インソース AIセールスストラテジー部

【特別対談】大手の厳選採用は中堅企業の絶好のチャンス!「地味だけど良い会社」が新卒採用で勝てる理由

大手企業が採用人数を絞り込む「厳選採用」を進め、ナビサイトの一括エントリーで母集団を集められずに苦戦する企業が増えています。しかし、この採用市場の変化は、中堅・中小企業にとって優秀な若手人材を獲得する「絶好の機会」でもあります。

「地味だけど良い会社」の魅力を学生に届けるTechBowl代表の小澤氏と、自社の新卒採用でTechBowlの新卒紹介サービスを活用し、大きな成果を実感しているインソース代表の舟橋。今の就活生のリアルな心理と、中堅企業が今とるべき採用戦略を語り合いました。

対談者

株式会社TechBowl 代表取締役 小澤 政生 氏

株式会社TechBowl
代表取締役 小澤 政生 氏

株式会社インソース 代表取締役 舟橋 孝之

株式会社インソース
代表取締役 舟橋 孝之

今こそ新卒採用に打って出る~「厳選採用」が中堅企業に開いた扉

ナビサイトの一括エントリーが空振りする時代

舟橋:日経新聞などの報道にもありますが、今、中堅企業にとっては新卒採用の絶好の好機が訪れています。例年採用に苦戦している中堅・中小企業からすると、「市場で何が起きているのか」が気になるところだと思いますが、現場の肌感としてはいかがでしょうか。

小澤:明確に潮目が変わっています。現在、大手IT企業などを中心に新卒の採用数を絞る動きが顕著で、例えば以前は30名採用していた企業が10名程度に絞り込む「厳選採用」へシフトしています。その影響もあり、従来の大型就職サイト経由の応募数が従来の3分の1程度にまで激減しているという声も耳にします。学生が一括エントリーしても、結果的に選考の歩留まりが悪く、企業側が会いたい学生と出会えていないのが現状です。

優秀な学生は、まだ市場に残っている

舟橋:一括エントリーのマス型採用が機能しづらくなっているわけですね。そうしたなかで、しっかりと費用対効果(ROI)を高める採用投資は可能でしょうか。

小澤:十分に上がりますし、確実にリターンは得られます。大手企業に流れていたような優秀な層が市場に残っており、アプローチの設計次第で中堅企業にも確実に振り向かせることができるからです。

「自分には何もない」と言う学生ほど、話を聞けば光る

選ぶのは得意、語るのは苦手~デジタルネイティブ世代の素顔

舟橋:最近の学生を見ていると、大学生でありながら高校生のように深く物事を考えられていない方が増えている印象があります。小澤さんは学生と接する中でどう感じていらっしゃいますか。

小澤:非常によく分かります。幼少期からスマホやSNSに囲まれて育ったデジタルネイティブ世代は、用意された選択肢から選ぶことは得意ですが、「自分自身の言葉で意見を述べる」ことが苦手な傾向があります。

不安が先に立ち、「ガクチカ」が言葉にならない

舟橋:自分が就職活動で何をすべきか、どこに就職すべきかを自力で突き詰めて考えられない状態でしょうか。

小澤:まさにそうです。まず「将来への不安」が先行してしまいます。「初任給はいくらもらえるのか」「安心して働ける職場なのか」「私でも受け入れてくれる企業はあるのか」といった不安が先立ち、過去の経験の棚卸しや自己表現の言語化が追いついていません。その結果、「自分にはガクチカ(学生時代に力を入れたこと)なんて何もない」と思い込んで自信を失ってしまうケースが非常に多いです。

素直な「掘り出しもの」は、丁寧な問いかけで見つかる

舟橋:少し成長のスピードがゆったりしている印象はありますが、決して能力が低いわけではなく、丁寧に話をきき、掘り起こせば光る「掘り出しもの」の人材はたくさんいますよね。

小澤:おっしゃる通りです。素直で純粋な学生がとても多いです。ただ、失敗を恐れるあまり「まず自分で動いてみる」「スピード感を持って挑戦する」という一歩目が遅くなりがちなだけなのです。

「地味だけど良い会社」が勝つ理由~AI時代にあえて人の手をかける

「紹介サービスは邪道」という考えを改めたわけ

舟橋:実は私自身、以前は「新卒採用で紹介サービスを使うのは邪道だ」と考えていた時期がありました。しかし今の学生の気質を見ていると、情報の海で迷子にならないよう、信頼できる誰かが伴走してナビゲートしてあげることが不可欠だと強く実感しています。実際にインソースでもTechBowlさんを活用させていただきましたが、非常にコストを抑えながら、自社にマッチした素晴らしい新卒社員を採用することができました。費用対効果の観点からも極めて優れた媒体だと感じています。

即戦力より、次の10年・20年をつくる新卒を

小澤:ありがとうございます。中堅企業が「即戦力の中途採用が欲しい」と考えるお気持ちもよく分かります。しかし、事業の変革期である今だからこそ、自社のカルチャーを体現し、次の10年・20年の未来を創る新卒採用が欠かせません。

知名度がなくても選ばれる会社は、「伝え方」を外から借りている

舟橋:世の中には「知名度こそ高くないが、事業基盤も理念もしっかりした良い会社」がたくさんあります。ただ、自社の魅力を学生目線でアピールするのが苦手な企業が多い印象です。TechBowlさんが学生にその企業の真価を紹介してくれて、さらにインソースが企業のPRや発信ノウハウを支援すれば、中堅企業の採用力は劇的に変わるはずです。

「断られた理由」が、学生に響く言葉を磨く

小澤:「学生への魅力伝達」と「企業のPR支援」というその両輪がまさに理想的です。TechBowlは後発のサービスなので、「大手に比べて登録学生データベースが少ないのでは?」と思われることもあります。ですが、私たちの強みは「データベースの規模」ではなく、「どうやって魅力的なメッセージを設計し、学生をアトラクト(惹きつけ)するか」という深い介在にあります。

具体的には、その企業の新卒社員になぜ入社を決めたのかを徹底的にヒアリングし、さらには「惜しくも他社に行ってしまった学生」にまで辞退理由をヒアリングして企業にフィードバックしています。その一次情報をもとに、今の学生にまっすぐ響くメッセージを企業と一緒に磨き上げ、ダイレクトに伝えています。

キラキラ企業に負けない~人の手で隠れた魅力を結びつける

舟橋:学生一人ひとりの悩みに親身になって向き合ってくれるからこそ、学生からの信頼も厚いですよね。何より素晴らしいのは、TechBowlさんが「地味だけど良い会社の味方」でいてくれることです。TechBowlさんが学生にインソースの良さを伝えてくれたと聞いた時は、本当に嬉しかったです。

小澤:学生はどうしてもネット上の表層的な情報や、いわゆる「キラキラした企業」に目を奪われがちです。しかし、本当に自分がやりがいを持って働ける環境は、知名度や見た目の華やかさとは別のところにあります。だからこそ私たちは、AIによる機械的なマッチングに逆行して、あえて「泥臭い人力」で学生の強みと企業の隠れた魅力を深く結びつけています。

舟橋:派手さはなくても、真面目で本質的な価値を持つ会社を、学生に対して正面からしっかりと後押ししてくれる。これこそが、採用に苦戦する中堅企業が今最も求めているパートナーの姿だと思います。

採用の進め方を変えた企業から、成果が出始めている~中堅・中小企業の新卒採用を成功させるために

大手の厳選採用によって、就職市場には優秀な学生が残っています。母集団の集め方を見直し、学生一人ひとりに自社の本質的な魅力を届けるやり方へ切り替えた企業から、成果が出始めています。

インソースは、自社の新卒採用での経験と採用・研修のノウハウをもとに、TechBowlと連携して「魅力があるのにアピールが苦手な中堅・成長企業」の採用を支援しています。母集団形成や選考の歩留まり、自社の魅力の言語化にお悩みの企業さまは、お気軽にご相談ください。

採用・新人教育支援サービス

インソースグループのソリューションを集結し、採用から新人教育のよくあるお悩みを解決します。

人材要件の定義や母集団形成、採用担当者の育成から、内定者・新入社員の育成、離職防止まで、各フェーズに応じて、さまざまなサービスを提供しています。

>採用・新人教育支援サービスの詳細はこちら

■関連読み物一覧

■関連シリーズ一覧

■新作記事