インソース マーケティング&デザイン室

メンターもメンティも成長する!メンターのための気持ちのサポートと建設的なフィードバックの両立

メンター制度は、メンティ(指導を受ける側)とメンター(指導する側)の双方にメリットをもたらし、組織全体の活性化に貢献する優れた仕組みです。特に、メンターがメンティを「気持ちの面からサポート」し、成長を促すためには、適切なスキルと心構えが不可欠です。

本コラムでは、相手の成長を支援する「メンターとして話をきく」ことと、自他を尊重して意見を伝える「アサーティブコミュニケーション」を組み合わせて学ぶ方法をご紹介します。これらのスキルを習得することで、メンティとの間に深い信頼関係を築き、より建設的なフィードバックが可能になります。さらに、メンター自身のストレス軽減にも繋がり、健全で持続的なメンターシップを築く助けとなるでしょう。

インソースの公開講座セットプラン
メンター向けスキルアッププラン~メンティとのコミュニケーションスキルを強化する」はこちら

メンティを支え、成長を促すための対話術

メンター研修~メンティのよき相談相手となるのトップ画像

メンターとしてメンティをサポートする際、その役割や具体的な対応に不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

メンター制度は、新入社員や後輩のよき相談相手となり、彼らのモチベーション維持やキャリアアップ、ひいては離職防止にも繋がると期待されています。メンターに求められるのは、メンティの「気持ちのサポート」であり、これを実現するためには特定の心構えとコミュニケーションスキルが不可欠です。

メンティが安心して話せる関係を築くためには、まず「メンターとは何か」を深く理解し、自身の役割を認識することが重要です。また、メンティの立場に立って、どのようなサポートを望むかを考えることで、より適切なアプローチが可能となります。メンタリングは、コーチングやOJTとは異なる特性を持つため、その違いを明確に理解し、状況に応じて使い分ける視点を持つことが肝要です。

具体的なコミュニケーションスキルとしては、メンティの言葉に耳を傾け、真意を引き出すための「聴く力」と「訊く力」を強化することが挙げられます。

メンターに必要な2つのコミュニケーション力

メンターに必要なコミュニケーション力には、主に「聴くスキル」と「訊くスキル」の2つのポイントがあります。

  • 「聴くスキル」では、相手の話を遮らずに最後まで聴き、共感を示すことで信頼関係の土台を築けます。
  • 「訊くスキル」では、適切な質問を投げかけることで、メンティ自身が解決策を見つけ出す手助けをし、彼らの思考を深めることができます。

また、メンティの成長を促すためには、彼らの良い点を見つけ、効果的なフィードバックを与える視点も重要です。モチベーションを向上させるフィードバックにはポイントが2つあります。

  • メンティの心情を理解し、話しやすいきっかけを作ること
  • 具体的な行動や成果を褒めることで、彼らの自信を育むこと。フィードバックはメンティへの「ギフト」と捉え、ポジティブな成長を後押ししましょう。

実践的なケーススタディを通じて、不平不満が多いメンティや自己表現が苦手なメンティなど、様々なタイプに応じた具体的な対応方法を学ぶことで、実際のメンタリングに自信を持って臨めます。

【公開講座】メンター研修~メンティのよき相談相手となる

メンターとしての役割を理解し、メンティとの信頼関係を築くためのコミュニケーションスキルを習得する研修です。

メンティの成長を促すための「聴く」「訊く」「伝える」スキルを身につけ、モチベーションを向上させるフィードバック方法を学びます。

>公開講座の詳細はこちら

自他を尊重し、建設的な意見を伝える方法

アサーティブコミュニケーション研修~自他尊重のスタンスで言いにくいことを伝えるのトップ画像

職場では、時には言いにくいことを伝えなければならない場面に直面します。そのような時に、相手を不快にさせずに自分の主張をうまく伝えるスキルがアサーティブコミュニケーションです。

アサーティブとは、相手の状況や気持ちを尊重しながら、自身の主張を正直に伝えることを意味します。このスキルを習得することで、コミュニケーションにおけるストレスを軽減し、自信を持って業務に臨めるようになります。

アサーティブコミュニケーションで大切なこと

まず、自身のコミュニケーションパターンを客観的に把握し、どのような状況で言いたいことが伝えられなくなるのか、あるいは意見を主張しすぎて反発を受けてしまうのかを知ることが出発点です。自分の思考の癖を理解し、変えるべき考え方を知ることで、アサーティブな思考を身につける道が開かれます。

意見を伝える前には、自分の感情を整理することが重要です。感情に流されず、冷静に状況を客観的に捉える姿勢が、相手に納得してもらえる伝え方の土台となります。

アサーティブな伝え方の4ステップ

アサーティブコミュニケーションにおける伝え方には、4つの重要なステップがあります。

  1. 状況を客観的に伝える:感情を交えず、事実に基づいて状況を説明します。
  2. 相手の話を受け止める:相手の言葉に反応を示し、「聴いている」ことを明確に伝えます。
  3. 自分の考えを伝える:主語を「私(I)」とした「Iメッセージ」を活用し、自分の意見や感情を正直に表現します。
  4. 論点を確認し、最良の解決策を導き出す:お互いの意見を踏まえ、共に解決策を探る姿勢を示します。

これらのステップを、具体的なケーススタディを通じて実践的に練習できます。異動してきたベテラン従業員への処理手順の変更依頼や、参加必須ではない説明会への欠席依頼など、多様な場面でのシナリオ作成やロールプレイング、振り返りを通じて、実用的なスキルを習得できます。これにより、難しい場面でも自信を持ってアサーティブに対応できるようになるでしょう。

【公開講座】アサーティブコミュニケーション研修~自他尊重のスタンスで言いにくいことを伝える

相手を尊重しながら、自分の意見や気持ちを正直に伝えるためのアサーティブコミュニケーションスキルを習得する研修です。

アサーティブな考え方と具体的な伝え方を学び、職場での建設的な人間関係構築を目指します。

>公開講座の詳細はこちら

相互理解を深め、より良い関係を築くために

本コラムでは、メンターとしての対話術と、自他を尊重したアサーティブコミュニケーションの重要性、そして具体的な実践方法をご紹介いたしました。メンターとしてメンティの成長を支援すること、そして言いにくいことを円滑に伝えることは、職場の人間関係を豊かにし、生産性を向上させる上で不可欠な要素です。

メンター向けスキルアッププラン~メンティとのコミュニケーションスキルを強化する

このように、「メンターとして話をきく」ことと、自他を尊重して意見を伝える「アサーティブコミュニケーション」という2つの視点から、段階的かつ実践的にコミュニケーションスキルを高めていくことが可能です。そして、これらを一貫して体系的に学べるのが、インソースの公開講座セットプラン 「メンター向けスキルアッププラン~メンティとのコミュニケーションスキルを強化する 」です。

公開講座セットプランは、国内最多のカリキュラム数を誇るインソース公開講座の中から厳選された、複数研修のセットです。プランのご紹介ページから、複数研修へボタン一つでお申込みいただけます。1つの研修だけではなかなか学びきれない複合的なスキルを身につけ、中・長期で目指すべき人材になるための選択肢として、ぜひご活用ください。

インソースの公開講座セットプラン
メンター向けスキルアッププラン~メンティとのコミュニケーションスキルを強化する」はこちら

セットでおすすめの研修・サービス

公開講座セットプラン

公開講座セットプラン

年間受講者数10万人を超えるインソース公開講座の、複数研修のセットプランをご紹介します。

数ある講座の中から、教育効果を高めるための複数研修のセットを検索いただけます。新たに公開講座をご導入いただく際や、課題に対する研修企画の際に、ぜひご活用ください。

>サービスの詳細はこちら

人財育成スマートパック

人財育成スマートパック

人財育成スマートパックとは、公開講座や動画教材・eラーニング、テキスト教材など、インソースの様々なサービスをお得にご利用いただける、ポイント制割引サービスです。

機能が豊富な「かんたんお申込みシステム WEBinsource」を使って、ポイントを管理しながらご利用いただけます。前もってご購入いただくため、年間の育成計画・予算が組み立てやすくなるだけでなく、購入ポイント数に応じ、例えば公開講座なら最大50%の割引が適用されるなど、お客さまのメリットが多いサービスです。

>サービスの詳細はこちら

Leaf Lightning

アクティブユーザー数449万人以上LMS機能数日本NO.1研修のプロ、インソースが作った日本最大級のLMS

Leaf Lightningは日本最大級のLMS「Leaf」をベースに、より快適な利用を求めて進化したLMSです。

盤石なセキュリティ体制はそのままに、充実の機能がデフォルト搭載。研修・教育を知り尽くしたインソースが開発し、お客さまの「かゆいところに手が届く」システムを提供しています。

>サービスの詳細はこちら

関連記事

関連研修シリーズ