非エンジニアの「システム発注者」が、Javaを学ぶことで得られるメリット
システム開発では、非エンジニアにも基本的なプログラミングスキルが求められます。特にシステム発注者として、Javaの基本を理解しておくことが重要です。
例えばテストの妥当性を確認する際、プログラムの基本構造を知っていると、テストが要件を満たしているか判断しやすくなります。
プログラムの仕組みを理解することで、エンジニアとの意思疎通が円滑になり、プロジェクトがスムーズに進行します。
Javaの普及と利用シーン
Javaは1990年代初頭に登場し、広く利用されているプログラミング言語です。企業向けの大規模システムやウェブアプリ、モバイルアプリ開発に欠かせない技術で、特に金融システムやデータベース、Androidアプリ開発で多く使われています。プラットフォームに依存せず、さまざまな環境で利用されています。
Javaの基本構文~変数、演算子、条件分岐、繰り返し処理
変数、演算子、条件分岐、繰り返し処理は、Javaに限らずどの開発環境でも重要となる要素です。また、Javaを使うには、まずはこれらの文法を理解する必要があります。
変数は値を保存するための重要な要素で、例えば、int number = 10;は「number」に整数10を代入することを意味します。演算子は値を操作するための記号で、+や-、*などがあり、数値計算や文字列結合を行えます。条件分岐は、異なる状況に応じた動作が可能になります。繰り返し処理は、同じ作業を繰り返すことができ、効率的なプログラムとなります。
Javaの知識で開発プロセスを理解し業務を加速
Javaのプログラミングスキルを持つことで、エンジニアとのコミュニケーションがスムーズになります。例えば、開発者から提供された見積りに疑問があれば、Javaの基本を理解することで、作業にかかる時間を予測できます。コードレビュー時にはプログラムの動作を理解し、適切なフィードバックが可能になります。これにより、開発プロセス全体の効率が向上します。
Javaを学ぶことは、プログラム動作を理解するだけでなく、開発ベンダーとの交渉や工数見積り、要件定義など、システム開発全体を把握するためのスキルにつながります。これにより、プロジェクト全体を深く理解し、業務を効果的に進めることができます。
Javaの基本を理解することで、開発者と円滑にコミュニケーションをとることができ、システム開発において的確な判断ができるようになります。開発現場で直面する問題により良い解決策を見出せるようになります。非エンジニアでもJavaの基本を理解すれば、プロジェクトをスムーズに進める力が養われます。
Javaプログラミング入門研修(2日間)
エンジニア向けのJava基礎研修は通常8日以上かかりますが、管理職や発注者の方々にとっては、なかなかその時間を確保するのが難しいのが現実です。本研修では、2日間で、Javaそのものの学習ではなく、非エンジニア向けに基本的な知識が学べます。
対象者
- レビューを適切に行うために、プログラミングの基本を学びたい管理者
- プログラミングの基礎知識が欲しい、システムの発注者
- これからITエンジニアに転向する人
到達目標
- Javaの基本的な文法を理解できる
- 変数の宣言・初期化や基本的な演算ができる
- 条件分岐や反復処理を使ったプログラミングができる
- システム開発の工数見積りに必要な知識を習得し、ベンダーとの交渉に役立てられる
セットでおすすめの研修・サービス
アルゴリズム基礎研修(2日間)
プログラミングの基本的な考え方を理解し、自分以外にもわかりやすい流れ図が描けるようになるプログラムです。プログラミングで必要なアルゴリズムの考え方を習得し、自分で組み立てができるようになります。
データベース基礎研修(2日間)
データベースを利用するメリットを理解し、基本的なSQL文を使用して、リレーショナルデータベースを操作することができるようになるプログラムです。データベースを利用するメリットを理解し、初めてのシステム開発に備えます。