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説明上手は論理的思考で「結論」から話す~ニュースの「型」から考える説明力トレーニング

仕事での「説明」は、誰しもが行うものです。

しかし、「もう一度説明してくれないかな」などと言われた経験があったり、説明に苦手意識がある方も多いのではないでしょうか。

避けては通れない説明力の向上

仕事では、多忙な上司・先輩にだらだらと経緯だけを説明することは避けるべきです。仕事においての説明は経緯からどのように考えたか、「意見」を含めて話すことで主体的な仕事につながります。

自分の考えがまとまらないままに説明してしまうと、「意見」と「真実」をごちゃ混ぜにしてしまっているために、説明が分かりにくくなりがちです。また、日ごろの関係から「このくらいなら分かってくれる」と説明を省略してしまい、説明が分かりにくくなっているかもしれません。

分かりやすい説明とは~ニュースの「型」から考える

分かりやすい説明の「型」の一例として、ニュースがあります。ニュースは初めてきく人が間違いなく理解し、専門的な内容であっても聞き手が解釈しやすいように配慮されています。

ニュースの「型」は、まず「主文」を述べてから「詳細」で経緯や理由を少しずつ説明していきます。

主文の例:AB大学のC教授が高強度のD物質の合成に成功しました。

詳細の例:D物質はこれまで強度に課題がありましたが、他の物質を組み合わせることにより、強度を高めることができました。
今後、E産業が筐体として実用化を進めていきます。

聞き手は、「主文」を念頭に置いて「詳細」を聞くため、状況を想像しながら聞くことができ、理解しやすくなるのです。しかし、ニュースには意見が入っていません。

仕事での説明は「結論」から話す

では、このニュースの伝え方を仕事での説明に置き換えてみましょう。その場合は、主文に意見を含めた「結論」から話します。

結論の例:AB大学のC教授が高強度のD物質の合成に成功しました。競合のE産業が実用化を検討しているようですので、当社もC教授にアプローチしてみてはいかがでしょうか

詳細の例:D物質に他の物質を組み合わせることにより、強度を高めることができたそうです。E産業は筐体としての実用化を検討しているようです。

このように、主文に意見を含めた「結論」から話すことで、自分の意見がより明確になります。

論理的思考で「結論」を導き出す

結論から話すために重要なことは何か、それは論理的思考です。論理的思考というと難しく感じるかもしれませんが、話の筋道が通っていることです。伝えたい内容を自分自身でしっかりと精査し、結論を導き出すことが論理的に考えるということです。

自身の説明の仕方を振り返って、考えや結論が話せていなかったのであれば、まずは結論から話すことを意識してみてはいかがでしょうか。

分かりやすい説明の仕方研修~言いたいことを簡潔に伝える

本研修では、意見や真実が混ざった説明文から重要な部分を抜き出すワークや具体的な話法、実際の話し方など、より実践的なテクニックについても学びます。

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