株式会社インソースクリエイティブソリューションズ

「どこも同じことで悩んでいる?」製造業の声からひも解く部下指導

部下指導の基本は同じといっても、自業界や自組織には独自の慣習や決まりがあり、他とは違うと感じることも多いのではないでしょうか。

製造業の部下指導の悩みを見ていくと、業界特有の悩みが多く存在します。

「厳しい指導はできない」、「技術が属人化」等、よくある製造現場の課題

当社では多くの部下指導研修を行っており、受講者の方に事前にアンケートに答えてもらっています。アンケートの内容を見ていくと、「叱る=ハラスメントになる」という不安が多いのは、昨今の部下指導では業界関わらず共通の悩みです。特に製造業での特徴としては、「安全」と「指導」のジレンマが多くあがっています。

よく見かける意見

  • 危険作業では強く注意せざるを得ない
  • 安全確保とハラスメントの線引きが難しい
  • 厳しく言わないと事故につながる

また、「べテランしかできない作業がある」「『違和感』のような感覚的技能を言語化できない」など技術の伝承が難しいという意見も製造業の特徴的な意見です。

そのほかの意見で多いもの

  • ホウ・レン・ソウが遅い
  • 指示待ちが多い
  • 判断基準が共有されていない
  • 若手への注意の仕方が難しい

仕事の本質とは~いきなり指導方法ではなく、本質から考える

部下指導において、表面的な指導の方法だけでなく、仕事の本質を整理しておくことは重要です。単に作業手順を教えるだけではなく、「この工程が最終的に社会でどう役立つのか」「一つのミスが後工程にどんな影響を及ぼすか」など、その仕事がなぜ必要か、どのような価値を生むかを理解させることで、部下は目的意識を持って取り組めます。

自業界ならではの特徴を考える

製造業にはどんな特徴があるか、教えておくべき仕事のコツや暗黙知に当たる部分を整理します。例えば、「機械のわずかな異音の聞き分け」や「図面にはない最適な段取り」などです。同じ仕事をしている人たち同士が集まって知恵を出し合えば、前提となる認識も似ていて、有効な施策を早く整理できます。

スキルマップで段階的に育成する

役割や特徴を整理したあとに、1年目に身につけるべき知識・技術、10年目までに習得すべきポイントなどを具体的に示すスキルマップを作成します。「一人で機械のセットアップができる(3年目)」「異常時の一次対応ができる(5年目)」など、到達基準を明確にしたスキルマップがあることで、その後の育成計画が立てやすくなります。

同じ業界だからこそ、わかりあえる共通認識

感覚的な仕事や伝承しにくい技術などをどのように指導すべきか考えるのも、製造業の部下指導でポイントになるところです。同業の人が集まって検討することができれば、皆が似たようなことで悩んでいるという共通の課題が見えるだけでなく、「うちでは動画マニュアルを活用している」「感覚を数値化して基準を作った」といった具体的な指導の成功事例も共有できます。

育成計画に反映し、効果的で継続的な育成を実現

業界ならではの知識が反映された育成計画は新人、若手、異動者、中途入社者など多くのメンバーの育成に効果を発揮します。仕事の使命感や自業界ならではの知識を反映した計画は、早期の戦力化だけでなく、製造業ならでなの知識や技術の伝承にも役立ちます。まずは現場のリーダー同士で、暗黙知となっている技術を言葉にすることから始めてみてはいかがでしょうか。

(製造業向け)部下指導研修~同じ仕事の仲間でつくる業界の掟

ここまでのポイントを踏まえながら、体系的に部下指導力を強化したい組織には、この研修がおすすめです。

  • 製造業ならではの仕事の進め方や業界特有の知識を言語化する方法
  • 仕事のスキルマップの作り方
  • 業界ならではのおきて(ルール)づくり

といったテーマをワークや演習を通して学べるカリキュラムです。現場での部下指導力を着実に高め、組織の成長や生産性の向上につなげたい組織におすすめです。

よくあるお悩み・ニーズ

  • 業界や自組織ならではの知識や慣習をどう教えるかが難しい
  • 属人化しないよう、経験値や暗黙知の部分もできるだけ言語化したい
  • 自業界、自社ならではの傾向をふまえた指導の注意点を知りたい

本研修の目標

  • 自業界の果たす役割を改めて認識する
  • 自業界で必要なスキルを整理する
  • 自業界ではの仕事のおきてを作成する
  • 業界や自社の特徴をふまえた指導の方法を考える

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セットでおすすめの研修・サービス

(製造業向け)ルール順守徹底研修~行動経済学を活用しルール定着を図る

行動経済学とは、「人は感情で動く」という前提に立ったうえで、人の心理的な傾向を分析、把握し、それを理論的に体系化していきます。コストをかけずに相手を動かす手段として、ビジネスでの活用が注目されています。

本研修では、行動経済学(ナッジ理論)を活用して、工場勤務のメンバーに対してルールを周知徹底するためのポイントを学びます。工場には、品質を守るためのルール、安全上のルール、作業手順など、メンバーに周知しなければならないことが数多くあります。メンバーがなぜルールを守れないのかを行動経済学の観点から分析し、対応策を検討していただきます。

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(製造業 新入社員向け)工場で安全に働くための仕事の進め方研修

本研修では、これから工場で働く新入社員の方に、製造業の特徴である工場の仕組みを理解してもらい、生産・品質管理、安全、5Sなど、工場で働く上で最低限知っておくべき知識・ルールを身につけていただく研修です。

また、生産性を高めるための仕事の進め方(QCDRS)と、仕事を円滑に進めるためのコミュニケーションスキルも学んでいただきます。

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(半日研修)製造業向けDX推進研修~事例から成功の勘所を押さえ変革の一歩を踏み出す

製造現場でDX推進が進まない要因として、デジタルへの抵抗感、従来手法への固執、投資判断の迷いといった点が挙げられます。

本研修ではこれらを理解した上で、DX推進の基盤となる考え方やプロセスの全体像を整理します。最後には、組織の課題を踏まえてDX推進の方針と施策を具体的に考え、実行可能な計画へと落とし込んでいきます。

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