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vol.16

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仕事の進め方も身に付く!?新入社員全員に実施したプログラミング研修の効果

今回のテーマは
新入社員にプログラミング教育を行った効果について」です。

弊社インソースでは、2021年から新入社員全員に対して、ビジネス基礎研修やマナー研修などと同時に、プログラミング研修も実施しております。

今回はこの研修の関係者(受講した新入社員や人事担当者など)に対して、研修を実施した効果を聞いてきたため、ご共有いたします。

社員講師が新入社員向けPython研修に登壇した際の所感をまとめたコンテンツもございます。
ご興味がありましたら、そちらもご確認いただけますと幸いでございます。

プログラミング未経験の新入社員にPythonを教えた感想
https://www.insource.co.jp/python-gakuin/mail-backnumber/vol07

(約5分で読めます)

~~~~~~~~~目次~~~~~~~~~
1. 研修を受講したのは、ほぼ全員プログラミング未経験の新入社員
2. 新入社員にプログラミング研修を実施した効果
・研修を受講した新入社員の声 1
・研修を受講した新入社員の声 2
・新入社員を採用した人事担当者の声
・営業管理職の声
・弊社代表の声
3. プログラミング研修を実施する効果は、プログラミングができるようになることだけではない
・IT、PCスキルが身につく
・効率的な仕事の進め方を学ぶことができる
・組織のDX、業務効率化を推進することができる
・1つの成功体験ができ、自信がつく
・新しいことに挑戦するハードルが下がり、主体的な行動につながる
4. 新入社員向けプログラミング研修のおすすめコース3つ
・新入社員向けPython研修
・ChatGPTとプログラミングを体験
5. まとめ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


1. 研修を受講したのは、ほぼ全員プログラミング未経験の新入社員

冒頭でも記載いたしましたが、弊社は2021年4月以降入社の新入社員に対して、プログラミング研修(Python研修)を実施しております。
このプログラミング研修は多くの会社様でも実施されている「ビジネスマナー研修」と同じ位置づけでの受講としております。つまり、システム部門配属予定者だけではなくて、 営業部門に配属予定の社員も含めた全員を対象として、研修を実施しています。

数名は大学などでプログラミング経験がある場合がありますが、 毎年新入社員のほとんど全員が完全なプログラミング未経験です。
DX推進の必要性が広まり、新入社員にも早いうちにIT教育を行うことが重要だと考え、この取り組みが始まりました。


2. 新入社員にプログラミング研修を実施した効果

新入社員が入社してから半年後に「新入社員全員にプログラミング研修を実施した効果はどうでしたか」と関係者に聞き取り調査を行いました。
今回はそこで上がった声をいくつかご共有できればと考えております。

研修を受講した新入社員の声 1


「まだ入社したばかりなので、上司や先輩から教わることや至らない点もまだまだ多くあります。しかしPythonやプログラミングに関しては、私も分かることがあるため、ご質問に答えられたときは「私でもお役に立てている!」」と思えています。このような小さなことの積み重ねで、現在は自信をもって働けています。


研修を受講した新入社員の声 2


「プログラミングを学んだことで、普段の仕事からアルゴリズムを考えるようになりました。
またどんどん新しい業務について教えていただいている状態ですが、 どんな業務もただそれを鵜呑みにせず、もっと効率的なやり方はないかといった視点をもって行動できるようになりました。」


新入社員を採用した人事担当者の声


1つの成功体験を持った状態で現場に配属されていくので、プログラミング研修を受講していない時の新入社員よりもみんな自信があるように見えます。
失敗を恐れず主体的に行動してくれているので、来年以降も実施していきたいです。」


営業管理職の声


「お互いに知識を共有できるので、コミュニケーションの促進になっています。
また社内や同じ職場にちょっとした開発ができる人間がいるだけで、こんなシステムがあればいいのではないか、というアイデアがどんどん浮かぶようになりました。
ITベンダーであればわざわざ声をかけるまでもない内容でも、社内であれば声をかけやすく非常に助かっています。」


弊社代表の声


「入社したばかりの新入社員がDX推進の起爆剤となってくれている実感があります。
2021年から始めた取り組みでしたが、コミュニケーション促進や業務改善など様々なメリットがあるので、継続して実施していく予定です。」


3. プログラミング研修を実施する効果は、プログラミングができるようになることだけではない

新入社員全員を対象にプログラミング研修を実施したことによって気づいたことがたくさんありました。
それは「新入社員にプログラミング研修を実施する効果は、ただプログラミングができるようになることだけではない」ということです。

ここでは、新入社員を対象にプログラミング研修を実施する効果のうち、「プログラミングができるようになる」こと以外のメリットを5つお伝えいたします。

IT、PCスキルが身につく


まず1つはITスキル、PCスキルが身につくという点です。
DXが求められている時代ですから、誰しもITスキル・PCスキルは高い方が良いです。

プログラミング研修を通して、「ITに対する抵抗感がなくなった」「タイピングのスピードが早くなった」などの声が上がりました。
仕事をしていく中で、タイピングスピードは速いに越したことはないですので、研修を実施して良かったという意見もありました。


効率的な仕事の進め方を学ぶことができる


2つめは、効率的な仕事の進め方を学ぶことができるという点です。
プログラミングを行う上では、アルゴリズムを考えることが欠かせません。
ちなみにアルゴリズムとは、一言でいえば「手順」のことです。

スタートからゴールまでの過程で必要となる動きを分解し、どのような手順で実行するかを考える。
これは何も、プログラミングだけで使う考え方ではないですよね。当然日頃の仕事から、この考え方は非常に役立ちます。

「プログラミング学習を通して、効率的な仕事の進め方を学ぶことができる」
この気づきがあったことで、弊社は新入社員研修のラインナップとして、新入社員向けプログラミング研修を新たに追加いたしました。


組織のDX、業務効率化を推進することができる


3つ目は、組織のDX、業務効率化を推進することができるという点です。
多くの場合新入社員は、上司、先輩からすべての業務内容を教わります。しかし、弊社では早いうちからIT・DX教育を行っているため、プログラミングに関しては新入社員の方が詳しい場合が多々あります。

営業に関することは今まで通り先輩社員から教わっている新入社員ですが、新入社員が先輩社員や上司に対して、プログラミングの知識を共有する勉強会を定期的に開催しております。

加えて、新入社員が自発的に「Pythonを使って先輩社員の業務を効率化するプロジェクト」のチームも立ち上げています。
これまで毎月1人30分ほどかかっていた細かな作業を完全に自動化するなど、社内のDX、業務効率化に貢献しています。

【参考】以下の無料セミナーで、「Python研修」を受講した1年目の文系新入社員が「Pythonを学んでどう変化したか」をお話ししております。
Pythonを用いたDX研修成果報告会~今年のインソース新入社員がプレゼンします~


1つの成功体験ができ、自信がつく


4つ目は、成功体験ができることで自信がつく、という点です。
メディアなどでは年々、新入社員が「自分の判断に自信がなく、始めから正解を求める」という傾向が強くなっている、と言われることもあります。

一方、入社したばかりの頃にプログラミング研修を乗り越えるという経験があると、成功体験がある状態で入社できるので、自信をもって行動できる傾向がある、ということが分かりました。


新しいことに挑戦するハードルが下がり、主体的な行動につながる


5つ目は、「新しいことに挑戦するハードルが下がり、主体的な行動につながる」という点です。

実際の受講者の声で、「受講前はプログラミングに強い苦手意識があったが、受講してみると思ったよりも難しくなくて、プログラミングに興味がでてきた」というものがありました。

この方は研修前からウクレレに興味があったそうですが、きっかけがなくてチャレンジができていなかったそうです。しかしプログラミング研修を通じて、「思い切ってやってみたら、そこまで難しくないかもしれない」という気づきがあったことから、ウクレレにチャレンジすることができたそうです。

このように、新しいことに挑戦するハードルが下がる、というのも新入社員の時期にプログラミング研修を実施する効果としては魅力的です。


4. 新入社員向けプログラミング研修のおすすめコース3つ

今回新入社員向けプログラミング研修としてオススメするのは、以前から提供している
Python学院の人気研修2つを新入社員の方向けにリニューアルした研修、そしてChatGPTと簡単なプログラミング作成を通じて新入社員の情報感度を高め、業務効率化のマインドを獲得する研修となっております。

プログラミング的思考・アルゴリズム思考を身につけることによって、「効率的な仕事の進め方」を習得できるということも、これらの研修の特徴となっております。

新入社員向けPython研修


従来のカリキュラムに加えて、「この時期にプログラミング研修を受講する意義」を研修の冒頭にお伝えすることによって、新入社員の方の意識を変革させることを狙いとしています。

(新入社員・新社会人向け)Python学院~Excel操作自動化編(1日間)
Pythonの基礎、またビジネス現場ですぐに活用できる「Excel操作の自動化」を中心とした便利な技術・テクニックを、1日間で学べるコースとなっております。
「プログラミングとは」「Pythonとは」「アルゴリズムとは」という初歩的なところからレクチャーをいたしますので、プログラミング未経験者でも安心してご受講いただくことが可能です。

本講座の内容詳細・お申込みはこちら
https://www.insource.co.jp/bup/bup_python_excel.html


(新入社員・新社会人向け)Python学院~短期集中講座(5日間)
Python基本文法から、ビジネス現場ですぐに活用できる「Excel操作の自動化」と「Web上からの情報収集の自動化」までを5日間で学べるコースとなっております。
多くの従業員が業務の効率化を行える体制を作りたい組織におすすめの研修です。

本講座の内容詳細・お申込みはこちら
https://www.insource.co.jp/bup/bup_shinjin_python.html


ChatGPTとプログラミングを体験


(新入社員・新社会人向け)DX入門研修~ChatGPTに触れ、業務効率化のマインドを獲得する
ChatGPTを用いて、文章要約やプログラミングを体感することで、新入社員の情報感度を高め、業務効率化のマインドを獲得していただく研修です。
また、身近なデジタル技術に目を向ける機会を設け、データを活用したビジネスモデルの強みを学びます。DXを理解し、デジタル技術を活用できる新人を育成したい組織におすすめの研修です。

本講座の内容詳細・お申込みはこちら
https://www.insource.co.jp/bup/bup_conversational_ai.html


5. まとめ

ここまでで、弊社が新入社員に対してプログラミング研修を実施した結果と関係者の反応についてお届けいたしました。

新入社員期間の教育は非常に重要で、この期間にどれだけ投資できるかで、その後現場に出たときの行動が変わってきます。

それを考えると、プログラミングができるようになって現場業務の改善ができるのはもちろんのこと、新しいことに挑戦するハードルが下がったり自信をもって主体的に行動できるようになったりと、入社員期間にこそ実施して良かったと思える効果がたくさんありました。
この記事が皆様の新人育成の参考になりましたら幸いです。

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