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エンプロイー・エクスペリエンス

エンプロイー・エクスペリエンス(Employee Experience;EX)とは、従業員が組織の中で体験する経験のすべてを指す言葉です。自身のキャリアを通じて、健康や仕事のやりがい、チームの一体感といった「満足感」を得られた経験を可視化し、その価値を高めるというエンプロイー・エクスペリエンスの考え方が、従業員エンゲージメントや生産性向上、離職防止につながると近年注目されています。

かつてカンパニー・センタード(企業中心)であった雇用関係は、終身雇用の崩壊とともにピープル・センタード(社員中心)へと移行し、企業の人的資産である従業員の満足度が組織力の強化に強く影響するようになっています。
また、ミレニアル世代と言われる1980年以降に生まれた人は、報酬だけではなく、その組織で働くことによって得られる経験に価値を見出し、仕事を選ぶ傾向が強いと言われています。そこで、人材確保を課題にする多くの企業が、従業員満足を促すエンプロイー・エクスペリエンスを経営戦略の一つとして重視するようになってきました。

エンプロイー・エクスペリエンスの向上策としてよく知られているのが、「エンプロイー・ジャーニーマップ」の作成です。エンプロイー・ジャーニーマップとは、従業員が採用から退職に至るまでの間に、いつ・どのようなエンプロイー・エクスペリエンスを得るのかを可視化したもので、キャリアの節目ごとのモチベーション強化に効果的なアクションを検討することができます。また、従業員の食生活の改善や体力づくりのサポート、ストレスチェックの実施など、従業員が心身ともに健康な状態で働くことを目指す健康経営の推進も従業員の満足度を高める施策として有効です。

その他、コミュニケーションが活性化しやすいワークスペースの確保や、業務効率化につながるITへの投資など、エンプロイー・エクスペリエンス向上の具体策は色々考えられます。組織形態や予算などによってできることは限られるかもしれませんが、自組織にどのような改善を望んでいるかアンケートを取り優先度の高いものから着手するなど、従業員の声をよく聞くことが大切です。可能な範囲での環境整備を目指し、ともに行動することもまた組織の一体感を生み、得難いエクスペリエンスのひとつとなるでしょう。

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