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レジリエンス

レジリエンス(resilience)とは、脆弱性(vulnerability)の反対の概念で、弾力・回復力・復元力といった意味があります。元々は物理学や生態学などの分野で使われていた言葉ですが、近年では心理学における「困難な状況から回復し、乗り越えるために必要な個人の力」としての意味が注目されています。

現代のビジネスパーソンは、成果主義の導入による競争激化や、働き方の多様化を受けて複雑化する人間関係など、様々なストレス要因に囲まれています。このような時代においては、ストレスはむしろ自身の成長のためのチャンスと前向きに捉え、厳しい環境に立ち向かうことのできる力、すなわちレジリエンスの高い人材を育成することが組織の継続的な発展につながります。

レジリエンスの第一人者と言われているアメリカの心理学者ライビッチ博士によると、レジリエンスを構成する6つの要素があります。

① 自己認識
自身の強みや弱み、人生における目的や価値観など、自分のことを常に正しく認識する
② 自制心
状況や環境変化によって陥りやすい自身の感情や思考パターンを知り、制御する
③ 自己効力感
自分には問題を解決する力がある、という自信と勇気を持つ
④ 楽観性
単なる楽観主義ではなく、自ら挑戦することで未来を変えられるという確信を持つ
⑤ 精神的敏捷性
物事を大局的に捉え、感情的ではない冷静な行動に結びつける
⑥ 人間関係
いざというときに助けてもらえる、日頃から良好な人間関係を構築する

これら6つの要素を個人の中に育み、高めていくことで、自分には価値があると感じる気持ち、つまり「自尊感情」が高まります。長所も短所もある自分を認めたうえで、いかなる状況においても自分の感情や行動はコントロールできる、という自信を持つことが逆境を乗り越えるための力となります。

従業員のレジリエンスを向上させるには、感情コントロールのためのスキルや気持ちの切り替え方が身につく研修を実施するのがおすすめです。また、職場の心理的安全性を高め、良好な人間関係を構築できる環境を整えることも重要です。労働環境を改善し、一人ひとりの健康や働きやすい環境をつくる施策を通じて、組織全体のレジリエンスを高めていきましょう。

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