「稟議が通るハラスメント対策」実施のポイントとは?~ハラスメントリスクアセスメントの5つのメリット
「ハラスメント対策、とりあえず動画視聴はしてるけど、本当にこれで良いのだろうか...」
「本当に受けてほしい人は、ハラスメント研修を受けに行ってくれない...」
「表面化しているハラスメントはほんの一部で、実態としてはもっと発生してるかも...」
このようなお悩みをお持ちの人事・研修のご担当者様は、「ハラスメントリスクアセスメント」をご検討ください。
アセスメントの力で、「やっている感」だけの対策から脱却
ハラスメントリスクアセスメントは、貴社のハラスメントに関する現状を定量的に把握し、具体的な課題と効果的な対策を優先順位付けし、納得感のある教育施策へと繋げるツールです。
多くの組織が頭を悩ませるハラスメント問題に対し、漠然とした不安を解消し、具体的な解決策を導き出します。
ハラスメント対策は、もはや「やっている感」だけでは不十分です。
法改正による組織の義務強化はもちろんのこと、ハラスメントが引き起こす組織風土の悪化、生産性の低下、そして最悪の場合、組織のレピュテーション(評判)失墜といったリスクは計り知れません。
ハラスメントリスクアセスメントが貴社にもたらす、5つのメリット
一方で、「どこから手をつければ良いのか分からない」「研修は実施しているけれど、本当に効果が出ているのか?」といった声もよく聞かれます。そこで、ハラスメントリスクを可視化するアセスメントサービスが、これらの課題を解決します。
メリット1.定量的に課題を整理できる~漠然とした不安を「見える化」
「この部署で、ハラスメント気質の上司が多いと聞いている」
「あの部署で、最近よく問題が起きているらしい」
このような感覚的な情報だけでは、具体的な対策は打てません。アンケート調査やヒアリングを通じて、ハラスメントの実態や潜在的なリスクを定量的に把握する必要があります。
例えば、「パワーハラスメントに関する認識のズレが、A部署内の上司と部下では〇%差がある」「B部署で、男女による扱いの差に関する問題意識を持っている人が多い」といった、具体的な数値データとして課題を整理します。これにより、社内のどこに、どのようなハラスメントリスクが潜んでいるのかが明確になります。
【アセスメント活用のためのTodo】
- ハラスメントに関する現状を数値で把握し、社内報告書や資料にまとめる
- 部署別、階層別など、詳細な分析結果から具体的な課題箇所を特定する
メリット2.対応事項を優先順位付けできる~限られたリソースで最大の効果を
アセスメントから洗い出される課題は、多岐にわたります。しかし、全てを一度に対応することは現実的ではありません。アセスメントの結果に基づき、貴社の状況に合わせた対応事項の優先順位付けを行う必要があります。
「まずは組織全体のハラスメントリテラシー向上から取り組むべきか」
「管理職層への重点的な指導から始めるか」
「年代で分けてそれぞれに研修を実施するか」
など、喫緊の課題や影響度の大きいリスクから順に対策を講じることで、限られた時間や予算を最大限に活用し、効果的なハラスメント対策を進めることができます。
【アセスメント活用のためのTodo】
- アセスメント結果受領後、優先順位に基づいて、具体的なハラスメント対策の年間計画を策定する
- 年間計画策定後は、関係部署と連携し、優先度の高い対策から実行フェーズに移る
メリット3.教育施策への稟議の根拠となる~納得感のある投資判断を
ハラスメント防止のための教育研修は重要ですが、その予算獲得に苦労されるケースも少なくありません。アセスメントによって得られた定量的なデータは、教育施策の必要性を明確に示し、経営層への稟議の強力な根拠となります。
メリット1で可視化された根拠を基にした具体的な説明が可能になり、ハラスメント対策への投資が単なるコストではなく、組織のリスクマネジメントや生産性向上に繋がる「先行投資」であることを納得感を持って示すことができます。
【アセスメント活用のためのTodo】
- 稟議書作成時、アセスメントで得られた具体的な数値を引用し、研修の必要性と期待効果を明記する
- 経営層に対し、データに基づいた客観的な説明を行う
メリット4.対象者を洗い出せる~研修受講者の選抜や、効果的な人員配置を
「とりあえず全員に研修を受けさせる」という方法では、効果が薄い場合があります。なぜなら、本当にハラスメントリスクの高い人材ほど、新たな価値観や常識を受け入れ難く、自分ゴトにしていないからです。
アセスメントによってハラスメントリスクが高いと特定された層や、ハラスメントに関する認識が低い層を明確にすることで、ハラスメント防止研修の受講者を効果的に選抜することが可能になります。これにより、研修コストの最適化はもちろんのこと、本当に研修が必要な人に集中的に教育機会を提供することで、研修効果を最大化し、組織全体のハラスメントリスクを効率的に低減させることができます。
とはいえ、実際にハラスメントリスクの高い人材を名指しして、教育を受けさせるのは難しいかと思います。また、いくら教育を施しても改善しないケースも、実態としては少なくありません。
そこで、場合によっては人員配置にメスを入れるのも手です。例えば、高リスクの人材を社長直属の特別部署に配置し、部下を持たせずに単独で業務にあたるようにする、などの方法が考えられます。
【アセスメント活用のためのTodo】
- アセスメント結果を基に、優先的に受講させるべき対象者(部署、役職、勤続年数など)を決定する
- 選抜された受講者に対し、なぜ彼らが選ばれたのかを明確に説明する
- ハラスメントリスクを低減するための、人員配置を検討する
メリット5.ハラスメント防止研修受講生への納得感~なぜ学ぶのかを明確に
ハラスメント防止の教育を実施する際、研修や動画視聴の受講者側からすると、「自分にはあまり関係ないけど...」「なぜ今、この研修を受けるのだろう?」という疑問が生じることもあります。アセスメントの結果から導き出された具体的なデータや、組織全体の課題を共有することで、研修受講者へ納得感を与えることができます。
「自分たちの組織で実際に起きている課題を解決するために、この学びが必要なのだ」という意識が芽生えることで、受講者の主体性が向上し、研修内容の理解度や実践への意欲が高まります。結果として、ハラスメント防止への意識が組織全体に浸透しやすくなります。
【アセスメント活用のためのTodo】
- アセスメント結果から明らかになった課題を共有し、社内教育の意義を伝える
貴社のハラスメント対策を「点」から「線」へ
ハラスメントリスクアセスメントは、単なる現状把握に留まりません。定量的な分析に基づき、貴社の課題に合わせた最適な対策を立案し、その後の教育施策へと繋げることで、ハラスメント対策を「点」ではなく「線」として体系的に進めることを可能にします。
インソースでは、漠然とした不安を解消し、明確な次の一手を見つけるために、多様なハラスメント防止教育のコンテンツと共にハラスメントリスクアセスメントを提供しています。貴社の健全な組織づくりをサポートさせていただきますので、ぜひこの機会にお問合せください。
ハラスメントリスクアセスメント
完全匿名のシステムを用い、ハラスメントリスク度・組織の状態・特有の要因や背景を見える化するアセスメントサービスです。組織内のハラスメント行為認識率や、加害行為の自覚率も数値化します。
セットでおすすめの研修・サービス
ハラスメント防止研修
時代の変化に伴い、ハラスメントの形や適切な対策・アプローチ方法も変化しています。インソースでは、その変化に寄り添い、研修開発をしています。
ハラスメントリスクアセスメントの結果をもとに、貴社にとって最も効果的な研修をお選びいただけます。
エンゲージメント診断
本サービスは従業員エンゲージメントの向上を目指して、組織課題を可視化するアセスメントです。従業員と組織の満足度を定量的に調査することで、どの対象にどのような施策を講じればよいのかを考える際の基礎情報として活用することができます。
エンゲージメントの見える化に留まらず、不満の原因を探る問いを設定したり、設問自体を人事部門の関心事にあわせてカスタマイズしたりすることで、アセスメント実施後の効果的な施策検討につながる調査を実施できます。
1対1面談研修~部下のキャリア開発支援編
本研修は、実際に面談をする管理職・リーダーが、1対1面談でどのように部下の特徴・キャリア志向を把握していくか、フレームワークをお伝えしていきます。さらに、ワーク、ケーススタディでの実践を通して、部下のキャリア開発を促す1対1面談ができるようになることを目指します。
階層別テスト|ビジネスで必要な「知識」と「活用力」を測定するテスト
「階層別テスト」は、若手・中堅・ベテラン・初級管理職・上級管理職に「いま」必要なスキルが一目でわかるアセスメントサービスです。
ビジネスパーソンに求められるスキルを洗い出し、これらのカテゴリ・スキルについてビジネスの場面で必要な「知識」を問うとともに、ケーススタディなどを通じてそれを「活用できる力(活用力)」を有しているかどうかを測定します。
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