インソース グループコンテンツ開発本部

企画書作成の新常識~生成AIとの壁打ちで時短とクオリティ向上を両立

企画立案には、時間がかかります。アイデア出しに行き詰まる、言葉にまとめるのに手間取る、仕上げた企画書が差し戻される。こうした場面で時間を取られ、気づけば締め切り直前、ということは珍しくないはずです。

生成AIを使えば早くなると聞いて試してみたものの、「なんとなく自分の言葉じゃない」「結局ほぼ書き直した」という経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

実は、生成AIを企画立案に活かすポイントは、生成AIと向き合う自分の2つのモードを目的に応じて使い分けることです。使い方の意識をひとつ変えるだけで、企画書の質を保ちながら、かかる時間を大きく減らすことができます。

「壁打ちモード」と「言語化モード」

生成AIの企画への活かし方は、大きく2つに分かれます。ひとつは、自分の考えを起点に「どこが弱いか」「他にどんな視点があるか」を引き出す壁打ちモード。もうひとつは、断片的なキーワードや箇条書きをAIに渡して骨格を整える言語化モードです。この2つは行ったり来たりしながら使うものであり、どちらが先というわけではありません。

大切なのは、そのとき自分が何に詰まっているかを意識して、モードを切り替えることです。「考えが広がらない・深まらない」と感じたときは壁打ちモードへ、「頭の中にあるものを形にしたい」と感じたときは言語化モードへ。この判断ができるだけで、生成AIの使い勝手は大きく変わります。

壁打ちモード――考えを深めたいとき

壁打ちモードが役に立つのは、思考が行き詰まっている場面です。考えが自分の経験の範囲に収まってしまうと感じたときは、「他業界では同様の課題にどう対応しているか」と問いかけます。自分では思いつかない切り口が出てくることがあります。企画の穴を事前につぶしたいときは、「この企画に対して想定される反論を挙げてください」と依頼します。

あるいは「予算を承認する部長の立場で、気になる点を指摘してください」と承認者の役を演じてもらうことで、差し戻しのリスクを減らせます。ただし、出てきたアイデアや視点をそのまま採用するかどうかは、必ず自分で判断します。壁打ちモードはあくまでも思考を広げるための道具です。

言語化モード――形にしたいとき

言語化モードが役に立つのは、考えはあるのに言葉にできない場面です。断片的なメモや箇条書きをAIに渡して整理してもらうことで、企画書の骨格が見えてきます。

ここで注意したいのが、AIが出した言葉をそのままキーワードや見出しに使わないことです。AIの出力は「それらしい言葉」になりやすい分、誰でも思いつきそうな表現に落ち着きがちです。「なぜこの企画をやりたいのか」「何を大切にしたいのか」といった自分の価値観を起点に言葉を選び直すことで、企画書は初めて「自分のもの」になります。特にコンセプトや見出しといったキーワードは、AIの出力を参考にしつつも、最後は自分の言葉に置き換えるとよいでしょう。

AIと一緒に考え、決めるのは自分

生成AIとの対話を通じて、曖昧だったアイデアの輪郭は確かに整ってきます。しかし、どの方向性を選ぶか、どの言葉で表現するかは、最終的に自分が判断しなければなりません。「AIが言っているから」では、承認者も現場も納得しません。壁打ちで考えを深め、言語化で整える。そして仕上げは自分の言葉で――この使い方を身につけることが、企画立案の時間を減らしながら、質を上げることへの近道です。

【AIと働く】企画力研修~生成AIを活用しアイデアを言語化する

本記事が気になった人にぴったりの、企画立案から企画書作成までの一連のプロセスを学ぶプログラムです。

生成AIとの対話を通じて企画の要件を整理し、自分のアイデアを磨いて企画書を完成させ、実務に活かすことを目指します。生成AIを、答えを出す存在ではなく、考えを引き出すアシスタントとして活用する術を身に付けます。

よくあるお悩み・ニーズ

  • アイデア出しや、アイデアを言語化することが苦手
  • アイデア出しから企画書作成までの一連の流れを学びたい
  • 企画書の差し戻しが多いため、良い企画書を効率的に作成したい

本研修の目標

  • 現状調査・分析結果に基づいて、企画内容に説得力を持たせることができる
  • 企画の実現に必要な情報を整理し、企画書に具体性を持たせることができる
  • 生成AIを活用し、企画立案・企画書作成を効率的に進められる

対象者

  • 企画、営業部門などで企画立案・運営を行う方
  • 新規企画・事業などのプロジェクトリーダーの方

>公開講座の詳細はこちら

>講師派遣型研修の詳細はこちら

セットでおすすめの研修・サービス

企画推進力研修~ものごとを前に進めるための考え方とスキル

他部門を巻き込む企画推進には、当事者意識とステークホルダーへの調整力が欠かせません。

本研修では、企画を前に進めるリーダーに必要な「考え方」と「スキル」を体系的に学びます。シナリオを描く力・事前調整力・交渉力の3つを柱に、実践的なノウハウを習得できます。

>公開講座の詳細はこちら

>講師派遣型研修の詳細はこちら

ChatGPTを活用したビジネス文書研修~文書作成の新スタンダードを学ぶ

生成AIを使った文書作成の演習を通じて、欲しい回答を引き出すための指示のコツを習得します。文章作成が苦手な方や、生成AIをうまく使いこなせていない方が、業務効率を高めるスキルを身につけることをねらいとしたプログラムです。

>公開講座の詳細はこちら

>講師派遣型研修の詳細はこちら

>動画教材の詳細はこちら

ビジネスモデル企画研修~事例を学び、継続的に収益を上げる仕組みを考える

さまざまなビジネスモデルの事例を学び、新規事業や既存事業の見直しに役立つ知識とスキルを習得します。グループワークでフレームワークや発想法を実際に活用することで、継続的に収益を生み出す仕組みを考える力を養うことができます。

>公開講座の詳細はこちら

>講師派遣型研修の詳細はこちら

>動画教材の詳細はこちら

TRIZに学ぶ発想力研修~「あちらを立てればこちらが立たず」を克服する

200万件以上の特許事例から生まれた発明的問題解決理論TRIZをもとに、発想の転換によって問題を解決する手法を学びます。矛盾する条件を克服する「発明原理」を用いたアイデア出しを演習形式で体験し、実務で使える発想力を高めることができます。

>公開講座の詳細はこちら

>講師派遣型研修の詳細はこちら

>動画教材の詳細はこちら

関連読み物一覧

関連シリーズ一覧

新作記事