内定者の10のお悩み~コロナ禍での内定者教育のポイントとは?

内定者の10のお悩み
~コロナ禍での内定者教育のポイントとは?

内定式の時期が間近に迫り準備を進めるご担当者さまも多い中、弊社への内定者教育についてのご相談も増えてまいりました。内定者同士の横のつながりを深めたり、入社までの悩みや不安を共有できるなど、内定者教育は内定辞退の防止策としても有効です。入社前に社会人スキルの基礎を身につけ、即戦力として活躍してもらうためにも、力を入れてきた企業は多いことと思います。

そんな中、この度の新型コロナウイルスの影響を受け、内定者を一か所に集めるといった手法が難しく、「効果的な内定者教育を行うのは難しい」とお悩みのご担当者さまも多いかもしれません。しかし、このまま放置しては、入社までの悩みや不安を誰とも共有できないばかりか、社会人の基本も分からないまま現場に配属となってしまいます。

そこで求められるのが、「もっとリアルな社会人の姿を知りたい」「今のうちに何を身につけておけばいいのか知りたい」といった内定者の気持ちをくみ取り、不安な気持ちに寄り添うような内定者教育です。

例えば、Web会議システムなどのオンラインツールを用いて、現場を知る先輩社員が直接内定者の質問に答えるような機会を設けるなど、例年とは違う形式で内定者の不安を解消する工夫が必要です。

今回は、「コミュニケーション」や「ビジネスマナー」、「キャリア」など、特に知っておきたい内定者の10のお悩みを、解決策とともにご紹介いたします。内定者教育を行う先輩・上司の皆さまのお役に立てば幸いです。

内定者の10のお悩み~内定者の気持ちに寄り添うために

(1)コミュニケーションについて

これまで同世代の友達とばかり過ごしてきたが、入社後、世代の違う上司や先輩とどうやって話せばよいのか不安......


相手に「安心感」を与える、印象のよい話し方のポイントを伝える

先輩・上司とのコミュニケーションは、内定者にとって大きな悩みです。話すことに不安があっても、まずは相手に伝える「気持ち」が大事であることを伝えましょう。あとは、相手の反応に気を配ることや、簡潔に話すことなど、印象のよい話し方ができるようになるためのポイントをいくつか覚えてもらうとよいでしょう。特に世代が異なる相手とのコミュニケーションでは、相手に「安心」してもらえる話し方を意識することが大切です。

また、あいさつや自己紹介など人前で話すのが苦手だと悩む内定者も多いものです。自己紹介の目的は、これから一緒に働くにあたってのコミュニケーションを深めるものであることを伝え、明るい表情で、ハキハキ話すことを心掛けてもらいましょう。


(2)ビジネスマナーについて

社会人になるにあたって、ふさわしい服装やふるまいについて知っておきたい。


ポイントは「相手が快く感じる」かどうか、信頼されるマナーのポイントを伝える

多くの内定者は、「社会人らしいふるまいとはなんだろうか」とマナーについて不安に思っています。まずは、身だしなみや持ち物などについて確認し、そのうえで、あいさつや話のきき方など、入社後に求められるふるまい方を、内定者の目線に合わせて具体的に伝えていくとよいでしょう。

特に今年は、配属と同時にリモート(在宅)ワークになる場合もあるかと思います。ビジネスマナーは、画面越しであっても信頼され、仕事をしやすくするために大切なものです。職場で働いているときと同様に成果を出せるよう、心構えやルール、オンラインによるコミュニケーションについても触れておくと安心です。


(3)文書スキルについて

メールやSNSで文章を書くのは慣れているが、ビジネスで使う言葉や言い回しが分からない。相手に失礼な書き方になっていたらどうしよう......


まずは「メール」の基本から!様々な「ビジネス文書」の種類・型を伝える

内定者は、内定先の担当者の方とメールでやりとりをする際にも、正しい表現がわからず試行錯誤しながら書いている場合が多いです。「メールの全体構成」や「よくあるメールの失敗」など、ビジネスメールのポイントを伝え、不安を解消していくことが先決です。

また、社会人になってからはじめて「ビジネス文書」に触れ、慣れない書き方や表現、多くの種類に戸惑う方も少なくありません。そこで、社会人になるための事前準備として、「ビジネス文書の書き方のポイント」や「ビジネス文書の種類・型」についての基本を学ぶ機会を設けるとよいでしょう。


(4)言葉遣いについて

特に敬語を使うのが苦手で、アルバイト先でも先輩からよく間違いを指摘されてしまう......


よくある間違いから敬語表現のポイントを伝え、「わかったつもり」をなくしていく

内定者の中には、アルバイトなどを通して既に敬語が身についていると思っている人も多いですが、気づかないうちに間違った敬語を使っていたり、敬語を使ったつもりが失礼な表現になっていたりするものです。よくある間違いから敬語表現のポイントを伝え、内定者の「わかったつもり」をなくしていくとよいでしょう。

また、社会人になったら、お礼を伝える場合やお詫びをする場合など、その場にふさわしい敬語を使えるようになることも求められます。正しい敬語を身につけたうえで、相手や場面に応じた敬語の使い方も伝えられると、内定者にとってより自信となることでしょう。


(5)電話応対スキルについて

普段の連絡手段はメールやメッセージアプリのため、電話で話す機会はほとんどない。職場にかかってきた電話に出るのが怖い......


電話応対の経験がないことを前提に、応対の心構えや電話の受け方を伝える

電話応対は、何と言っても経験を積むことが大切です。しかし、近年では家に固定電話がないという人も多く、電話応対について不安に思う内定者は多いものです。

そこで、入社してから積極的に電話に出られるよう、内定者のうちに応対の心構えや電話の受け方を学ぶ機会を設けるとよいでしょう。「相手の名前をもう一度聞きたいとき」など、受電時に起こり得る様々なシチュエーションへの対処法も紹介しておくと、内定者の不安解消につながります。


(6)パソコンスキルについて

普段ほとんどパソコンを使わない。日常で使うのはスマホやタブレットが多く、仕事でちゃんと使えるか不安......


タイピングのコツや基本のショートカットキーは「入社前」に習得してもらう

授業などで日常的にパソコンを使う人も中にはいますが、パソコンを見るのはインターネット閲覧程度、Microsoft Officeなどビジネスで使う基本ソフトはほぼ未経験という人もめずらしくありません。そこで、タイピングのコツや基本のショートカットキーなどを内定期間中に身につけてもらっておくと、入社後のハードルを下げることができます。

また、これからの時代はWeb会議システムなどのオンラインツールを使いこなせることが必須になると見込まれます。プライベートで使ったという内定者も多いと思いますが、会議や商談といったビジネスシーンでのオンラインツールの使い方を伝えておくと、一層の安心感につながります。


(7)経済の知識について

会社の数字のことがまったくわからない。簿記などの勉強もしたことがないので、上司や先輩の話についていけるか不安......


「売上」や「利益」など、会社の業績を知るうえで欠かせない数字の意味を押さえてもらう

例えば、財務帳票などは見たことがないという内定者がほとんどでしょう。しかし、企業や組織は、売上や利益などの予算達成を共通の目標として日々の業務を行っています。社会人として働き始める時までには、会社の数字の見方を覚えて、利益を出すことの大切さを理解しておいてもらいたいものです。

そこで、まずは「売上」「費用(コスト)」「利益」といった会社の業績を知るうえで欠かせない数字の意味を押さえてもらうことから始めるとよいでしょう。そして、日頃から経済紙などを読み、最新の経済に関する動向、あるいは自分の会社の業績など、必要最低限の知識を持つことの重要性を伝えておきましょう。


(8)自社や業界の知識について

内定先の会社や所属する業界について、自分がどのくらいわかっているのか不安......


ニュース番組や新聞など、幅広い媒体からの情報収集を心掛けるよう伝える

就職活動中は、インターネットや就職情報誌、先輩社員から会社情報を取得したという内定者が多いと思います。しかし、学生のうちは情報の入手範囲が狭く、さらに今年は先輩社員に直接会えなかったというケースも多いため、持っている情報が偏りがちです。

社会人になったら、自分の会社や所属する業界について、網羅的かつバランスよく情報収集していかなくてはなりません。そこで、ネット以外のニュース番組を見たり、新聞などの紙媒体を読んだりなど様々なメディアに触れる習慣を、内定者のうちに身につけておくとよいと伝えておきましょう。


(9)入社後の仕事に対する悩み

職場でミスしてしまわないか、今からとても不安......


ポイントは、先輩社員もかつて乗り越えてきた「経験」を伝承する

新入社員に限らず、仕事にミスはつきものです。「なんでこんなミスをしてしまったのだろう」と自分を責めてしまいがちです。しかし、大切なことはミスを悔やむのではなく、上手に乗り越え、自分の成長につなげることです。

従来なら内定者を一カ所に集めて、先輩社員から直接内定者たちに自らの経験を伝えていたという組織も多いでしょう。今年はコロナ禍で対面での実施は難しいかもしれませんが、ぜひオンラインを使って、先輩の過去の経験談から、成長につながるための仕事の取り組み方を学べる機会を設けるとよいでしょう。


(10)キャリアについて

内定者同士が集まる機会が少なく、人事担当者の話もなかなか聞けない。このままでは、入社後どんな仕事をするのか、自分の将来が描けず不安......


「入社動機を忘れない」ための仕掛けをつくり、内定者同士が共有できる場を!

オンラインツールを上手く使って、内定者の不安を解消する仕組みを作っていきましょう。具体的には、「これから働く会社でやりたいこと、入社を決めた理由を思い出す」「1年後、3年後、10年後の自分を想像する」といった課題を与え、内定者同士で共有することで、入社動機を忘れないようにしていけるとよいでしょう。

働き始めると、与えられる仕事と自分の目指す姿が直結せず、悩む人は少なくありません。しかし、どんな人生を歩んでいきたいのか、仕事を通じて何を得たいのかを早期に考え、ビジョンとして持っておくのは、これから始まる社会人生活をより良いものにするために有益なことです。


■最後に

いかがでしたでしょうか。コロナ禍で内定者教育が例年通りにできず、先輩社員のように成長してもらえるか不安だというご担当者さまも多いと思います。しかし、不安なのは内定者の方も一緒です。お互いの不安をひとつずつ取り除き、ゆっくりと信頼関係を築いていく気持ちが大切です。

オンラインも使って社会人の基本を少しずつ伝えていきながら、先輩社員あるいは内定者同士のコミュニケーションを図り、帰属意識を高めていく仕組みを充実させることで、現場へのスムーズな配属を目指しましょう!

                 

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