部下やメンバーのモチベーションを高める秘策~行動経済学が職場を変える
チームを率いるリーダーや管理職の方々にとって、部下やメンバーのモチベーションを高めることは組織運営において非常に重要な要素です。しかし、理想と現実のギャップに悩む方も少なくないのではないでしょうか。
<部下・メンバーに対するリーダーの悩み>
- 目標達成に向けて、より主体的に行動してほしい
- 指示されたことは遂行するが、それ以上の積極性が見られない
- チーム全体の雰囲気が停滞しているように感じる
- 個々の特性に応じた動機づけの方法がわからない
- さまざまな対策を講じているものの、効果を実感できない
行動経済学をマネジメントに取り入れて、部下やメンバーのモチベーションを高める
権限と正論を持ってしても、思うように人の心を動かすことは大変に難しいものです。そのような悩みに対して、合理性だけではない、感情を持った人の特性を踏まえた、実践的なマネジメントを実現するためのアプローチの一つとして「行動経済学」が注目されています。
経済学でありながら「心」を重視する行動経済学
従来の経済学が「人は合理的に行動する」と仮定するのに対し、行動経済学は、人間の心理的な傾向や感情が、行動に大きな影響を与えているという点に着目します。
たとえば、
- 「限定」という言葉に惹かれるのはなぜか?
- わずかな損失を避け、確実に利益を得ようとするのはなぜか?
- 目標を設定しても、つい安易な方へ流れてしまうのはなぜか?
これらの日常的な疑問の背景にある人間の心理メカニズムを解き明かすのが、行動経済学です。
部下モチベーション向上研修~行動経済学を具体的シーンの中で活用する
リーダーにとって、部下やメンバーのモチベーションをマネジメントすることは重要なテーマのひとつです。しかし、いくら権限と正論をもって動かそうとしても、思うようにいかないのが人の心でもあります。
この研修では、行動経済学の理論を一つひとつ紹介しながら、合理性だけではない、感情を持った人の特性を踏まえた、実践的なマネジメントの方法をシーン別にお伝えします。
研修のゴール
- 知識として行動経済学の代表的な理論を学ぶことができる
- 行動経済学の理論が具体的にどのようなシーンで活用できるかがわかる
- 自身の職場のモチベーションに関する課題に対し、具体策を持ち帰ることができる
受講者の声
- 部下に接するうえで、色々なアプローチ方法を学ぶことが出来ました。どれも具体的な活用をイメージできたので、相手とよくコミュニケーションを取り、その人に合った育成を行い、モチベーションアップにつなげていきます
- 部下に対する伝え方、ほめ方、担当業務の意義について、丁寧に分かりやすく伝えていきます。モチベーションを上げて、業務効率化を目指したいです
- 学習させていただいた視点を踏まえながら、社内の管理職層でも議論してみようと思いました。行動経済学で学んだ内容を個々のメンバーと接する時に活用します
セットでおすすめの研修・サービス
【全力解説】行動経済学・ナッジ理論活用研修~コミュニケーション編
ビジネスにおいて、自分の言いたいことを誤解なく伝え、相手を動かすスキルはどの職種であれ必須のスキルです。行動経済学とは、心理学と経済学を組み合わせた学問で、人の心理を読み解き、相手を動かしたい時に役立ちます。
本研修では、行動経済学の知見を活用することで、相手の心理を理解し、戦略的なコミュニケーションの取り方を習得します。なぜ相手が動いてくれないのかを行動経済学の観点から考えていただきます。
部下モチベーション向上研修~風通し・見通しをよくするコミュニケーション
本研修では、部下・後輩のモチベーションについて以下の点に注目し、モチベーションを向上させる手法を習得します。下記2点を考えながら、特に部下・後輩とのコミュニケーションの取り方や、業務の具体的な指導や割振りの仕方など、ワークやケーススタディを通して習得します。
部下モチベーション向上研修~アドラー心理学を活用し、部下を勇気づける
本研修では、アドラー心理学を活用して部下のモチベーションを向上させ、勇気づけるためのコミュニケーションのポイントを学びます。研修では、受講者自身と部下との関係性を改めて振り返っていただき、上司が部下の上に立つ縦の関係から"横の関係"になることの有効性について理解していただきます。
また、部下の課題に介入しすぎず、いかに部下の自律的な行動を促していくのかを学びます。研修の最後には、部下を勇気づけるためのトレーニングを行い、学んだスキルを現場でも実践できるようになることを目指します。