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【ＦＰ３級取得体験記】お金が苦手な30代が資格を取得した理由～動画とアプリで挫折しない勉強法と、取得のメリット
「同年代の人と比べて、自分はお金に疎い」
「NISAもiDeCoも何となくしか理解していない」
「お金について興味はあるけど、行動できていない」
30代になった方の中には、このような漠然とした懸念をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
30歳を過ぎると、ライフイベントと共に結婚や住宅、保険、出産、育児、税金、老後資金の準備など、お金と切り離せない話題が徐々に身近になります。しかしお金に苦手意識があると、こういった話題が心の負担になり、時に後ろめたさすら感じてしまうものです。
本記事は、本当に「お金のことが大の苦手」だったインソースの社員に、ファイナンシャル・プランニング技能検定３級（ＦＰ３級）取得の実体験をインタビューしたものです。ＦＰ３級がもたらす「自己肯定感の向上」や「配偶者の安心獲得」といった、実生活でも活きる真のメリットに焦点を当てます。
「お金が苦手」を克服した30代のリアルな動機
――そもそも、どのくらいお金が苦手だったのですか？
数年前まで、本当に「底辺」と言えるような知識レベルでした。NISAやiDeCoは何度説明を聞いても理解できず、ふるさと納税などの制度は面倒くさがって調べもしていませんでした。自分自身の銀行口座すら、いくつあっていくらあずけているのか把握できていないような有様でした。今となっては恥ずかしいですが、昔からこういったことはどうも苦手意識があり...実は似たような状況の方も多いのでは？とも思っています。
「気軽に訊ける相手」がいることで、勉強が徐々に楽しくなった
――たしかに、苦手意識があると腰は重くなりますよね。ではその状態から、なぜＦＰ３級を取得することになったのでしょうか。
きっかけは、部下の影響ですね。あるとき、証券会社出身の若手社員が私の部下になりました。その部下との雑談で、お金に関する基礎知識を分かりやすく教えてもらったり、おすすめの書籍を借りたことで、徐々に抵抗感が薄れて、勉強するのが楽しくなっていきました。気軽に訊ける人が身近にいる環境になったのは、本当に幸運でしたね。「ＦＰ３級」の資格取得は必須ではなかったのですが、せっかく知識をかじったので何かゴールや証明が欲しいなと思い、チャレンジしました。
ＦＰ３級で得た「知識以上の価値」～自己肯定感と安心の獲得
「よく分からないけど、たぶん損してる」からの解放
――部下の影響で、勉強が楽しくなってきたというのは良いエピソードですね。では次に、ずばりＦＰ３級取得のメリットはなんですか？
結論から言ってしまうと、「ＦＰ資格を取得したという事実」そのものが私にとって最大の恩恵でしたね。
ＦＰ３級は合格率が高く、「簡単すぎる」「実務には使えない」「役に立たない」と言われることもある資格です。それでも、大の苦手分野だった私からすると苦労はしましたが...。確かに、ＦＰ３級の知識が実務にすごく役立つかというと、そうではありませんでした。どちらかというと、合格したことで私が得たのは精神的なメリットです。
知識がない時は「よく分からないけど、たぶん損をしているだろうな」という不安や、劣等感のようなものがありました。ＦＰ３級を通じて年金、保険、税金、不動産などを体系的に学んだことで、ざっくりではありますがお金にまつわる話の全体像をつかむことができました。これは単なる知識の増加ではなく、コンプレックスからの解放という感じがしましたね。
金融ニュースが理解できるだけでなく、家計や資産のことが真に「自分ゴト」になりました。ＦＰ３級を取得したという事実が「ずっと後回しにしていた、人生における重要な課題を１つ片づけた」という実感に変わり、自己肯定感を高めてくれました。
家族・配偶者からの信頼～資格という称号がもたらす効果
――「資格」というと、実務や年収アップというほうに目が行きがちですが、精神的なメリットも沢山あるんですね。
私にとっては、勉強した知識と同等以上に価値のあるものでした。
また、家族への影響も大きかったですね。私の場合、配偶者のほうもお金に疎かったので、資格という分かりやすい称号を身につけたことが、相手にとっての安心材料になったと思います。初歩的な内容でも、知識を持った人が家族に１人でもいるだけで、安心感はかなり違います。家族の信頼獲得につながったのは、計り知れないメリットです。
忙しい30代のためのＦＰ３級「挫折しない」「眠くならない」勉強法
Youtubeと有料アプリのフル活用
――ありがとうございます。では次に勉強法についてです。忙しい30代にとって、勉強時間の確保は大きな壁だと思います。どのように学習を進めましたか？
これはもう、Youtubeと有料アプリの活用につきますね。
まずはYouTubeの活用です。今は、ＦＰ３級について分かりやすく解説しているYouTuberの方が沢山いるので、ありがたく視聴させていただきました。年金や税制など、文章だけでは分かりにくい複雑な制度を学ぶのに、人間によるプレゼンは非常に効果的です。
私は参考書を読むとすぐに眠くなってしまうので、まずは全分野の解説動画を1.5倍速で見きってしまうことだけに注力しました。毎日帰宅後に少しずつ見進めて、１週間程度でざっくり全体像を網羅しました。
次にアプリ学習ですが、これは思い切って数千円の、有料のものを購入しました。無料コンテンツだけで合格できる人もいるのでしょうが、私の場合は「有料コンテンツを買うこと」によって気合を入れ、モチベーションの一つとしていました。
スマホでテキストを読めるだけでなく、問題集を解くこともできるので、通勤や昼休みなど１分単位のスキマ時間を問題演習に充てました。私のように、じっくり腰を据えて長時間勉強するのが苦手な方には、有料でも通信教育やアプリを使って、細かく分割して勉強するのがおすすめです。
つまずきやすいポイントは「数字」
――資格勉強というと、参考書を買ってゴリゴリ勉強...というイメージですが、もう時代が違いますね。学習を進める中で、壁となった部分などはありますか？
私は序盤、細かい数字の暗記にこだわりすぎて挫折しかけました。まず最優先すべきは、「なぜその制度が存在するのか」「一言でいうと誰のための、どんなルールか」などの概要を掴むことです。これが分からないまま数字だけ暗記しても、すぐに忘れてしまう上に応用が効きません。
試験合格にどうしても必要な「年数」や「金額」は、過去問演習で知識を定着させた後、試験直前期の１週間で集中して暗記しました。特に相続・不動産や金融の細かい数字は、語呂合わせなども駆使しながら、直前期の詰め込みで対処しました。実生活では「数字を空で言えないとダメ」というシーンはまず無いので、その道のプロでない人にとってはこれで良いのかなと思っています。
NISAもふるさと納税も。「苦手意識」が消えて、実行出来たこと
――とても実践的な勉強法、ありがとうございます。では、資格取得から時間が経った今、具体的な行動の変化はありましたか？
はい。資格取得どころか、勉強中の期間から、かなり変化がありました。具体的に新しくできた行動としては、
- 不要な銀行口座を解約し、自身の財産状況を正確に把握
- 配偶者と相談して、家計状況を整理
- ライフプランシートを作りながら、余分な出費の見直しを実施
- 経済ニュースを日常的にチェック
- ふるさと納税制度の活用を開始
- 勤め先の持株会に入会
- 証券口座を開設し、NISAを活用して投資を開始
といったところでしょうか。特に後半の、「よく分からないから」と避けていた制度活用に手を出せたことは大きいですね。
金融機関や保険会社で働く方などを除いて、ＦＰ３級は昇進や昇給には直結しにくいと思います。ただ、経済ニュースについていけるぶん会話の幅は各段に広がるので、社会人としての対外的な信頼感は前より高まったと感じます。
30代に伝えたい、「いつかやらなきゃ」を今日で終わらせる喜び
――実体験に基づいた、臨場感あるお話をありがとうございました。最後に、これを読んでいる方へメッセージをお願いします。
「お金のことが苦手」と感じている30代の皆さんにこそ、ＦＰ３級の取得をおすすめしたいです！ＦＰ３級は、それ自体で人生が変わるほどの資格ではないかもしれません。しかし、「いつかお金の勉強をしなければ」と心の片隅で感じていた長年の不安を解消し、コンプレックスを克服するには、とても良いきっかけとなります。「簡単」と言われる資格だからこそ、忙しい30代でも比較的短期間で達成でき、大きな自信へとつなげられます。お金の苦手を克服し、人生の選択肢を広げたいと願うなら、ぜひこの一歩を踏み出してみてください！
編集後記
今回は、弊社社員からリアルなＦＰ３級取得体験を伺いました。特に「劣等感の克服」や「家族からの信頼獲得」といったメリットは、なかなか教科書に載っていない、実体験者ならではの心の声といえるのではないでしょうか。本記事が、「お金についてなんとなく苦手」と感じている方の行動を変えるきっかけとなれば幸いです。
インソースでは、ＦＰ３級の知識を身につけ、自律的に行動できる社員を育成するための通信教育サービスを提供しています。本記事を読んで、ＦＰ３級の勉強をスタートさせたいと感じた方は、ぜひご利用ください。
【通信教育】ＦＰ３級合格コース
ＦＰ３級試験に短期合格を目指す方に最適な、通信教育コースです。ビデオ講座は重要なテーマに絞って解説し、テキストはわかりやすく作られていますので、どなたでも安心して学べます。通勤中などのスキマ時間に、スマートフォンやタブレット、パソコン、携帯音楽プレーヤーを使って手軽に学習できるため、忙しい人でも短期間で合格を目指せます。
コースでできること
- ビデオ講座・音声講座で視聴学習
- スマート問題集・過去問でアウトプット演習
- 間違えた問題だけ復習可能
- テキスト、要点まとめシートで体系的に学習
- 実技試験対策・模擬試験で実力チェック
セットでおすすめの研修・サービス
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人生におけるマネー戦略を段階的に学ぶことで金融リテラシーを高める研修です。まずは現状の家計を知り、将来いくらお金が必要なのかを把握します。そして、お金を貯めるために見直すべきポイントや効果的な控除制度、保険などを学びます。お金の増やし方では、代表的な金融商品のリスク・リターンについて理解を深め、マネーライフプランに合わせた運用方法を踏まえて自身のポートフォリオ（資産構成）を描きます。資産形成はもちろんのこと、経済・金融ニュースの理解、さらには自身の業務への関連性にも発想を広げられるよう、幅広い知識を得られる内容になっています。
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本アセスメントでは、金融・生活リテラシー向上の目的を３つ置き、６つのカテゴリで評価します。設問には 「投資」「生活設計」「保険」「契約行為（詐欺被害含む）」「借金・詐欺」など、ニーズの高いテーマを盛り込んでいます。金融リテラシーを高め、より良い人生を送るためのライフプランを考えることで、資産形成やキャリア形成の意識を高めることができます。その結果、就労意欲が増し、組織全体のパフォーマンスやエンゲージメントの向上が期待できます。
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本動画には、「お金について学びたい」と考える方に最初に知っていただきたい内容を紹介しています。将来に向けてお金を増やしていくための考え方や、トラブル回避の方法など、動画を見終わったらすぐに使える知識をふんだんに盛り込みました。新社会人の方はもちろん、「そう言えば、あまりお金について考えたことがない」という若手・中堅・管理職の方にも、ぜひご覧いただきたい内容です。
