キーワードで知る!コンサルの「眼」

 【奈良時代の評価制度】

キーワードで知る!コンサルの「眼」

奈良時代の評価制度(1)

奈良時代の評価制度

奈良時代の評価制度(1)

■奈良時代の評価制度

評価制度や人事評価は、現代でも組織を運営する上で重要なものですが、日本では、奈良時代からすでに、唐から輸入した「律令」という法令を基に、人事評価が行われていました。

現代でも、「考課」という言葉を勤務評定の意味で使いますが、これは奈良時代から使用されていた言葉で(唐の法律用語を輸入)、「功過を考校」(功績と過失を調べ)、「才芸を課試」(能力を試す)という意味です(「考」が「調べる」の意味、「課」が「試す、試験する」の意味)。


■奈良時代の評価者

中央・地方ともに、すべての役人は、それぞれの官庁のトップに、1年に1度評価されていました。評価を行う際には、現代の評価面談さながらに、被評価者と対面し、評価の結果とその根拠(事由)を本人に読み上げていました(現在同様に、被評価者が納得しないということもあったでしょう)。


■奈良時代の評価基準

また、「能力評価」はどのように行われていたかは不明ですが、奈良時代でも、「勤務評価」、「業績評価」に当たるものはすでにありました。

「勤務評価」は、当時の儒教の思想に基づいた全役人一律のものがあり、「業績評価」も大臣から、国家官僚、国の地方官に至るまで、評価基準が設けられていました。

奈良時代の「勤務評価」は、以下の、「善」という儒教の思想に基づいた、「徳義」・「清慎」・「公平」・「恪謹」の4つの評価基準がありました。

┳━┳━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

「徳義」:周りから、徳があり、人柄が素晴らしいと思われているかどうか

「清慎」:清廉潔白で、慎み深いかどうか

「公平」:私を捨て、公の為に働き、公平な態度で仕事に臨んでいるか
           どうか

「恪謹」(かくごん、かくきん):仕事を敬い、力を尽くして仕事に励んでい
                    るかどうか

┻━┻━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



無料PDF資料 人材育成、成功のコツ

  • 研修担当者の虎の巻

    はじめて研修担当となる方向け
    「研修の手引き」

    「そもそも研修ってどういうもの」「担当になったら何からやるの」など、研修ご担当者になったらまずは読んでいただきたい内容をまとめてご紹介しています。

    今すぐダウンロード

インソースからのお知らせ
(障がい者福祉のオンラインショップ)

mon champ

インソースでは、障がいのある方々が製造するお菓子やドリンクを取り扱うECサイト「mon champ」を運営しています。そして、ここで得られた売上を、製造元の福祉団体・パートナーへ還元しています。

商品は、皆さまが日頃よりお世話になっている大切な方へ、是非、真心を込めてお贈りいただきたいおいしいものばかりです。この気持ちを、製造者さまからインソース、インソースから皆さま、そして皆さまから大切な方々へと、つないでいただければ幸いです。



各種コラム

人材育成関連

  • 人材育成ノウハウ ins-pedia
  • 人事・労務に関する重要語辞典 人事・労務キーワード集
  • 人気のメルマガをWEBでもお届け Insouce Letter
  • インソースアーカイブス
  • 全力Q&A インソースの事業・サービスについてとことん丁寧にご説明します
  • インソース 時代に挑む
  • 全力ケーススタディ 研修テーマ別の各業界・職種向けケース一覧
  • 新入社員研修を成功させる10のポイント
  • 研修受講体験記 研修見聞録
  • 人事担当者30のお悩み

仕事のスキルアップ

  • 上司が唸る書き方シリーズ ビジネス文書作成のポイントと文例集
  • はたらコラム はたらく人への面白記事まとめました
  • クレーム対応の勘所
  • 人事のお役立ちニュース

銀子シリーズ

  • 七十代社員の人生録 銀子の一筆
  • シルバー就業日記 銀子とマチ子
  • 人気研修で川柳 銀子の一句

開催中の無料セミナー

  • WEBins
  • モンシャン