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組織の多様性は何をもたらすのか

人事担当者30のお悩み

悩み
「ダイバーシティ推進」とよく言われているが、組織に多様な人々が
増えることによって、どんなプラスの効果があるのか。
回答
  • 1.事業展開のスピードを上げることにつながる
  • 2.新たな成長へのチャンスが増える
  • 3."少数者への配慮"を覚えると全世界で戦えるようになる

1.事業展開のスピードを上げることにつながる

外国人や女性、障がいのある方、まだ仕事に慣れていない若い社員・職員など、多様な人材が増えれば増えるほど、仕事を進めていくためには組織の制度やルールを整備しなければなりません。様々なバックグラウンドを持つ個人個人の考え方、感じ方はそれぞれ違うので、従来通りの"「阿吽の呼吸」「暗黙の了解」で仕事をしなさい"とはいかなくなるからです。よって、仕事を可視化したり、職場のルールを作ったり、場合によっては周知を徹底する、手順を明確化するといった教育の仕組みを作ることが必要になってきます。

これは、組織としての仕事の進め方がシャープになることと同じです。そのように整備を続けていくことで、新しく人を迎え入れたとしても、また大勢の人を一度に採用したとしても、組織にすんなりと受け入れることが可能になります。一方、新しく入ってきた人にとってもスムーズに仕事を始めやすくなります。つまり、新しく採用した人を早期戦力化することでもあり、組織を拡大する原動力になります。要は組織の成長スピードが速くなるということです。組織の多様性とは、そのような事業展開のスピードを上げることにつながっていくと思います。
その際、ISO26000(※)を企業活動を進める手引き(ガイダンス)として活用すると分かりやすいです。
※ISO26000...国際標準化機構(ISO)が社会的責任に関する国際規格とし
 て2010年11月に発行。組織が社会的責任に配慮した活動を行ううえでの
 指針を示す

【社会的責任の7つの原則】
1.説明責任(アカウンタビリティ)
2.透明性
3.論理的行動
4.利害関係者(ステークホルダー)の利害の尊重
5.法の支配の尊重
6.国際行動規範の尊重
7.人権の尊重

2.新たな成長へのチャンスが増える

一方、今までの日本企業は、決められたことを決められた通りにこなしていれば事足りたという側面がありました。しかし、多様な人たちは必ずしもそのようには思いません。「この仕事は違うのではないか」「もっと新しい、面白いことがある」など、様々な意見が組織の中に存在する状況が生まれます。
様々な意見、少数の意見が全部正しいということはありませんが、多様な意見を鏡にして自組織を映してみると、今までの仕事の良さ、悪さ、問題点などが、くっきりと、そして明確になります。このような多様な視点をもとに、業務改善するきっかけや自組織の更なる成長に資するような考え方が発見されることもあります。改善のきっかけや考え方の発見などの機会が多ければ多いほど、世界で仕事をしたり、現代に迅速にマッチした商品・サービスが出せる可能性は広がります。

例えば、「女性を雇ったので、女性に向けた新商品を作ってもらって成長しよう」「外国人が就職してくれたから、外国人向けの商品が開発できるぞ」というようなことも当然メリットとしてありますが、そういう一面だけでなく、“組織全体の考える力が増す”ことこそが一番のメリットです。

3."少数者への配慮"を覚えると全世界で戦えるようになる

さらに、国内であっても、女性や障害のある方など、様々な意見を持つ少数者と一緒に働くためには、言うまでもなく多数者とは違った手厚い配慮が必要です。その配慮は、海外の人と一緒に働く際にも、当然ながら活用できます。
「いろんな違う意見」や「違う状況に置かれている人」が存在する、ということを組織が知り、組織として少数の人たちに上手く配慮して共に働くことができるようになると、世界展開を図る時や労働力不足に陥った時に、少数者を上手に活用して不足を補えます。このような柔軟な対応ができ、成長性のある俊敏な組織が作れることも、多様性がもたらす美点です。

つまり、多様性により、しなやかで早く動ける組織になるということです。


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