コンピテンシー面接とは？「その人らしさ」を見抜く採用面接のコツとポイント

具体的なエピソードを通じて候補者の強みや弱みを浮き彫りにする

従来型の面接では、面接者が知りたいことをそのまま質問することが一般的です。例えば、「もし、先輩と意見が対立した場合、あなたならどうしますか？」とたずねます。
応募者も、どう答えれば採用に有利かを考慮しつつ答えます。前もって答えを準備して面接に望むことも可能です。

一方、コンピテンシー面接では、質問する内容は基本的に過去の事実です。例えば、「アルバイトの仲間同士で意見が対立したとき、あなたはどのように解決しましたか？」といった質問をします。過去の事実を通してその人がどう行動するかを掴むことがねらいです。応募者にとっては、意図的に採用に有利になるような答え方がしづらくなります。

コンピテンシー面接では、具体的なエピソードを通じて候補者の強みや弱みを浮き彫りにします。困難なプロジェクトをどのように乗り越えたか、チーム内での役割や貢献度など、具体的な事例を掘り下げることで、候補者の実力を見極めることができます。単なる表面的な回答からではなく、実際の行動に基づいた採用ができるわけです。

良い人材を見抜くための採用面接研修

採用面接活動に関わる面接者には、面接の進め方、面接者としてのNG質問の知識や応募者の能力を見抜く洞察力と評価の仕方、質問の仕方ができるスキルが必要です。

組織の将来を担う人材を確保する担当者としての役割をしっかりと認識し、採用面接者としてのマインドと知識・スキルを習得すると共に、模擬面接を通して実践力を身につけます。

セットでおすすめの研修・サービス