2018年11月19日
2020年卒学生を対象に就職活動について聞くと、過半数は大手志望であることがディスコ(東京・文京、新留正朗社長)の学生モニター調査で明らかとなった。
2020年3月卒業予定の大学生を対象に就職活動の中心とする企業の規模を尋ねたところ、「業界トップの企業を中心に活動するつもり」18.6%、「大手企業を中心に活動するつもり」38.3%となり、いわゆる大手狙いの学生が過半数に上った(計56.9%)。
文理男女別に見ると、女子は「規模にこだわらずに活動」と答える割合が高く、文理とも4割近い(文系女子39.7%、理系女子37.3%)。これに対し、男子は「業界トップ企業を中心に活動するつもり」(文系男子24.8%、理系男子24.7%)の割合が女子に比べ高かった。
志望業界について聞くと、「明確に決まっている」という学生が約2割(19.8%)。「なんとなく決まっている」(45.9%)を合わせると、10月上旬時点で6割強が志望業界を決めていることが分かった(計65.7%)。
志望業界を40業界の中から5つまで選んでもらい、文理男女別に順位を出してみると、文系は男子の1位が「銀行」(27.5%)で2位は「調査・コンサルタント」(25.2%)、女子は「マスコミ」(27.6%)、「ホテル・旅行」(20.4%)の順。文系男子1位の「銀行」は女子では3位だった。
理系を見ると、男子は1位「電子・電機」(28.1%)の後に、「情報・インターネットサービス」(24.6%)「情報処理・ソフトウエア」(22.8%)と続く。理系女子は半数近く(46.3%)が「医薬品・医療関連・化粧品」を選ぶなど、ポイントが集中している。
【文系男子 志望業界 トップ3】
1位 銀行 27.5%
2位 調査・コンサルタント 25.2%
3位 商社(総合) 23.9%
【文系女子 志望業界 トップ3】
1位 マスコミ 27.6%
2位 ホテル・旅行 20.4%
3位 銀行 19.4%
【理系男子 志望業界 トップ3】
1位 電子・電機 28.1%
2位 情報・インターネットサービス 24.6%
3位 情報処理・ソフトウエア 22.8%
【理系女子 志望業界 トップ3】
1位 医薬品・医療関連・化粧品 46.3%
2位 素材・化学 35.2%
3位 水産・食品 32.4%
10月1日時点でのインターンシップの参加状況を聞くと、参加経験がある学生はモニター全体の87.2%に上った。
実施日数別に見ると、「1日以内のプログラム」への参加が7割超(75.0%)と複数日程のものに比べ圧倒的に多い。
参加社数の平均を見ると、「1日以内のプログラム」が3.6社と、複数日程のものの2倍以上に上り、ショートプログラムへの参加が中心であることがわかる。
調査は、2018年10月1日~10日、2020年3月に卒業予定の大学3年生(理系は大学院修士課程1年生含む)を対象にインターネットで実施し、1048人の回答を得た。(文系男子322人、文系女子350人、理系男子223人、理系女子153人)
配信元:日本人材ニュース
■関連記事一覧
更新
ジョブ型雇用を形骸化させない人事実務と設計の要点~制度を根付かせるための4つの観点
ジョブ型雇用を導入しても、実際の運用でつまずく企業が増えています。本記事では、日本企業で起こりやすい失敗の構造と、制度を機能させるための実務的ステップを整理します。評価や報酬、育成との連動まで踏み込み、現場が動き出す仕組みづくりを具体的に解説します。
更新
「つながらない権利」~2026年法改正を見据えて人事が今すぐ準備すべき、勤務時間外連絡のガバナンス
「つながらない権利」が注目されています。人事は、業務上必要な連絡の定義づけ、ハラスメントとなる不適切な連絡の線引き、制度づくりと運用ルールの整理を進める必要があります。
更新
【人事評価制度への不満3】評価面談が苦手はただの言い訳。イケてない上司を脱却するマインドセットと準備
上司が評価面談から逃げようとしている様子は残念ながら部下にも伝わり、「自分は正当に見てもらえていない」「こんな人に評価されたくない」「こんな人を昇格させている組織に長く居てはいけない」とエンゲージメントを下げる要因になり得ます。
更新
【人事評価制度への不満2】通常業務ができないくらい面倒!真面目になんてやってられない
評価記録は何を使ってまわしていけばいいの?表計算ソフト、クラウド型評価システム、日報等のコメントフィードバックツール...それぞれを用いた場合のメリット・デメリットを解説します。
更新
「やる気が出ない」とはもう言わせない~部下のモチベーションを高める目標管理術
数値化した目標を部下が自分で立てられるように導きます。明日から使える目標管理スキルが身につきます。
更新
評価のブレを防ぎ信頼を築く!期末に押さえるべき人事評価6つのポイント
期末評価で陥りがちな心理的エラーを避け、公正で納得感のある評価を行うための6つのポイントと、評価の質を高める実践的な方法を解説します。
更新
評価の不満を解消する3つの解決策~人事評価制度の本当の役割は「人材育成」
人事評価に対する上司・部下からの不満には、主に3つの原因があります。これらを解消し、納得感のある公正な評価の仕方を学ぶ「評価者研修~公正な評価のポイントを学び、納得感のある評価を行う」を紹介します。
更新
360度評価
350度評価とは、アメリカにおいて能力開発のツールとして開発された考え方です。
更新
無理して働く疾病就業「プレゼンティーイズム」とは?〜疲弊する現場のケアで休職連鎖を防ぐ
職場内で相次ぐメンタルヘルス不調者の発症を防ぎ、人員不足や職場の士気低下を起こさないための人員管理術、職場環境の改善施策について解説していきます。
■関連研修シリーズ
下記情報を無料でGET!!
無料セミナー、新作研修、他社事例、公開講座割引、資料プレゼント、研修運営のコツ
※配信予定は、予告なく配信月や研修テーマを変更する場合がございます。ご了承ください。
配信をご希望の方は、個人情報保護の取り扱いをご覧ください。
無料セミナー、新作研修、他社事例、公開講座割引、資料プレゼント、研修運営のコツ

登録は左記QRコードから!
※配信予定は、予告なく配信月や研修テーマを変更する場合がございます。ご了承ください。
配信をご希望の方は、個人情報保護の取り扱いをご覧ください。
人事のお役立ちニュース