結論から作る!すぐ使えるコンサル資料の作り方
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コンサルティング資料は、分析力や知見を伝えるための重要なアウトプットです。
しかし、内容が正しくても「結局何を言いたいのか分からない」「行動につながらない」と評価されてしまうケースも少なくありません。
本コラムでは、コンサルティング資料を書くときの手順を体系的に整理し、誰が読んでも理解でき、具体的な行動につながる資料を作るための考え方と実践方法を解説します。資料作成に悩む方が、明日から使える形で活用できる内容を目指します。
結論から行動までを一気に組み立てる資料作成の型
コンサルティング資料を作る際は、結論→理由→根拠→行動という順番で資料を構成することが、分かりやすく実践につながる資料作成の基本型です。
以下の流れに沿って説明します。
一言で結論を言い切る
コンサルティング資料の質を左右するのは、冒頭で示す「一言で結論を言い切る」です。これは、資料全体で最も伝えたい内容を、50字以内で端的に表したものを指します。
この一言が明確であれば、その後に書く理由や分析、具体策の方向性が定まり、資料全体の構成や情報の取捨選択が格段にしやすくなります。
結論は「なぜ正しいか」を3つの理由で示す
結論だけを示しても、読み手は判断できません。その結論が正しいと言える理由を、 3つ程度に整理して示すことが重要です。
たとえば成果を挙げる営業担当者について分析する場合、「どこを見ているのか」「何を確認しているのか」といった観点で理由を分解すると、結論の妥当性が明確になります。
成果を挙げる営業担当者が着目しているポイント
- 商談相手が意思決定権を持っているかどうか
- 先方の予算規模や決裁プロセス
- 表面的な要望ではなく、真の課題や背景
これらは特別な才能ではなく、視点の持ち方の違いに過ぎません。
このように理由を整理することで、結論が 現実的で再現可能であることを示せます。
根拠と分析手順を具体的に掘り下げる
理由を述べたあとは、その裏付けとなる根拠や分析の手順を説明します。ここで重要なのは、一気に結論へ飛ばないことです。
ヒアリング結果や調査データをもとに、「なぜそう言えるのか」「その理由は何か」を繰り返し掘り下げていきます。いわゆる トグルダウンの考え方です。
たとえば、「決定権者に早期に接触している」という事実に対して、なぜそれが成果につながるのか、さらにその背景にはどのような行動や思考があるのかを丁寧に説明します。
加えて、1つか2つ独自の切り口や分析手法を盛り込むことで、資料全体の説得力と読み応えが高まります。
何をすべきかを具体的な行動として示す
分析の最後に必ず必要なのが、「では何をなすべきか」を具体的に示すことです。抽象的な提言では、実務に落とし込めません。
たとえば、「当社が分析した5つの営業手法を徹底する」「成果を挙げている営業担当者の情報を文書化し、組織内で水平展開する」といった形で、行動レベルまで落とし込みます。
実際のアンケートでは見えなかったポイントが、インタビューによって明らかになることも多く、そうした 一次情報を基にした提案は高い実効性を持ちます。
コンサルティング資料は型を持つことで質が安定する
コンサルティング資料は、ひらめきやセンスだけで作るものではありません。 一言で結論を言い切るを起点に、理由、根拠、具体的な行動へと展開する型を持つことで、誰でも一定以上の品質を担保できます。
この型を意識して資料作成を行うことで、読み手にとって理解しやすく、実行につながる提案が可能になります。
まずは一言で結論を書くことから始める
コンサルティング資料作成で重要なのは、完璧な分析や表現を最初から目指すことではありません。まずは「この資料で何を言い切りたいのか」を一言で書き出し、そこから理由、根拠、行動へと展開していくことが大切です。
今回紹介した結論→理由→根拠→行動という型を意識して資料を作れば、誰でも分かりやすく実践につながるコンサルティング資料を作ることができます。
最初は慣れないかもしれませんが、この手順を繰り返すことで確実に質は向上します。今日から一言で結論を書き出すことを意識して、より良い資料作成に挑戦してみてください。
【コンサルタント養成シリーズ】「資料化する力」養成研修
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中でも資料作成スキルは基本中の基本として必要不可欠であり、コンサルタントの仕事の実に8割に及ぶといわれるほどです。研修では、PowerPointを使い、図・表・グラフを活用してわかりやすい資料を作ることに焦点を当ててお伝えします。
本研修のゴール
- PowerPointでの資料構成のポイントを理解する
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読み手に伝わり、行動を起こさせるための資料を作る上で、最低限知っておくべきデザインの基礎知識と、時短テクニックをお伝えします。
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情報活用力養成研修~情報の収集・整理・分析編
本研修は、現在抱えている課題について対策を考える時に、情報をどのように活用すれば良いのか、が分かる研修です。
まず仮説を立てることの重要性を認識していただきます。そのうえで、その仮説に沿って必要な情報を収集し、集めた情報を精査・分析する方法を学びます。最後に、分析結果をもとにした対策の立案ができるようになっていただきます。
※持ち込んだPCのご利用はできません。


