経営視点を持ったワンランク上のリーダーへ!視座を高め、組織全体を牽引する
「問題解決において経験則に頼りがちで結局本質的な解決に至らない」「言いにくいことを相手にうまく伝えられず人間関係に悩む」「売上目標と利益目標は結局どう違うのかイマイチ分からない」こんな課題感を抱えていることはありませんか。これらの課題は、リーダーとして組織を牽引し、成果を出す上で避けては通れないものです。
本コラムでは、問題解決・アサーティブコミュニケーション・財務の3つに焦点を当て、より高いレベルでリーダーシップを発揮するための具体的な行動指針を提示いたします。経営視点を持ったリーダーになるために、より高い視座での問題解決力・コミュニケーション力・数字力を養うことの重要性をご紹介いたします。
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リーダーとしての問題解決力向上
リーダーの皆様には、経営的視点と仮説思考を駆使し、問題を発見・特定し、その真の原因を追究し、解決策を策定・実行していく力が求められます。仕事は問題解決の連続であり、体系的な手法を学ぶことが不可欠です。
問題解決に取り組むにあたり、まずは以下の視点と思考を理解することが重要です。
- 経営的視点を持つこと: 事業・組織全体を俯瞰し、全体最適と個別最適の視点を持つことで、収益性改善・向上に貢献することを意識しましょう。
- 仮説思考で取り組むこと: 不確実な情報の中で、最も可能性の高い仮説を立て、検証しながら問題解決を進める姿勢が求められます。
問題解決の8つのステップ
問題解決は、以下の8つのステップで体系的に取り組むことができます。フェーズを細分化することで、最適解を導き出しやすくなります。
- 問題の発見:日常の「違和感」や、ヒヤリハット、クレームといった顕在化している事象から問題を見つけましょう。「6つの視点」を活用し、多角的な観点から問題を洗い出し、チームメンバーとの協働を通じて、より多くの問題を発見するよう努めましょう。
- 現状分析:問題を見える化するために、数値を活用し、適切な図表で整理しましょう。動態観察を通じて、問題の本質を深く分析する視点を持つことが重要です。
- 課題の選択:洗い出した問題の中から、解決すべき優先順位をマトリクスなどを活用して決定しましょう。解決すべき問題に対し、本来あるべき姿を明確に設定し、目標を具体化しましょう。
- 真因追究:「なぜ」を繰り返し深掘りし、問題の根本原因を特定しましょう。特性要因図などのツールを使い、周囲を巻き込みながら真因を探り、議論を深めましょう。
- 解決策の策定:真因に対する解決策を複数洗い出し、全体最適と個別最適の両方の視点から検討しましょう。洗い出した解決策に対し、優先順位をつけ、最も効果的なものを選定しましょう。
- 行動計画策定:解決策を実行するための具体的な行動計画を、SMARTの法則を活用して策定しましょう。
- 行動計画実行:リーダーとして、目的の正義を明確に伝え、前向きな言動でビジョンを共有しましょう。「この人のためなら動こう」と思われるような働きかけを意識し、チームを動かす力を養いましょう。
- 効果の確認・評価:進捗を定期的に確認し、成果を上げるためにPDCAサイクルを回し、継続的に改善に取り組みましょう。
【公開講座】リーダーとしての問題解決力向上研修~経営的視点と仮説思考で問題解決力を高める
リーダーには、経営方針を具現化して組織に貢献する役割とリーダーシップを発揮して業務を完遂する強い責任感が求められます。そして、その役割と責任を果たすためには、仕事上で発生する様々な問題を的確に発見し、解決するスキルが求められます。
本研修では、リーダーとして「経営的視点」と「仮説思考」を持ち、問題を発見し特定する力、そしてその問題の真の原因を追究する力、解決すべき問題の解決策を策定し、チームメンバーとともに組織的に解決策を実行していく力をワークやケーススタディを通じて実践的に学びます。
リーダーのためのアサーティブコミュニケーション
リーダーは多様なステークホルダーと日々コミュニケーションをとる立場にあり、相手を尊重しながらも、言いにくいことや言わなくてはならないことを伝える場面に多く直面します。良好な関係を保ちながら自分の意見を適切に主張する「アサーティブコミュニケーション」のスキルを身につけることが、ストレスを減らし、チームのパフォーマンス向上にも繋がります。
アサーティブであるためには、以下の「4つの柱」を意識することが基盤となります。
アサーティブの4つの柱
- 誠実: 自分の感情や考えに正直であること
- 率直: 遠回しな表現ではなく、直接的に伝えること
- 対等: 相手と自分を同じ価値を持つ存在として尊重すること
- 自己責任: 自分の発言や行動に責任を持つこと
これらの柱を意識した上で、アサーティブコミュニケーションの具体的な4ステップを実践しましょう。
アサーティブコミュニケーションの4ステップ(DESC)
- 描写(Describe): 状況を客観的に、事実に基づいて描写することから始めましょう。相手の行動や状況を、感情を交えずに伝えることが重要です。
- 表現(Express): 状況に対する自分の感情や考えを「Iメッセージ」で表現しましょう。相手を非難するのではなく、自分がどう感じているかを伝えることで、相手に受け入れられやすくなります。
- 提案(Specify): 相手に期待する具体的な行動や、問題解決のための提案を明確に伝えましょう。曖昧な表現を避け、具体的な解決策を提示することが大切です。
- 選択(Choose): 提案が受け入れられた場合と、そうでない場合の選択肢を提示し、論点を確認しながら最良の解決策を導き出すよう努めましょう。
これらのステップは、特に「イマドキ世代への依頼」や「年上のメンバーへの注意」、「気難しい上司への提案」、「他部署のリーダーとの交渉」といった、リーダーが直面する困難なコミュニケーション場面で大いに役立ちます。
【公開講座】リーダーのためのアサーティブコミュニケーション研修
リーダーの皆様には、相手を尊重しながらも、言いにくいことや言わなくてはならないことを伝える場面が多くあります。
本研修は、上司やメンバー、他部署など、リーダーを取り巻く様々な関係者に対して、よい関係を保ちながら主張をするためのアサーティブなコミュニケーションスキルを学ぶ研修です。
リーダー向け財務研修
ビジネスパーソン、特にリーダー層には、財務諸表を読み解き、企業の利益構造を理解する力が求められます。売上目標だけでなく、利益目標を意識した活動とKPI(重要業績評価指標)管理を連携させることは、部門の収益に責任を負う立場にとって不可欠です。
以下のポイントを意識し、日々の業務に財務の視点を取り入れましょう。
- 事業における利益の重要性を理解する: 企業にとって利益は「存続の条件」であることを深く認識し、短期利益だけでなく、長期的な視点での利益確保も意識しましょう。
- 財務諸表の基本を読み解く:損益計算書(P/L)は会社の成績表として捉え、売上高、変動費、固定費といった実務で意識すべき項目を把握しましょう。また、貸借対照表(B/S)については、構造とチェックポイント、キャッシュフロー計算書(C/S)の3つのキャッシュの流れを理解し、企業の財務状況を診断できるようになりましょう。
- 管理会計で自部署の収益性を分析する: 損益分岐点分析を活用し、自部署の利益構造を明確に把握しましょう。売上高の増加、変動費の抑制、コントロール可能な固定費の選択といったアプローチを具体的に考えることができます。
- 利益拡大につながるKPIを設定する:自部署の利益に大きく関わる要素(売上高、変動費、固定費)をコントロールするために、具体的な行動につながるKPIを設定しましょう。自身の業務において数値化できる箇所を特定し、その推移を追い、見えてきた結果に基づいて行動を修正する習慣をつけましょう。
【公開講座】(リーダー向け)財務研修~利益構造を理解し、成果につながる行動指標を考える
ビジネスパーソンにとって、財務諸表が読めることは様々な面でアドバンテージとなります。しかし、経理や財務部門の人と同じレベルで会計知識を身につけようと思えば、かなりの学習量が必要でその定着のためには継続的にそれらに触れ続けることが必要です。
本研修では、会計知識のうち、一般のビジネスパーソンに必要な部分だけに特化してお伝えし、財務諸表から企業の利益構造を読み解き方を知り、利益拡大につなげるためのKPI設定法を習得いただきます。
経営目標達成の鍵を握るリーダーになる
本コラムでは、リーダーの皆様が直面する多岐にわたる課題に対し、「問題解決力」「アサーティブコミュニケーション」「財務知識」という3つの側面から具体的な行動指針を提示いたしました。これらのスキルは、それぞれが独立したものではなく互いに関連し合い、経営視点を持つリーダーになるためには必要不可欠な要素です。
問題解決においては、経営的視点と仮説思考で真因を追求し、組織的に解決策を実行する。コミュニケーションにおいては、自他尊重の姿勢で困難な場面を乗り越え、良好な人間関係を築く。そして財務においては、利益構造を理解し、具体的なKPI設定を通じて、成果に繋がる行動を推進する。これら全てのスキルを習得することで、リーダーの皆様は、組織をより力強く牽引し、確かな成果を生み出すことができるでしょう。
リーダー向け経営者視点強化プラン~視座を高め、組織全体の売上・利益を拡大する
このように、「問題解決力」「アサーティブコミュニケーション」「財務知識」という3つの視点から、段階的かつ実践的にスキルを高めていくことが可能です。そして、これらを一貫して体系的に学べるのが、インソースの公開講座セットプラン 「リーダー向け経営者視点強化プラン~視座を高め、組織全体の売上・利益を拡大する」 です。
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