就職面接で人がやらない『10のポイント』

 

就職面接で人がやらない『10のポイント』

最終ステップ「面接」~臨み方と会場ですべきこと(後編)

最終ステップ「面接」~臨み方と会場ですべきこと(後編)

就職活動の最大の関門である「面接」にどのように対応するか。
かつては就職活動をしていたインソースの社員から集めたノウハウを公開いたします!
今回は「面接の臨み方と会場ですべきこと(後編)」をお送りします。
            
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(前回のつづき)
■平常心を生み出す具体的な方法

面接の会場に行く前に、会場への地図と緊急連絡先を用意することは当然です。その上で私が実行したのは次の3つです。

(1)会場には、指定受付時間の20分前に到着するように出発。
(2)受付でも採用関係の社員の人にも、「挨拶・自己紹介・用件」を伝える。
(3)待機室では新聞や関係雑誌を読み、お手洗いに行くフリをして会場を下見する。

前回は(1)のメリットをお伝えいたしました。今回は「会場での平常心作り」にあたる(2)と(3)について詳しくみていきます。


■肩慣らし!受付と担当者への挨拶

(2)ですが、私はまず受付の方に挨拶をしっかりやるようにしました。「おはようございます。本日、御社の採用面接で、○○時からお時間を頂いております、○○大学○○学部の○○(フルネーム)と申します」

できる限り、相手の目を見てゆっくりきちんと自分の名前と用件を伝えました。

次に、採用関係で応対してくれる社員の方が来たら、先ほどの挨拶と共に、「宜しくお願い致します」、帰り際なら、「有難うございました。宜しくお願い致します。失礼致します」と、お辞儀をきちんとして、同じようにゆっくり相手に伝えてください。

実はこの内容は、面接の最初と最後で面接官に伝えることと全く同じ内容です。結局、受付や応対者にそれすらきちんと話せない人間は、面接で出来るわけがないのです。

この挨拶を通して、緊張をほぐすと共に、「会社」「面接」という環境に慣れてしまえばいいわけです。


■「自分で自分の緊張を煽らない!」

次に(3)の待機室でのすごし方です。待機室などに着いたら、その日の新聞(読み慣れているものがよいです)、もしくは、その会社の記事のある雑誌などを読んで、リラックスしてください。面接の想定回答などもよいかと思いますが、あくまで相手の質問が中心に進むのが面接ですから、気休め程度で見るのがよいと思います。

下手をすると、面接が始まったとたんに、その内容を一気に吐き出して一方的な展開になります。ただし、緊張しないという自信のある方や、見ないと逆に不安と言う方はこの限りではありません。重要なのは、「自分の緊張を自分で煽らないこと」です。


■事前の状況把握と情報収集は戦いの基本!

次に、お手洗いに行ってください。そして、もし面接会場の前を通過するようなら、その前を通過して、中の様子を盗み見ましょう。

私が入社する会社の最終面接では、それが効果を発揮しました。大抵の場合、面接の連絡では、面接の形態や人数は知らされません。私の最終面接は、学生1人に対して、社長に会社の重役3名の計4名という、非常に緊張する状況でした。

しかし、指定時間よりも早く行き、その状況を先に見ることができ、前の面接の人間が2、3人いたので、その人たちが済む間に落ち着けたのです。

そして、面接室が近かったせいもあって、面接の様子がよくわかったので、非常に有利な状態で臨むことができました。


■「平常心を得る対策」=「焦る状況の予防」=「力を出し切れる対策」

面接の良し悪しは、会場入りまでの準備段階で決まります。逆に言えば、きちんと自分を平常心に持ち込める対策をしていれば、結果がどうであれ、持てるものを出し切れます。

就職活動で最も悔いが残ることは「ベストの状態で臨めなかったこと」に他なりません。力不足ならまだしも、きちんとできれば通ったのに、実力を発揮できず落選するという状況が最悪なのです。

通常会社の採用試験は1回しか受けられません。それを、そのような不本意な形で落選すること以上に悔やまれることはありません。

今まで説明したことに限らず、「平常心」を自分が取れる工夫をしてみることが最も大切です。もちろん、常識の範囲内で、ではありますが。


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