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行動変容

行動変容とは、人の行動が変わることです。行動するという意識や習慣が変わるには、5つの段階があります。段階に沿って適切な介入を行い、相手が自発的に行動を起こすよう促すことを「行動変容を促す」と言います。主にビジネス上では、教育や指導などで成長を支援する際に使われます。

■行動変容が難しい理由

成果をあげるため、望ましくない行動を減らし、望ましい行動を増やして欲しいという思いで教育や指導を行っても、相手に行動を変える気がなければ意味がありません。
また、研修を実施してその時はわかったような気になっても、現場に戻って成果が出せなくては行動が変わったとは言えません。

仮に、一度二度行動を起こし、習得したと感じても、その効果が持続しないとなると、研修に対する費用対効果が低いと言わざるを得ません。行動変容が定着するには周囲の支援や仕組みづくりがカギとなります。

■行動変容ステージ論を利用して部下の行動を変える

行動変容を起こすには、5つのステージにあったアプローチが必要です。行動変容ステージ論は、もともとは禁煙の研究などの医療的な治療アプローチに使われていました。厚生労働省の定義をスキル習得にあてはめると以下のようなものになります。行動変容には、このステージに応じた適切な働きかけが効果的です。

行動ステージ1:無関心期
 →現状を認識させる。行動を変えたら起こるポジティブな変化を示す

行動ステージ2:関心期
 →課題を認識し、変化する必要性を自ら意識する。ビジョンを描く

行動ステージ3:準備期
 →具体的な行動のアプローチを考える(ステップを理解させ、自分にもできそうだと思わせる)

行動ステージ4:行動期
 →行動を褒める。変化を認める。成功体験にする

行動ステージ5:維持期
 →適切なフィードバックや効果測定を行い、スキルの定着を促す

■行動変容を促すポイント

また、相手に行動変容を促す際に注意すべきポイントが2つあります。
①やらされ感を減らす
何のために行動を変えるのか、どこを目指すかといったゴールを明確にし、自分で「変わる」と決めるとスムーズに進みます。意識づけをセットすると行動の軸となります。
②机上の知識で終わらせない
動画視聴や講義だけでなく、グループディスカッションで他者と議論したり、実際に手を動かして成果物を作成するなど、自分で体得し、腑に落とすことが重要です。

■行動を定着させるには

行動を起こす本人が自ら経験を積まないことには定着は難しいものです。実際に行動した経験をもとに概念化する(経験学習サイクルをまわす)ことで徐々に身についていきます。上司・先輩は、コーチングやフィードバックなどで概念化を支援し、スキル定着を支援しましょう。

KPIを使って、目標を数値化することも効果的です。デジタルの進化により、LMSを使って効果測定することもできるようになりました。忙しい現場はこういったシステムを有効に利用し、行動の定着を促すことを検討いただければ幸いです。

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