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変化する採用の形~リクルーターに求められる新たな役割

学生のキャリアに対する考え方は、年々変化しています。

言うまでもなく、終身雇用の崩壊や副業解禁といった流れは勢いを増しています。これをうけて、一つの企業に長く勤めることよりも、自分のスキルを活かしながら柔軟にキャリアを形成することを重視する傾向が強まっています。

キャリア観の変化に対応する「共感型」リクルーター

かつての就職活動では、企業が一方的に学生を選ぶスタイルが主流でしたが、現在は学生も自らのキャリア観を明確にし、企業を選ぶ姿勢が強まっています。

リクルーターにとって、こうした変化に対応することは重要です。従来のリクルーターは企業の魅力を学生と近い立場から語って伝える、ということが主流でしたが、キャリア観の変化も踏まえて学生と組織の相互理解を促す役割にまで拡大しています。

最近では、リクルーターと学生の接点を増やすために、カジュアル面談やSNSを活用したコミュニケーションが活発になっています。企業によっては、若手社員を「リクルーター」として学生と直接関わらせることで、よりリアルな情報提供を行う試みも見られます。従来の採用手法にとらわれず、よりパーソナライズされたアプローチを取り入れることで、企業と学生のより良いマッチングが実現できます。

学生にとって魅力的なリクルーターとは?

1.進路相談のアドバイザーとしての役割

リクルーターは、業界の動向や職種ごとの特徴を伝え、学生が自分に合った進路を考える手助けをすることが求められます。そのため、単なる企業説明にとどまらず、学生の不安や疑問に寄り添う姿勢が重要です。

2.就職活動の先輩としての役割

リクルーターは、かつて就職活動を経験した先輩として、実体験に基づくアドバイスを提供できます。面接のポイントやエントリーシートの書き方など、実践的な知識を共有することで、学生の不安を軽減できます。

受講者の声

インソースでは、多くのお客さまへ向けて「リクルーター研修」を実施しています。実際に受講した受講者の方からのご意見には、以下のようなものがあります。

  • 学生の情報を出来るだけたくさん引き出そうと、こちらから働き掛けをしていたが、自己開示や相手の話に共感をすることが、足りていない点があったと改めて気づいた
  • 話させようとするのではなく、この人になら話してもよいかなと思ってもらえるような接し方を心掛ける
  • 学生視点の魅力とビジネスパーソン視点の魅力が思ったよりも大きくずれていることが分かった。現状の訴求点をより分かりやすく、かみ砕いていきたい

リクルーター研修~自社と自身のキャリアを魅力的に語る

本研修ではまず、自社や自身のキャリアについて深堀りして考えることで、「学生に伝えるべきこと」を明確にします。そのうえで、学生に「入社したい」と思ってもらえる話し方や、学生からの困った質問への回答方法、学生が話しやすさを感じる「聴き方」などをロールプレイングを通して身につけます。

リクルーター自身が自社や自分の業務を見つめなおすきっかけとなり、キャリア開発にもつなげられます。

よくあるお悩み・ニーズ

  • リクルーターとしてどのように立ち振る舞うのが良いかわからない
  • 「ぜひ入社してほしい」という思いばかりが前に出てしまい、空回りしてしまう
  • 学生からの予想外の質問に焦ってしまい、うまく回答できない
  • 学生のよき先輩として、自社の魅力をわかりやすく伝えたい

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セットでおすすめの研修・サービス

就活ハラスメント防止講座

本動画では、就職活動中の学生に対するハラスメントについて、その定義から具体的な防止策まで、実践的な知識を習得していただけます。近年増加している就活ハラスメント(リクルートハラスメント・採用ハラスメント)の実態や、企業が抱えるリスクについて理解を深め、適切な採用活動を行うためのポイントを学びます。

また、インターンシップや面接での具体的なNG事例や、相談窓口の設置について、問題が発生した際の対応手順まで、実務に即した内容を解説しています。すべての就活生が安心して企業選びができる環境づくりのため、採用に関わる方々にぜひご確認いただきたい内容です。

>動画教材の詳細はこちら

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