上場企業向けＲＯＩＣ向上ワークショップ～中計を自分事化し、行動変容を促す（１日間）

中長期的な企業価値向上の意義を肚落ちさせ、具体的アクションをワイガヤで考える

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対象者

中堅層
リーダー層
管理職

・上場企業やそのグループ企業、上場を目指す企業の方
・ＲＯＩＣ経営を導入している、または導入予定の企業に勤める方

よくあるお悩み・ニーズ

ＲＯＩＣ経営を巡る経営層の課題感と、現場の捉え方にギャップがある
ＲＯＩＣ（投下資本利益率）の理解が不十分で、表面的な施策や取り組みに留まっている
自社の価値創造プロセスを現場に浸透させ、中長期的な企業価値向上を実現したい

研修内容・特徴outline・feature

近年、経営指標としてＲＯＩＣを掲げる企業が増えています。事業活動の中核を担う従業員は、ＲＯＩＣの構造や重視される背景を理解し、企業価値向上に貢献する行動を取ることが求められます。本ワークショップでは、ＲＯＩＣを構成する数値と業務との関係を理解し、改善に向けた具体策を検討します。中期経営計画や統合報告書から方針・ビジョンを読み解くことで、全体最適を意識した実効性の高い行動計画を策定できるようになります。

※財務三表の基本を学べる動画で事前学習し、受講・実施いただくのもおすすめです
【eラーニング】はじめて学ぶ財務三表講座

※本ワークショップは、貴社の公開資料を用いてワークを設計します。ご要望を伺ったうえで、お見積りをご案内しますので、ぜひお問合せフォームよりお気軽にご相談ください

研修のゴールgoal

①株式会社の使命は「中長期的な企業価値向上」であることを認識する
②企業価値向上のしくみをＲＯＩＣ・ＷＡＣＣ・ＲＯＩＣスプレッドのフレームワークで理解する
③自部門（自分自身）の活動がＲＯＩＣツリーのどの指標に効くのか説明できるようになる
④売上高税引後営業利益率・投下資本回転率を高める具体策を四半期計画に落とし込む

研修プログラム例program


	内容	手法
	１．財務諸表の基本～財務三表のつながり	講義
	２．企業価値向上のしくみ（１）企業の価値に関連する４つのキーワード ①企業価値　②事業価値　③負債価値　④株主価値（２）企業価値の源泉～成長と稼ぐ力（３）稼ぐ力の測定指標～２種類の利益率 ①売上高利益率～売上総利益率、売上高営業利益率、売上高経常利益率、売上高当期純利益率 ②資本利益率～ＲＯＡ、ＲＯＥ、ＲＯＩＣ【ワーク①】自社と競合他社の２種類の利益率を比較する（４）ＲＯＩＣ（投下資本利益率）の展開 ①「運用の目線」と「調達の目線」　②ＲＯＩＣツリー ③現場で取り組めるＲＯＩＣ改善策【ワーク②】ＲＯＩＣツリーの「枝」に注目し、関連のある指標を確認する（５）ＷＡＣＣ（加重平均資本コスト）～負債コストと株主資本コスト（６）ＲＯＩＣスプレッドの拡大（７）資本利益率を重視する投資家（８）求められるファイナンス思考～リーダーの役割期待	講義ワーク
	３．自社の戦略・目標を確認する ※事前打合せにて重点箇所を決定します（１）中期経営計画を読み解く【ワーク①】自社の中期経営計画を略読し、押さえておくべき目標数値を拾う【ワーク②】要約や気づき・考察をグループメンバーと共有する【ワーク③】講師のフィードバック・解説をきき、質疑応答を行う（２）統合報告書を読み解く【ワーク④】自社の統合報告書を略読し、中期経営計画の理解度を深める＜例＞ＣＦＯメッセージ、主要財務・非財務データ、部門ごとの戦略など【ワーク⑤】要約や気づき・考察をグループメンバーと共有する【ワーク⑥】講師のフィードバック・解説をきき、質疑応答を行う（３）ＲＯＩＣ向上のための具体的な取り組みを考える【ワーク⑦】売上拡大や費用削減に着目し、売上高税引後営業利益率を高める方法を考える【ワーク⑧】運転資本や固定資産最適化に着目し、投下資本回転率を高める方法を考える	ワーク
	４．まとめ【ワーク】四半期目標を達成するためのアクションプランシートを作成する【参考１】連結会計のしくみ【参考２】日本基準と国際財務報告基準の違い	ワーク

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よくあるご質問について、研修のプロとして熱く丁寧に回答します。

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カスタマイズ事例～ケーススタディCASE STUDY

本研修のカスタイマイズ事例として、作成したケーススタディを業界別にご紹介します。

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開発者コメントcomment

非営業部門だから自部門は関係ない、目先の数値をよくするためにとりあえず固定資産を減らす。ＲＯＩＣ経営を実践している企業でも、このような不適切な判断は頻繁に見られます。しかし、ＲＯＩＣを分解すれば職種・階層問わずすべての従業員が何らかの形で関わっていることがわかります。本ワークショップはトップダウンの「お勉強」ではなく、現場で実践できるハウツーの発見や合意形成に重きを置いています。ＲＯＩＣの味わい深さを体感し、前向きな目標達成意欲の醸成を促します。