新入社員のExcelスキルを効果的にアップするには？二極化する新人のPCスキルに合わせたチェックシートや研修とは

多くの企業で、新入社員に対してExcelの実務スキルが求められる時代になっています。しかし、学生時代のPC経験には大きな差があり、全員に同じ内容を教えるだけでは対応しきれないのが実情です。では、そうした状況の中で、どうすれば効率よくスキルを伸ばせるのでしょうか？

Excelスキルがあるほど現場で重宝される

配属後の現場からの切実な声

現場では、新入社員にもある程度のExcelスキルが求められるケースが増えてきています。実務上使う機能については、「配属後すぐに使えるようになっていてほしい」という声が多く聞かれます。

実際によく挙げられる要望としては、VLOOKUP（XLOOKUP）やCOUNTIF（COUNTIFS）などの関数、ピボットテーブル、そして条件付き書式など、実務で頻繁に使用される機能が中心となっています。これらを理解しているかどうかによって、任される仕事の内容や範囲が大きく変わってくるため、現場としても非常に強い関心を寄せています。

新入社員のPCスキルは二極化している

以下は、弊社の「新人８大スキルアセスメント」から見た新人の傾向です。③の結果に注目してください。８大スキルの中でもPCスキルは標準偏差がダントツで大きい結果となっています。

新人８大スキルアセスメント受験結果

これは、学生のうちからPCを使用する機会が多く、PC操作に慣れている人もいれば、使用する機会が少なく苦手に感じている人もおり、新入社員のスキルが二極化していることを示しています。

個別にスキルアップの機会を設け、成長を促す

スキルレベルに合わせた学習設計が効果的

新入社員のExcelスキルを効果的に高めるには、全員が同じ内容を一律に学ぶのではなく、スキルレベルに応じて学習内容を分けることが重要です。苦手な人は基礎から、すでに基本を理解している人は応用から学ぶことで、それぞれに合ったペースで無理なくスキルを伸ばすことができます。このように個々のレベルに合わせた学習環境を整えることで、習得効果もより高まります。

Excelスキルを把握するための無料チェックツール

新入社員のスキルを的確に把握するには、できるだけ早い段階で個人の習熟度を確認することが重要です。しかし、内定者の段階から一人ひとりとコンタクトを取り、スキルを確認するのは、研修担当者にとって大きな負担となる場合もあります。

その負担を軽減するために、インソースでは誰でも自由にダウンロードできるExcelスキルチェックシートを公開しています。これにより、事前に新入社員のスキルレベルを把握し、学習内容の最適化に役立てることができます。

（新入社員・新社会人向け）Microsoft Office研修～Excel応用編

新入社員の中でも、基礎的なExcelスキルを持っている方向けの応用編研修です。

従来、公開講座の新入社員向けのOffice研修は、Excel基礎とPowerPoint基礎を半日間ずつで実施するもののみでした。しかし、年々お客さまからのご要望も増えてきたことから、2024年４月より新入社員向けのExcel応用研修を開設しています。

理系出身者やIT系職種の新人など、すでに一定の知識をお持ちの方を対象とする場合は、ぜひこちらをご受講ください。

よくあるお悩み・ニーズ

関数を活用して、より簡単にデータを整理したい
グラフやピボットテーブルを使って、現場で活用できる分析用データを作成したい
事務の仕事に必要な、エクセルの応用的な操作やマクロの基本知識を身につけたい

受講者の声

これまで簡単な計算式くらいは作成できたがテーブルや条件つき書式で整理する方法などは今まで学んだことがなかったため非常に勉強になった。基礎を学ぶことができたので今後はマクロ等を学んでより便利にExcelを活用できるようになりたい。
まだ配属は確定しないが財務系の職種になる予定のため、特にピボットテーブルは活用のイメージが沸いた。この知識をもとに会社全体として効率化できていない部分に気づくことができるかもしれないと感じた。
ショートカットキーも塵も積もれば山になるので、覚えて、業務の効率化を図っていきたい。ピポットテーブルやＩＦ関数の使い方を復習できたので業務に活用する。
以前MOSのスペシャリストの資格を取得してから時間が空き忘れていた部分も多くありましたが今日一日でしっかり確認することができました。
存在は知っていたものの、使いこなせていない機能に触れることができました。ＶＬＯＯＫＵＰばかり使っていましたが、今後はＸＬＯＯＫＵＰを使っていきます。また、テーブルをほとんど活用できていなかったため、活用していきます。

＞公開講座の詳細はこちら