2020年6月24日
企業の中途採用比率は、外資系企業で「9割以上」、日系企業では「5割程度」と回答するが最も多いことが、エンワールド・ジャパン(東京・中央、ヴィジェイ・ディオール社長)の調査で明らかとなった。
現在の中途採用比率を聞くと、外資系企業は「90%以上」が最多で52%、日系企業は「50~69%」が最多で30%となった。中途採用比率が50%を超えている企業は、外資系企業で79%、日系企業で62%だった。
厚生労働省が発表した「中途採用比率の公表義務化」(2021年4月施行開始予定、従業員301人以上の企業対象)について知っているか聞くと、「知っている」と回答した企業は外資系企業で20%、日系企業で14%と2割弱にとどまった。
「中途採用比率の公表義務化」は、企業にメリットがあると思うか聞くと「ある」と回答した企業は外資系企業で14%、日系企業で16%となり15%程度に留まった。「分からない」と回答した企業が最も多く、外資系企業で58%、日系企業で59%と約6割となった。
企業にメリットが「ある」と回答した企業にどの様なメリットがあると思うか聞くと、最も多かった回答は、外資系企業では「求職者が転職先を探す際の、公平な情報提供の機会となる」(80%)、日系企業では「求職者の応募を集めやすくなる」(67%)だった。
「中途採用比率の公表義務化」は、求職者にメリットがあると思うか聞くと、「ある」と回答した企業は外資系企業で42%、日系企業で46%と4割強だった。
求職者にメリットが「ある」と回答した企業にどの様なメリットがあると思うか聞くと、最も多かった回答は、外資系企業、日系企業ともに「転職の際に企業の体質を比較しやすくなる」となり、外資系企業で79%、日系企業で71%が回答した。
一方、転職サービス登録者を対象に「中途採用比率の公表義務化」について知っているか聞くと、「知っている」と回答した人は外資系企業社員で8%、日系企業社員で10%と1割以下となった。「知らない」と回答した人は 約7割(外資系企業社員72%、日系企業社員67%)だった。
また、「中途採用比率」のどの項目の比率に興味があるか聞くと、1位は「年代」(同55%、64%)だった。次いで「全体」(同46%、44%)、「職種」(同38%、41%)となった。
【中途採用比率のどの項目の比率に興味があるか トップ5】
1位 年代 (外資系企業社員55%、日系企業社員64%)
2位 全体 (同46%、同44%)
3位 職種 (同38%、同41%)
4位 管理職 (同29%、同35%)
5位 性別 (同25%、同23%)
配信元:日本人材ニュース
■関連記事一覧
更新
【人事評価制度への不満3】評価面談が苦手はただの言い訳。イケてない上司を脱却するマインドセットと準備
上司が評価面談から逃げようとしている様子は残念ながら部下にも伝わり、「自分は正当に見てもらえていない」「こんな人に評価されたくない」「こんな人を昇格させている組織に長く居てはいけない」とエンゲージメントを下げる要因になり得ます。
更新
【人事評価制度への不満2】通常業務ができないくらい面倒!真面目になんてやってられない
評価記録は何を使ってまわしていけばいいの?表計算ソフト、クラウド型評価システム、日報等のコメントフィードバックツール...それぞれを用いた場合のメリット・デメリットを解説します。
更新
「やる気が出ない」とはもう言わせない~部下のモチベーションを高める目標管理術
数値化した目標を部下が自分で立てられるように導きます。明日から使える目標管理スキルが身につきます。
更新
評価のブレを防ぎ信頼を築く!期末に押さえるべき人事評価6つのポイント
期末評価で陥りがちな心理的エラーを避け、公正で納得感のある評価を行うための6つのポイントと、評価の質を高める実践的な方法を解説します。
更新
評価の不満を解消する3つの解決策~人事評価制度の本当の役割は「人材育成」
人事評価に対する上司・部下からの不満には、主に3つの原因があります。これらを解消し、納得感のある公正な評価の仕方を学ぶ「評価者研修~公正な評価のポイントを学び、納得感のある評価を行う」を紹介します。
更新
360度評価
350度評価とは、アメリカにおいて能力開発のツールとして開発された考え方です。
更新
無理して働く疾病就業「プレゼンティーイズム」とは?〜疲弊する現場のケアで休職連鎖を防ぐ
職場内で相次ぐメンタルヘルス不調者の発症を防ぎ、人員不足や職場の士気低下を起こさないための人員管理術、職場環境の改善施策について解説していきます。
更新
KPIはノルマじゃない~KSFと組織目標から逆算する、KPI設計法
KPIとはあくまで「指標」であり、目標ではありません。本コラムでは、KPIの設定方法と、有効にするための改善サイクルの回し方を解説します。組織目標と連動したKPIを決め、必要に応じて見直しながら運用することが大切です。
更新
人材評価を語る
インソースでは「人材評価」について、適正な人事評価によって社員・職員の能力・資質を向上させることを目的にしている、と基本的に考えています。その「人材評価」の効果、特徴、内容等について、弊社代表・舟橋がインタビュー形式で語るページです。
■関連研修シリーズ
■関連商品・サービス一覧
更新
(半日研修)コンピテンシー基礎研修~成果につながる行動特性の理解と実践
更新
実践!評価者研修~目標設定・面談編(半日間)
更新
働く高齢者のための安全と健康管理
更新
喫煙防止講座~今吸っていないあなたにも
更新
メンタルヘルス(セルフケア)研修~自身のストレスへの対処法を学ぶ(冊子教材・テスト付き)
更新
レジリエンス研修~しなやかにストレスと向き合い、回復力を身につける(冊子教材・テスト付き)
更新
アクティブモチベーション講座~ポジティブな考え方で意欲をセルフコントロールする(スライド付き)
更新
評価者研修~下位評価の伝え方(半日間)
更新
コンピテンシー基礎研修~成果につながる行動特性の理解と実践(半日間)
下記情報を無料でGET!!
無料セミナー、新作研修、他社事例、公開講座割引、資料プレゼント、研修運営のコツ
※配信予定は、予告なく配信月や研修テーマを変更する場合がございます。ご了承ください。
配信をご希望の方は、個人情報保護の取り扱いをご覧ください。
無料セミナー、新作研修、他社事例、公開講座割引、資料プレゼント、研修運営のコツ

登録は左記QRコードから!
※配信予定は、予告なく配信月や研修テーマを変更する場合がございます。ご了承ください。
配信をご希望の方は、個人情報保護の取り扱いをご覧ください。
人事のお役立ちニュース