苦手克服！ベテラン・シニア活躍の第一歩はまずExcelから～50代以上から始める新たな挑戦

現代の企業における、ベテランやシニア層への期待

近年、多くの企業でベテラン社員やシニア層の活躍が求められています。

これまでの経験や専門知識を活かしながら、効率的に業務を進めるためには、デジタルスキルの習得が不可欠です。

特にExcelは業務に欠かせないスキルですが、PCが不得手なベテラン・シニア世代も多いとの現場の声もきかれます。一方で若い世代ではITツールやOffice製品を使えることは「常識」であることも多く、この乖離が互いのストレスになることもままあります。

私（本記事の筆者）も40代半ばの世代です。頭では分かっているものの、この世代になってみると、新しいことの習得にためらいを感じたり、時間がかかったりすることも事実です。

ではなぜ、年を取ると新しいことが覚えにくくなるのでしょうか。それにはいくつかの理由があります。

① 記憶の処理速度が遅くなる

加齢に伴い、脳の情報処理速度が低下し、新しい情報を整理・記憶するのに時間がかかるようになります。

特に、短期記憶（ワーキングメモリ）の容量が減少するため、一度に多くの情報を覚えるのが難しくなる傾向があります。

② 既存の知識が強く定着する

長年の経験により、既存の知識や習慣が脳に深く刻まれています。そのため、新しいことを覚えようとすると、これまでの知識と衝突し、なじみにくいことがあります。

① 新しいことを学ぶ機会が減る

学生時代や若い頃は、自然と新しいことを学ぶ環境に囲まれていますが、社会人になると仕事のルーチン化が進み、新しい知識を積極的に学ぶ機会が減ります。

② 学ぶ時間の確保が難しい

年齢を重ねると、仕事や家庭の責任が増え、まとまった時間を学習に割きにくくなることも習得が難しくなる原因の一つです。

① 「自分には無理だ」と思ってしまう

「年を取ると覚えが悪くなる」という思い込みが、学習意欲を低下させます。実際には、年齢に関係なく、新しいことは学べるのに、「どうせ無理」と思ってしまうことでチャレンジしにくくなります。

② 失敗を恐れる

若い頃は失敗してもリカバリーしやすいですが、年齢を重ねると「間違えたら恥ずかしい」「周囲に迷惑をかけるかも」と考え、新しいことに挑戦するハードルが上がることがあります。

しかし、実際には適切な方法を使えば、年齢に関係なく新しいことを習得することは可能です。

年齢を重ねても、脳は使い続ければ成長し続けることが科学的に証明されています。「覚えられない」と決めつけず、自分に合った学び方を見つけることが、新しい知識を身につける第一歩です。

本研修は、データの入力、表作成、関数、グラフ、データベース機能といった基本の機能に絞って使い方をマスターする研修です。実際に講師と一緒に操作しながら、使用する機会の少ない機能についても改めて学んでいただきます。

また本研修は、手を動かして実践しながら学べ、質問がしやすいよう、同世代限定での開催となっています。

Excelが本当に苦手で、恥ずかしくて聞けないような質問もこの場では聞くことができ、初めてわかりやすいと思いました。関数をもう少し理解したのち、業務資料の作成に反映できればと思います。
普段あまり使用しない機能は知らないことが多いので、今回のように知っていると便利な機能を教えてもらい有意義でした。ショートカットキー等を活用して、効率的に作業していきたいと思いました。
今、一度、エクセルをやり直し、適宜、業務に活かしていきたいです。集計などに役立てる予定です。自己流で覚えていたものが、体系立てて教えてもらえたので、とても良かったです。
ショートカット等、本日の内容を全て業務で活かします。見る人からの見やすさ等もためになりました。エクセルを多く実務で使用するので、復習して自分のものにします。