研修・社会人教育のインソースの人事・労務キーワード集

更新日:

ヒューマンスキル

ヒューマンスキルとは、アメリカの経営学者ロバート・L・カッツ教授が提唱した「管理職に必要な3つの能力」のひとつで、「対人関係能力」のことを指します。良好な人間関係を保ち、目標達成に向けて円滑なコミュニケーションを可能にする能力として知られています。

※カッツ理論による「管理職に必要な3つの能力」についてはこちら

良好な人間関係はどのようなシーンでも大切ですが、ビジネスにおいては「目標達成に向けて」という観点が非常に重要です。相手の言動を観察・分析したうえで、自身やチームの目標達成のために、相手に対してどのようなコミュニケーションや働きかけをするかを考え、実行できるかが問われます。

具体的には、以下3つの力の強化がヒューマンスキルの向上につながります。ニューノーマルの時代では、これらの力を対面とオンラインどちらでも発揮できるのがベストです。

①きく力
相手の話を傾聴し、仮説を立てながら、相手の言いたいことを上手く引き出す質問を繰り出し、情報を整理していく。その間、うなずきやあいづち、視線を合わせるなど「相手の心情を理解していること」を態度に示すのも重要。

②伝える力
相手にどうして欲しいのかという自分の主張を論理的にまとめ、分かりやすい言葉で伝えることで"相手を動かしていく"。メールや資料を作成する文書・図解スキル、大勢の前で話すプレゼンテーションスキルといった「伝えて相手を動かす手段」を複数習得し、使い分けられることが大事。

③調整・交渉する力
様々なステークホルダー(利害関係者)と上手く折り合いをつけ、双方がWin-Winとなる着地点を見出していく。交渉の場に臨むには、関係各位への情報伝達(根回し)、納得性の高い根拠やデータの用意など、入念な事前準備が必要なのはもちろんだが、最終的には相手の立場を踏まえたうえで話をまとめるスキルも必要。

前述のカッツ理論では、ヒューマンスキルはミドルマネジメント層に最も求められるとされています。確かに、部下を動かしてチームの成果を上げることが必須の課長職には、ヒューマンスキルなくして目標達成はあり得ません。しかし、どれも一朝一夕で身につく力ではなく、若手のうちから意識的に強化しておくことが肝要です。

Pick Up キーワード

一覧へ戻る

無料PDF資料 人材育成、成功のコツ

  • 研修担当者の虎の巻

    はじめて研修担当となる方向け
    「研修の手引き」

    「そもそも研修ってどういうもの」「担当になったら何からやるの」など、研修ご担当者になったらまずは読んでいただきたい内容をまとめてご紹介しています。

    今すぐダウンロード

インソースからのお知らせ
(障がい者福祉のオンラインショップ)

mon champ

インソースでは、障がいのある方々が製造するお菓子やドリンクを取り扱うECサイト「mon champ」を運営しています。そして、ここで得られた売上を、製造元の福祉団体・パートナーへ還元しています。

商品は、皆さまが日頃よりお世話になっている大切な方へ、是非、真心を込めてお贈りいただきたいおいしいものばかりです。この気持ちを、製造者さまからインソース、インソースから皆さま、そして皆さまから大切な方々へと、つないでいただければ幸いです。

最新作・ニュース

新卒採用募集中

新卒採用に関するお知らせ オンライン・全国で会社説明会開催中

  • WEBins
  • モンシャン