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競争に勝つための「アタマの良さ」と「マインドの強さ」~戦略思考は思考スキルの総合格闘技

戦略思考を言葉で定義するならば、「目的の達成に向けて、状況を把握し、勝ち筋を見つけ、それを実行に移すための思考力」ということになります。

別の言い方をするならば、何かを実現する上で必要な「アタマの良さ」と「マインドの強さ」と言えるかもしれません。

戦略は直観力から生まれる

「戦略」と聞くと、どちらかというと頭の中で策を捻り出すシーンが思い浮かぶのではないでしょうか。「あれはどうだろう、こうすればうまくいくだろうか」と、「論理的思考力」をフル稼働させながら試行錯誤している状態です。しかし、その段階では、実はもう頭の中に戦略は出来上がっていて、それを検証する際に使われるのが論理的思考力です。

つまり、その作業より前の段階で、「戦略を思いつく」必要があり、その時に使われる能力は、「直観力」なのです。

「意思」が戦略を実現させる

そうして出来上がった戦略は、いわば「絵に描いた餅」であり、それが実行に移されなければ目的は達成できません。そこで必要となる力が、「意思」です。戦略が斬新なものであればあるほど、実行には困難がつきまといます。最初は誰もが「そんなことできるはずがない」と行動に移そうとはせず、何とか動いてくれたとしても、戦略に対する理解が不十分だと、間違った方向に動かれてしまいます。その度に、繰り返し戦略の本質を伝えていく必要があります。

一見、ロジカルなアタマの良さだけで勝負するかのように思える「戦略思考」ですが、実は「ひらめき」や「ねばり強さ」といった、非論理的な要素も含めた総合格闘技的な思考スキルなのです。

戦略思考を組織全体に浸透させることのメリット

次世代リーダーの育成

戦略思考を身につけることで、組織のビジョンを掲げ、不確実な状況下でも大胆な意思決定を行い、メンバーの共感と主体性を引き出して実行に導く「総合的なリーダーシップ」が育まれます。そのような人材を育成できれば、次代を担うリーダーとして活躍することが期待できます。

市場での競争優位性の確立と維持

他社が模倣しにくい独自の価値提案やビジネスモデルを構築し、持続的な競争優位性を確立・維持することができます。結果として、市場シェアの拡大や収益性の向上につながり、組織の持続的な成長を支えます。

全体最適化による業務改善

個々の業務や部門の最適化に留まらず、組織全体の視点から業務プロセスを再構築し、ボトルネックの解消や非効率性の排除を可能にします。サプライチェーン全体や組織横断的な視点から効率的な業務フローを設計することにより、コスト削減につながります。また、これらの業務改善は、顧客対応のプロセスをスムーズにし、顧客ロイヤルティを高めます。

戦略思考研修~「意思」「直観」「論理」で目的達成のシナリオを描く

戦略思考とは、メタ思考のような直感力につながるような思考手段や、ロジカルシンキングのような論理性を重視した思考手段に加えて、自身を戦略主体の立場に置いて「自分事化」して考える意思の力も必要とされる総合的な思考方法です。

この思考スキルを習得することによって、組織から求められる目標達成のための施策の考案や課題の解決に活かしていただけます。

到達目標

  • 戦略的なものの考え方を実行するうえでのステップを理解することができる
  • ロジカルシンキングなどのすでに身につけたスキルの活用方法が分かる
  • 相手に納得させ、行動に移させるための戦略のストーリーが展開できる

よくあるお悩み・ニーズ

  • 戦略的な考え方が求められているが、今ひとつその本質がつかめない
  • ロジカルシンキングなどの研修を受講したが、戦略策定の場面で活かすことができない
  • 将来経営幹部として活躍できるよう、戦略を立てる立場の視点を養いたい

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管理職には、これまでの職位では求められなかった経営的視点を持ち、ミドルアップ・ミドルダウンの働きをしていくことが期待されるようになります。

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