

よくあるお悩み・ニーズ

  • 就活ハラスメントの具体的な事例や防止策を知りたい
  • 公正な採用選考の進め方について学びたい
  • 採用活動における適切なコミュニケーション方法を習得したい
  • 社内の採用関係者への教育に活用したい

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