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ハラスメントを予防、防止するための方法

人事担当者30のお悩み

悩み
「どこまでが指導になり、どこからがパワハラと受け止められるのかが分からず、指導や指摘がしづらい」という声が現場からよく聞かれる。どのように対応すれば良いのか?
回答

ハラスメント防止教育を全組織で行うことが有効です。例えばパワハラは上司から部下に対するハラスメントに目が行きがちですが、同僚間、部下から上司へ、などの事例も含まれます。ハラスメントの事例数は年々増えてきているため、組織に属する人全員に意識づけを行う必要性が高まっています。

ハラスメントの予防・防止への具体的な対策として、以下の方法があります。

1.組織としてまず行なうこと
  →従業員(職員)意識調査を全組織で行う
  →相談窓口を設置し、担当セクションが全社員・職員に周知する
2.人事担当者として行うこと
  →研修や朝礼などで、ハラスメントについての判例を提示する
  →従業員(職員)意識調査や研修などを定期的に行い、注意喚起
  を行う
3.個々人がそれぞれ取り組むこと
  →こまめにコミュニケーションを取るようにする

ハラスメントの予防・防止への意識を高める必要性が高まっている

2014年の男女雇用機会均等法の改正で、セクシャルハラスメントについて「予防・事後対応の徹底」が盛り込まれました。また、コンプライアンスとして様々な取り組みを行う組織が増えている今の世の中の流れからすると、これからますますハラスメント予防・防止への意識を高めていかなければならないでしょう。

従業員(職員)意識調査を全組織で行う

今まで特に、ハラスメントへの対策を取っていなければ、全社員・職員を対象に意識調査を行って現状を把握しましょう。その意識調査により、目の届かない場所でハラスメントが横行していたり、など、思わぬ事態が発覚するケースも少なくありません。

相談窓口を設置し、担当セクションが周知させる

次に組織内・外に相談や解決の窓口を設置し、ハラスメントの相談窓口が組織内・外にあることを、全社員・職員に周知徹底させましょう。相談窓口の概要と連絡先を掲載したポスターを社員・職員の目が届きやすいところに掲示している組織もあります。また、"必ず守秘義務を守る"という但し書きもあわせて記載しましょう。ハラスメントの事例は、なかなか人に言い出せない内容のものがほとんどです。気軽に相談できる場所があることは、社員・職員の安心感にもつながります。

ハラスメントについての判例を提示する

これまで裁判になったハラスメント事例などを調べ、その結果も含めて、全社員・職員に提示しましょう。これを読むと、具体的にどういった内容がハラスメントに当たるのかが端的に分かります。また、その事例にはこの処遇が相当である、というハラスメントとしての重さも理解しやすくなります。

注意喚起として研修などを常に行う

ハラスメントについてはなかなか普段から意識することが難しいので、毎年ハラスメント防止研修を行う、など、定期的に注意喚起を行う組織も多いです。上記の相談窓口のポスターは、日々の注意喚起にも役立ちます。定期的に全社員・職員の意識調査を行ったり、朝礼や定例ミーティングなど、社員・職員が集まる機会にあわせて、ハラスメントについての注意を行うのも手段のひとつです。
また、特にセクハラ対策になりますが、セクハラをされた時に、きちんと、そして上手く相手に"NO"と言えるように、セクハラの対象になりがちな女性を対象にアサーティブ・コミュニケーション(※)研修を行うのも有効です。

※アサーティブ・コミュニケーション
自他尊重をした上で、人間関係を円滑に保ちながら、言うべきことを言うためのコミュニケーション方法

こまめにコミュニケーションを取るようにする

日々、良質なコミュニケーションを取るように心がけていると、その相手と良好な人間関係が築けます。良好な人間関係が成り立っている相手に対し、ハラスメントと受け取られるような言動を行うことはなかなか考えられません。きちんとコミュニケーションが取れていて、相手がどういう人柄なのかが良く分かっていれば、相手がどういうつもりで、その発言をしたかの真意も理解しやすいので、ハラスメントと誤解されることも少なくなるでしょう。

また、良好なコミュニケーションによって話しかけやすい雰囲気を作っておくのも、何が起きたときに身近な人に相談しやすくなり、ハラスメントの芽を未然に摘むことにつながります。

常に相手に配慮した態度で接することが重要

ハラスメントには、パワハラ、セクハラだけでなく、マタハラ(マタニティハラスメント)、モラハラ(モラルハラスメント)など、様々あります。"ハラスメントの明確な線引き"というものはありません。しかし、同じ言動でも、受け取る側によって捉え方は異なります。また、同様な事例でも、行為者が異なればハラスメントになる場合もあり得ます。要は個々のコミュニケーションの取り方や各人それぞれが持つ意識のギャップが、ハラスメントを生む要因です。よって、常に相手への配慮を持った態度で接することが、ハラスメントの予防・防止につながります。


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