2024年3月22日
転職するとしたら「ジョブ型雇用」で働きたいと回答した人は54.8%に上ることが、総合人材サービス会社のパーソルキャリア(東京・千代田、瀬野尾裕社長)が実施した「ジョブ型雇用に関する意識調査」で明らかとなった。(文:日本人材ニュース編集部)
今後転職するとしたら「ジョブ型雇用」で働きたいと回答した人の割合は全体で54.8%だった。年代別に見ると、20代が59.6%、30代が52.0%、40代以上が54.3%とすべて過半数に達し、20代が最も高い結果となっている。
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この理由を複数回答で選んでもらったところ、「自分のスキルを活かせそうだから」という回答が最も多く、全体の68.7%だった。次いで「職務や目標が明確そうだから」(42.5%)、「勤務地や勤務時間を調整しやすそうだから」(39.6%)といった理由が続いた。
一方、「ジョブ型雇用」で働きたくない理由を自由記述で回答してもらったところ、「専門知識がないから自信がない」、「勤務条件の融通が利かないから」、「自分の可能性を狭めたくない」といった声が挙がった。
「ジョブ型雇用で働くためにやっておいたほうがよいと思うこと」を複数回答で選んでもらったところ、「リスキリング(学び直し)」を挙げる人が最も多く、全体の34.9%という結果となった。
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「ジョブ型雇用」と「メンバーシップ型雇用」、それぞれに対する印象を質問したところ、「ジョブ型雇用」に「肯定的である」と回答した人の割合は30.6%で、「メンバーシップ型雇用」の18.0%に大きな差をつけた。
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それぞれの雇用システムに対するイメージを聞いたところ、「ジョブ型雇用」で見られたのは「専門性を活かせそう」、「職務内容がはっきりと決まっているので働きやすく、やりがいを感じやすい」といった意見だった。
一方、「メンバーシップ型雇用」では「知らなかった可能性が広がりそう」、「いろいろな経験ができて多様なスキルを身につけられる」といった声が寄せられた。
調査は、2024年1月13日~15日、20~59歳の男女正社員を対象にインターネットで実施し、500件の有効回答を得た。
配信元:日本人材ニュース
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