【病院・医療機関】6階層(1~3年目、主任、係長、科長・師長)向け
(若手~経営層)人材育成マトリックスに基づいた階層別教育
プランNo.0367
ドクター、看護師・技術者・事務職など、職種によらず6階層に分け、それぞれに習得すべきスキルレベルを設定する。患者様満足度、組織への貢献、チームワーク向上を図る
対象者・期間
業界・業種・規模
医療・病院機関
対象者
ドクター、看護師、事務職をはじめとするすべての医療従事者
期間
約1年間
問題意識・課題
- 【組織】科や部署間でうまく連携ができておらず、日々の業務に支障が出るなど組織力が低下している
- 【スキル】医療スキル以外の、一般的なビジネスパーソンとしてのマインドや基本マナー、コミュニケーションスキル、問題解決力が低い
- 【意識】社会から医療機関にCSも求められるようになってきたが、職員全体でみるとその意識にムラがある
問題の要因
- 職種別の医療スキルアップのステップは構築されているが、いわゆる「組織力」強化のための階層別教育が体系化されていない
- 限られたリソースを最大限に発揮するために、日々起こる問題をチームで一丸となって解決するスキルやコミュニケーションが不足している
- CSスキルを高め「選ばれる組織」を職員い一人ひとりが体現することが、健全な経営に貢献するということを理解できていない
課題に対する解決策
- 組織力向上のために、重点的にフォローアップが必要な入職1年目~3年目にそれぞれ年間を通して研修を行う。以降は主任・係長・科師長への昇格時の1年に研修を設定する
- 6つの階層ごとに身につけるべきマインドやスキルレベルを定義し、1ヶ月~2ヶ月に1度、5テーマほどの集合研修を実施する
- CSも含めた組織目標の達成に向け、部署や役職の違いを超え、連携する意識を醸成する
本プランの内容
入職1年目
まずは上司・先輩からの指導のもと、真摯にかつ前向きに業務に取り組む姿勢を育てます。医療行為の提供はチームワークです。メンバーに過不足なく情報を共有することの重要性を理解し、チームの一員として組織と患者様の両方に対して貢献する意識を醸成します。また、患者様に選ばれる医療施設であるためには、新人であってもお客様満足向上に寄与しなくてはなりません。一般的な新人が身につけておくべきビジネスマナーの基本を学び、現場での実践につなげます。
【想定研修】
新入社員研修~ビジネス基礎「チームで働ける新人になる編」(2日間)
新人・若手向けコミュニケーション研修~デキる「ホウ・レン・ソウ(報連相)」編(1日間)
CS・接遇研修(1日間)
入職2年目
1年目は上司・先輩からの個別に指示を受け、その指示を正確に全うすることが求められていました。2年目ともなればそういった具体的な指示がなくとも上席者の期待を理解し、自立して業務に従事できるようになるべきです。加えて、チーム内のメンバーの動きを幅広くとらえ、自分が担当する業務以外にも気を配り、先回りして後輩をフォローする、患者様が次に求めることを予測して動くといった周辺配慮の意識を磨きます。自部署メンバーの期待に応じたチームワークを発揮し、自身の成長のためにすすんで自己研鑽に励むことが大切です。
【想定研修】
新人フォロー研修~仕事の悩み解決編(1日間)
新人フォロー研修~壁を乗り越える編(1日間)
CS・接遇研修(1日間)
社会人1年目・2年目ステップアップ研修~周辺配慮とマナー編(1日間)
新人フォロー研修~成長のためのレジリエンスとコミュニケーション編(1日間)
入職3年目
3年目職員は、どの部署・職種でも「そのチームにおける中心的な業務担当者」として立ち回る機会が増す年次です。主体的に業務を遂行し、部署目標の達成に向けその役割を果たします。そのためには目的意識と仮説思考を身につけ、なぜこの業務が必要か、より正確でスピーディに処理するにはどうしたらいいのかを普段から考え、チームの活動が円滑に進むよう、積極的にコミュニケーションを図ります。後輩に対し具体的な育成・指導を行う担当者となることも多く、患者様の求めるCSレベルに後輩を導く役割も担います。
【想定研修】
若手向け研修~3年目フォローアップ編(1日間)
コミュニケーション研修~基本を理解する編(1日間)
若手向け研修~主体性発揮編(1日間)
CS・接遇研修(1日間)
はじめてのOJT研修~指導における不安を解消し、自信を持って新人・後輩指導を行う(1日間)
仕事の意欲向上研修~2-4年目向け(1日間)
タイムマネジメント研修~要素・配分・優先順位を考える編(半日間)
リーダー・主任級
チームの業務を率先垂範で推し進めるのが、リーダー・主任クラスです。日々起こる様々な問題を適切に判断し、上司や関係者と連携を図りながら、自部署の改善活動の実質的な推進者として役割を果たします。上席者が定める人材育成のゴールを理解し、計画的な育成の支援を行うのも果たすべき役割の一つです。自部署のCSレベル向上に向け、リーダーとして後進に対し教育・指導します。自部署内のハブ(接合点)となり、他部署との調整を円滑に行うためには、それまでの年次で身につけたコミュニケーション力をさらに高め、「相手に納得して動いてもらう」というスキルの習得が望まれます。
【想定研修】
支援型リーダーシップ研修~目標達成に向けて他者を動かすリーダーになる編(1日間)
アサーティブコミュニケーション研修(1日間)
OJT研修~部下指導編(1日間)
コーチング研修~基本編(1日間)
コミュニケーション研修~エトス・パトス・ロゴス強化編(1日間)
CS・接遇リーダー養成研修~基本編(1日間)
係長級
自部署の活動計画に達成指標を設け、進捗管理を行うのが係長級の方々です。自部署メンバーの業務遂行力を適切に把握し、指導担当者を指導、支援します。自部署の問題を分析し、要因を突きとめ、部署内で改善活動を検討・展開します。また、リーダーや主任級のメンバーと共に接遇リーダーとして自部署メンバーのCSレベルを把握し、組織が目指すCSレベル到達のための指導・教育を行います。他部署との調整・交渉を通して「組織の最適解を導き出す」ことも、求められる重要なスキルです。
【想定研修】
段取り研修~管理職としての基本的マネジメントスキルを理解する(1日間)
達成力強化研修~リーダーとして成果を出す4つの能力(1日間)
問題解決研修(1日間)
調整力発揮研修~ステークホルダーマネジメント編(1日間)
OJT研修~監督者向け(1日間)
管理責任者向けハードクレーム対応研修~招かれざるお客さまへの対応の仕方(1日間)
組織のタイムマネジメント研修~管理職の立場から組織の効率化を目指す(1日間)
科長・師長級
科長・師長・事務局長は、組織の施策を日々の活動計画に落とし込み、体制づくりを行うことです。人材育成の領域では、自組織が体現するCS要件と人材要件を定義し、中長期的な育成計画を立案します。他部署との折衝・交渉を担い、合意を得て組織全体の最適化を図ります。問題発生時には組織の方針に基づいて判断を下すだけでなく、再発予防策を講じます。
この階層には、常に「組織としてどうあるべきか」を自身やメンバーに問いかけ、社会や地域にとっての自分たちの存在意義を明らかにし、困難に対して一丸となるための指針を提示します。
【想定研修】
管理職研修~部署の戦略・施策の立案と実行編(1日間)
人材育成体系構築研修~育成計画作り実践編(1日間×5回)
管理職向けコンプライアンス研修~組織における不祥事防止(半日間)
リーダーとしての問題解決力向上研修~経営的視点と仮説思考で問題解決力を高める(1日間)
管理職研修~判断力・決断力向上研修(1日間)
タフ・ネゴシエーション研修~4つのスキル強化で困難な交渉をWin-Winに導く(1日間)
中級(課長級)管理職研修~PDCA・突破力編(1日間)
講師
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さらに効果的な教育を実施するためには
研修との併用でさらなるスキルアップが可能です。また、買い切りプラン、レンタルプラン、定額制プランの3つを、教育の目的、人数、期間に合わせて使い分けることで、コスト削減や効率的な教育を行うことができます。
研修前後にご利用いただける、アセスメントサービスもございます。各階層の現状のスキルを「見える化」し、研修効果を確認することができます。
人事サポートシステムLeafをご用意しております。受講者との連絡や出欠確認など、研修事務の効率化をはかる「研修管理」機能や研修内容の定着させる「課題・テスト」「動画教育」機能など、豊富な機能がございます。
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