クレーム対応の勘所

 【困難クレームと向き合う】

クレーム対応の勘所

相手の感情に気を配りながら交渉する

困難クレームと向き合う 【10】

相手の感情に気を配りながら交渉する

クレームというデリケートな問題を扱う交渉では、相手の感情に気を配りながら進めることが求められます。交渉時の話し方にはコツがあります。

■相手を主語にして話す

相手にとって何が困るのか、相手から見てどうなれば嬉しいのか、というように、相手を主語にして話を進めます。相手の問題解決のために交渉をしている、という姿勢を示すことが大事です。

■守りの姿勢を前面に出さない

問題が起きたことに対する言い訳がましい釈明や、自分に負担がかかるような提案について反射的に拒絶する等、自分を守るような姿勢が目につくと、「不誠実」な態度と取られたり、あるいは「問題を解決する力のない人」と見なされる可能性もあります。

■話しすぎない

「話しすぎ」は、交渉においては弱点を露呈する可能性を高めます。また、問題の捉え方が「軽い」という印象も与えがちです。

■交渉は連係プレー(2人以上で交渉)

重要で絶対に成立させなければならない交渉は、「2人以上」で交渉します。連携プレーで話すことで、効果的に交渉を進められます。

ただし、急に交渉の場に誰かを同行させても、効果的には動けません。事前の事実確認や役割分担は必ずしておきます。

■論点を整理するためのツール

双方にとって建設的な合意を目指す上で、「論点の整理」が基本となることについては、他の交渉と変わりありません。論点を整理する際に、「交渉準備シート」を活用するのも一つの方法です。

◇交渉準備シートの項目例

1.争点(論点・焦点)は何か
2.お互いの要望を把握する
 ・相手の要望
 ・こちらの要望
3.交渉のメリット・デメリットを把握する
 ・交渉相手のメリット・デメリット
 ・こちらのメリット・デメリット
4.ボトムラインを把握する
 ・交渉相手のボトムライン
 ・こちらのボトムライン
5.双方の共通点と相違点を把握する
 ・共通点
 ・相違点

交渉準備シートの項目を埋めておくことで、連携プレーで交渉する際にも、スムーズに対応ができるでしょう。



おすすめ研修

無料PDF資料 人材育成、成功のコツ

  • 研修担当者の虎の巻

    はじめて研修担当となる方向け
    「研修の手引き」

    「そもそも研修ってどういうもの」「担当になったら何からやるの」など、研修ご担当者になったらまずは読んでいただきたい内容をまとめてご紹介しています。

    今すぐダウンロード

インソースからのお知らせ
(障がい者福祉のオンラインショップ)

mon champ

インソースでは、障がいのある方々が製造するお菓子やドリンクを取り扱うECサイト「mon champ」を運営しています。そして、ここで得られた売上を、製造元の福祉団体・パートナーへ還元しています。

商品は、皆さまが日頃よりお世話になっている大切な方へ、是非、真心を込めてお贈りいただきたいおいしいものばかりです。この気持ちを、製造者さまからインソース、インソースから皆さま、そして皆さまから大切な方々へと、つないでいただければ幸いです。



各種コラム

人材育成関連

  • 人材育成ノウハウ ins-pedia
  • 人事・労務に関する重要語辞典 人事・労務キーワード集
  • 人気のメルマガをWEBでもお届け Insouce Letter
  • インソースアーカイブス
  • 全力Q&A インソースの事業・サービスについてとことん丁寧にご説明します
  • インソース 時代に挑む
  • 全力ケーススタディ 研修テーマ別の各業界・職種向けケース一覧
  • 新入社員研修を成功させる10のポイント
  • 研修受講体験記 研修見聞録
  • 人事担当者30のお悩み

仕事のスキルアップ

  • 上司が唸る書き方シリーズ ビジネス文書作成のポイントと文例集
  • はたらコラム はたらく人への面白記事まとめました
  • クレーム対応の勘所
  • 人事のお役立ちニュース

銀子シリーズ

  • 七十代社員の人生録 銀子の一筆
  • シルバー就業日記 銀子とマチ子
  • 人気研修で川柳 銀子の一句

開催中の無料セミナー

  • WEBins
  • モンシャン