インソース 第四営業本部

いつもの仕事に「4つの習慣」を加えるだけ。あなたの可能性を拓くマネジメント能力の育て方

仕事をしていく中で、自分のスキルに不安を覚えたことはありませんか。

何か新たなスキルを身につけるにもその時間を捻出することが難しかったり、新たな環境に身を置くのが面倒という方も多いと思われます。

本コラムでは、今の自分に漠然と焦りや悩みがあるものの、何かを新たに始めるには腰が重い人に向けて日常業務でできるマネジメント能力の育て方をご紹介します。

マネジメントは誰でも挑戦できるコスパに優れた能力

マネジメントと聞くと「難しそう」「まだ早い」「自分には関係無い」などと思う方も多いかもしれません。しかし、それは大きな誤解です。マネジメント能力は、一部の限られた人だけが持つ特殊なスキルではなく、普遍的なスキルだからです。

具体的な例としては、以下の点が挙げられます。

  • 誰もが毎日の業務の中で育てられる
  • 4つの習慣ですぐに始められる
  • 信頼関係構築と成長につながる
  • 新たな環境への挑戦にも役立つ

このように誰でも挑戦しやすいにも関わらずメリットが多く、費用対効果や時間対効果が非常に優れているからです。

誰もが毎日の業務の中で育てられる

マネジメントというと「管理職の仕事」と思われがちですが、実際には役職や年齢に関係なく、多くの人に取り組む機会があります。

例えば以下のような業務では、マネジメント能力があれば得られる成果も大きくなります。

  • 手が回っていない後輩や同僚の業務をサポートする
  • 同じ業務をチーム内で分担して進める
  • チームの業務進捗確認や上司への報告を行う

このような業務に関わる機会がある方なら、既にマネジメントに挑戦する環境は整ってます。マネジメントスキルは、毎日の勤務時間の中で鍛えられる能力なのです。

4つの習慣ですぐに始められる

マネジメントには「人を動かす」「成果を出す」といった責任もあり、難しく感じる方も多いかもしれません。

しかし、実際には「目的の共有」「役割の明確化」「進捗確認」といった基本を押さえることで、誰でも実践できるようになります。言ってしまえば、日々のコミュニケーションの中で以下の内容を意識するだけでマネジメントの一歩目は踏み出せます。

チームの目標を言語化して共有する

「チーム内でもっとコミュニケーションを取ろう」「日々の業務を効率化しよう」といった曖昧な目標を耳にしたことはないでしょうか。このような曖昧さはメンバー間での認識にズレが発生する原因のひとつです。

「業務で不明点が発生したら、チーム内チャットで確認しよう」「この入力作業は時間を要しているから、△個のひな形を作って入力時間を〇分短縮しよう」などの、6W3Hのフレームワークを用いて明確に言語化することで、メンバーの認識が揃い、土台を固めることができます。

メンバーの得意分野を把握する

各自の担当業務が、その人にとって苦手な業務の場合、成果は半減することが想像できます。逆に、メンバー全員に得意な業務を割り当てることができれば、チームとしては高い成果が得られることでしょう。

その人が得意なこと・苦手なことは、言葉やしぐさの端々からも情報が得られます。

例えば、割り振った業務の進捗が遅い、また任せた際の表情が暗いなら、その業務が苦手だったり、好まない業務でモチベーションが上がらない可能性が考えられます。

一方で、進んで担当を名乗り出るような業務や、積極的に質問をして内容を掘り下げるようであれば、その業務を得意としていたり好みである可能性も考えられます。もちろん、全てを完璧に把握することは不可能なので、場合によっては得意なのか苦手なのか直接聞いてしまうのも手です。

業務を割り振られる相手も、苦手で好まない業務より、得意で好みの業務を担当したいと思っているかもしれません。

業務の優先順位を整理する

緊急なのか、重要なのか、自分が担当しなければいけないのか、そもそもなぜやるのか。いくつかの観点から掘り下げながら、優先順位を整理していきます。

整理ができれば不明瞭なタスクに追われるストレスを感じることも無くなり、精神的余裕も生まれます。また、他メンバーとの調整もしやすくなるため、チーム全体での生産性も向上します。

定期的に振り返りの場を設ける

「振り返り」と言うと仰々しく聞こえますが、日常のコミュニケーションの中での実施でも大丈夫です。「昨日の資料ってどうだった?」「この間のアレって大丈夫だった?」といった会話で構いません。大事なのは自分や相手が担当した過去の仕事と向き合うことです。

いかがでしょうか。特に難しいことは要らず、普段の業務の流れで実施できることも多いのではないでしょうか。

信頼関係構築と成長につながる

「様々な場面で」「難しいことは不要で」挑戦できるマネジメント能力ですが、身につき始めると得られる効果には以下のものがあります。

  • 「共有」に慣れることで他者とのコミュニケーションを円滑に取ることができる
  • 「把握」のために広く深く情報を収集することができる
  • 「整理」することで課題や大事なことへの気づきが増える
  • 「振り返り」が同じ失敗を繰り返さないようになる

これは仕事だけの話ではなく、プライベートでも活かすことができる能力でもあります。このような立ち回りにより構築される信頼関係もあるはずです。

新たな環境への挑戦にも役立つ

毎日の業務や私生活といった側面でもメリットが多いことは既に触れましたが、その他にも得られるメリットをご紹介します。

周りからの信頼・評価が高まる

初対面でのグループや取引先などからも「行動力がある」「なんだか頼れる」「責任感がある」と見なされやすく、信頼や評価が向上し、人間関係の構築にプラスに作用します。

自分自身の成長につながる

課題の発見、その解決策の実施、そのために必要なコミュニケーションや情報収集を行うようになり、より良い人生の歩み方を考える機会も増え、人生の歩み方にも良い影響が見られます。

キャリアの選択肢が広がる

管理職への昇進はもちろん、人を巻き込む力や行動力が評価されれば幅広いポジションへの挑戦も可能になります。また、転職市場でも評価が上がり、異業種・異職種への転職であっても年収アップを狙うことができます。

研修と実務を組み合わせて最短で力をつける

マネジメント能力の習得には経験を積むことが必須です。共有の仕方や状況把握の方法も、人それぞれの特性や組織文化などによっては最適解が異なる場合もあるため、最適なマネジメントにはどうしても試行錯誤の積み重ねが必要になります。

しかしながら、事前に体系的に学んだ上で実施経験を積むことで、より効果的かつスピーディーに習得できるようになりますので、特に「挑戦するハードルは下がったけど、具体的に何からやれば良いのかわからない」という方や、マネジメント能力を手っ取り早く身につけたい方には体系的な学習をお勧めします。

段取り研修~管理職としての基本的マネジメントスキルを理解する

管理職に求められる役割を、上司・部下の視点から改めて考えることができます。そのうえで、成果をあげる管理職に必要な3つのマネジメントスキル「①部下指導・育成力、②業務管理力、③リスク管理力」が習得できます。

新任の管理職や現任で経験がまだ浅い方など、現場で必要とされるマネジメントの基本を理解したい方向けの研修となっております。

本研修のゴール

  1. 求められる役割への認識強化
  2. 部下育成~具体的な「ほめ方」「叱り方」などの指導方法
  3. 業務改善~組織の改善対象を具体的な行動計画書に落とし込む
  4. リスク管理~「起こり得る可能性」と「影響度」からリスクの優先順位をつけ、対策を考える

よくあるお悩み・ニーズ

  • 管理職業務をしていく上で、マネジメントの考え方や手法を一から学びたい
  • 管理する立場から上司や部下とのコミュニケーションの取り方を知りたい
  • 目標管理やリスクマネジメントの具体的なポイントが分からない

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はじめてのリーダーシップ研修~仕事力とコミュニケーション力強化編

リーダーとしての心構えや実践すべき具体的な行動、メンバーの自主性を引き出し方、チーム活性化の図り方について学ぶことができます。

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