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内定者研修は「3つのテーマ」に絞る~「読む力・書く力・業界知識」で入社後の成長スピードを上げる

内定者研修は、入社前の不安を和らげ、社会人としてのスタートを支える大切な取り組みとなっています。

しかし、実際に準備を始めると「内容をどこまで扱うべきか」「何を優先すればよいか」が分からず、計画が進まないことがあります。詰め込みすぎると負担が大きくなり、逆に効果が薄れることもあります。

そこで本コラムでは、内定者研修で最低限押さえるべき3つのテーマを整理し、無理なく実施できる形にまとめました。必要な内容に絞ることで、準備が一気に進み、内定者の成長にもつながります。

内定者研修の内容は「最低限の3テーマ」に絞ると効果が高まる

内定者研修は、あれもこれも盛り込みたくなるものですが、実際には3つのテーマに絞ることで十分な効果が得られます。ここでは、その3つを具体的に紹介します。どれも入社後の成長に直結する内容であり、業界を問わず取り入れやすい点が特徴です。

1.大量の文字を読む練習で「読む力」を高める

内定者の多くは、卒論や授業で忙しく、社会人として必要な情報量に触れる機会が限られています。特に、新聞や業界誌を読む習慣がないまま入社するケースが増えています。

そのため、内定者研修では「文字を読む練習」を早い段階で取り入れることが効果的です。会社の歴史や業界の概要など、必ず必要になる情報を題材にすると、読み慣れるだけでなく、業務理解の土台もつくれます。読む量が増えるほど、情報を整理する力が自然と身につきます。

2.読んだ内容を文章にまとめる練習で「書く力」を鍛える

文字を読むだけでは習慣化しにくいため、感想文や要約文を書いてもらうと実行率が高まります。

文章作成は、入社後に社内書式を覚える際にも役立つため、内定者の段階で基礎をつくっておくと、新入社員研修での理解が深まります。読み、まとめ、書くという一連の流れを経験することで、情報処理のスピードが向上し、社会人として必要な文章力の土台が整います。

3.「業界知識」のインプットで、最低限の共通理解をそろえる

業界知識は、日常生活では身につきにくい領域です。例えば金融業界であれば、信用金庫と銀行の違い、証券会社と銀行の役割の違いなど、基本的な知識が求められます。

内定者の段階で最低限の業界知識を身につけておくと、入社後のOJTでの理解が早まり、現場とのコミュニケーションもスムーズになります。業界の歴史や動向を知ることで、仕事の背景が理解しやすくなり、学びの吸収力も高まります。

「読む力」が内定者研修の最優先テーマになる理由

内定者研修では、資格取得や専門スキルの習得に目が向きがちですが、最も効果が出やすいのは「文字を読む習慣づくり」です。ここでは、その理由を2つに整理します。

読解力が高まると、入社後の学習スピードが上がる

社会人は、メール、資料、報告書など、日常的に大量の文字情報を扱います。読解力が不足していると、理解に時間がかかり、業務の吸収が遅れます。

内定者の段階で読み慣れておくと、入社後の情報処理がスムーズになり、研修内容の理解度も高まります。

業界知識の吸収が早まり、現場との会話が成立しやすくなる

業界の歴史や仕組みを文章で理解できるようになると、専門用語への抵抗が減り、現場の説明が頭に入りやすくなります。

読み慣れている内定者ほど、入社後のOJTでの成長が早く、周囲からの信頼も得やすくなります。

内定者研修で扱う「業界知識」は最低限の範囲に絞る

業界知識は、広げすぎると負担が大きくなります。ここでは、最低限押さえておきたい範囲を具体的に示します。

業界の基本構造を理解する

業界の主要プレイヤーや役割の違いを理解することで、仕事の全体像がつかめます。金融業界を例にすると、信用金庫と銀行の違い、証券会社と銀行の役割の違いなどが挙げられます。

業界の歴史や動向を把握する

業界の変遷や現在のトレンドを知ることで、入社後の業務理解が深まります。会社の歴史や業界誌を題材にすると、読みやすく、知識も定着しやすくなります。

読書と業界知識のインプットが「長期的な成長」に効く理由

内定者研修での読書や業界知識の学習は、短期的な効果だけでなく、長期的なキャリア形成にも影響します。

学生時代に業界誌を読み込んだ経験が、入社後の業務理解に役立ち、その後のキャリアでも活きることがあります。業界知識は、知っておいて損をすることがなく、むしろ長く働くほど価値が高まります。

まとめ~内定者が安心して入社できる環境を整えるために

内定者研修で何をするべきか迷ったときは、「読む力・書く力・業界知識」の3つに絞ると、無理なく効果を出せます。

まずは最低限のテーマから始め、継続的に取り組むことで、入社後の成長スピードが大きく変わります。今日からできる範囲で準備を進め、内定者が安心して入社できる環境を整えてください。

文章作成力を高めたい場合は、ビジネス文書の基本を学ぶ機会を設けると効果が高まります。内定者の段階で文章の型を理解しておくと、社会人としてのスタートがよりスムーズになります。

【内定者セミナー】文例から学ぶ!伝わるビジネス文書

本研修では、ビジネスシーンでの文章の書き方を学んでいただきます。

社会人になってはじめて触れる「ビジネス文書」ですが、そもそものビジネス文書の種類・型、書き方のポイントなど、内定者の方が知っておくべき基本的な情報に厳選してお伝えします。

本研修のゴール

  1. ビジネスシーンで文章を書くうえでの心構えを身につける
  2. ビジネス文書を書くうえでのポイントを身につける
  3. 内定者にビジネス文書の基本を学んでもらい、社会人になるための事前準備をしてもらいたい

よくあるお悩み・ニーズ

  • 内定者の作成した文章の表現が気になる
  • 内定者の文章作成力を向上させたい
  • 内定者にビジネス文書の基本を学んでもらい、社会人になるための事前準備をしてもらいたい

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【内定者セミナー】ビジネスで役立つ業界情報の集め方

本研修では、入社前に自身が所属する業界について学び、自信を持って出社初日を迎えるための業界情報収集の方法と業界特有の知見を深めるための手法を学びます。

内定者は就職活動中にインターネットや就職情報誌、先輩社員からの会社情報を取得しています。ここでは一歩幅を広げて、所属業界についてフォーカスをあてます。自社が所属する業界の規模や成長性、競合などを知る方法を学んでいきます。

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【内定者セミナー】相手に信頼される伝え方~ロジカルシンキングの基本

まず、ロジカルシンキングとは何かを理解し、どのような場面で役立つかを学びます。次に、ロジカルシンキングの考え方を用いて、事実のとらえ方や話の整理の仕方のポイントをお伝えします。

また、話の構造を意識しながら自分の主張を話すワークなどを通して、考えるスキルの向上を目指します。

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(新入社員・新社会人向け)ビジネス基礎研修~社会人に求められる基本ルール・所作を学ぶ(3日間)

本研修では、社会人1年目を軌道に乗せるための、ビジネスマナーや仕事の進め方の基本から、職場で働く際に必要な知識を3日間で学びます。

1日目・2日目では、社会人として必須のビジネスマナー、職場のルール、仕事の進め方の基本を身につけていただきます。社会人に求められる「意識」についてしっかりと認識を固めたうえで、基本動作について学びます。また、「チームへの貢献」をキーワードに、業務への取り組み方をガイドしています、名刺交換の仕方、電話応対など名刺交換の仕方、電話応対などはペアを組んで繰り返し練習することで定着を図ります。

3日目では、職場の常識(会社の備品の扱い方、清掃の仕方、コスト意識など)、ここまで配慮できたら「できる」と周囲から感じてもらえるようになる「10の心得・行動」を学んでいただきます

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