若手社員のお悩み10選~不安を乗り越え着実な成長へ導くために、組織が知っておくべき課題と対応策

まだ社歴の浅い若手社員は、これからさまざまな業務経験を積み重ねながら、「プロの社会人」へと成長していく段階にあります。
学生時代とは異なり、発言や行動にはそれ相応の責任が伴い、求められる役割や成果への期待水準も一気に高まります。「これでよいのだろうか」「誰に相談すればよいのか分からない」と、一人で思い悩み、抱え込んでしまう若手を上司や先輩は支援する必要があります。
本コラムでは、当社が社内外のアンケート結果をもとに整理した「若手社員が抱えるリアルなお悩み10選」をご紹介するとともに、組織としてどのように向き合うべきかを考えます。
若手社員のお悩み10選
1.仕事の進め方に悩む(要領よく進められない)
日々新しいことを学ぶ過程で、業務の前後工程の整理や連携すべき関係者の把握が追いつかず、抜け漏れや手戻りが生じてしまうことが課題です。業務の全体像をまだ十分に理解しきれていない点が大きな要因として考えられます。
2.知識不足や判断力への不安
心の中では主体的に仕事を進めたいと思っている若手も多くいます。「自社サービスや守るべき社内ルールを十分に理解できていない」「確認されるたびに調べなければ判断できない」といった不安が、積極的な挑戦や成長への一歩をためらわせてしまうことがあります。
3.業務量の多さやタイムマネジメント不足
求められる役割や成果に対して自身の対応力が追いつかず、残業によって補おうとするケースが見受けられます。また、早い段階から多くの業務を任されている場合には、処理すべき業務量の多さに圧倒され、心身ともに疲弊してしまう方も少なくありません。
4.他部署との調整やコミュニケーションに悩む
日々の業務をこなすだけでも精いっぱいな中で、若手社員がストレスを感じやすいのが他部署との調整やコミュニケーションです。タイムリーな情報連携(ホウ・レン・ソウ)や、当事者意識を持った情報発信が求められることに、プレッシャーを感じてしまうこともあるようです。
5.依頼や相談をして良いかの判断が難しい
「ここで相談するのは甘えではないか」「自分が一番若手なのにお願いしてよいのか」とそもそも相談してもよいのか判断に悩むという声も聞かれます。その結果、相談や依頼ができずに仕事を一人で抱え込みがちになってしまうこともあります。
6.基本的な事務スキル不足
学生時代にExcelやPowerPointに十分触れてこなかった若手もいます。社会に出て急にPC業務が増え、慣れない作業に苦戦する場面も多いようです。
7.主体性の弱さを指摘されることが多い
「今の若手は受け身である」という、上司からの率直なフィードバックに悩む方もいます。一方で、「新人の頃の緊張感が薄れてきた」と自身の慣れを自覚し、マインドの切り替えが次の課題になっているケースもあります。
8.後輩指導リーダーシップへの自信不足
後輩が配属され、OJTや日々の指導を担う立場になる方も増えています。「どこまで後輩に任せるべきか分からない」「伝えた内容が正しく理解されているか不安」といった悩みを抱えながら、先輩としての関わり方を模索している状況がうかがえます。
9.キャリア形成の不安
明確な不満があるわけではないものの、将来に漠然とした不安を持ってしまうことも若手社員としてありがちなお悩みです。キャリアの見通しが描きにくい中で、出産・育児などのライフイベントを想像し、自身の働き方や仕事との向き合い方を見直したいと考える方もいます。こうしたキャリアへの不安に対して、組織として適切にフォローしていくことが求められます。
10.なれない仕事に精神的プレッシャーを感じる
日々の指導や指摘によって「自分は仕事ができないのではないか」と自信を失ってしまうこともあります。先輩や同期と自分を比べて意味もなく落ち込んでしまい、相談ができないままメンタル不調につながってしまう危険があるので注意が必要です。
組織としてどう向き合うか
こうした若手社員の悩みを放置すると、成長の停滞やモチベーションの低下、さらには早期離職につながる可能性があります。せっかく迎え入れた新しいメンバーが定着せずに離れていってしまうことは、中長期的にみると組織にとっての大きな損害になります。若手自身が一人で解決できる課題には限りがあります。だからこそ、若手社員が主体的に動き、社会人として自立していくための適切な支援を組織として行うことが重要です。
まずは、上司や人事が定期的にヒアリング・面談を実施し、悩みを可視化することが第一歩となります。その上で、課題に応じた研修を提供し、現場を巻き込んだ適切な育成・フォロー体制を構築することが求められます。
| お悩み | 実際の声 | インソースからのご提案 |
|---|---|---|
| 1.仕事の進め方に悩む | ・全体を考慮して仕事を進めるのが難しい ・要領よく進められていない |
仕事の進め方研修~マニュアル作成で段取り力を磨く(2日間) (若手向け)仕事の進め方研修~周囲を巻き込みプロジェクトを推進する |
| 2.知識不足や判断力への不安 | ・提案に必要な知識が足りない ・条例や法を毎回調べないと判断できない ・難しい案件を一人で判断できない |
若手向け仕事力向上研修~業務知識を増やして活躍の幅を広げる(1日間) 生成AIへの仕事の任せ方ワークショップ~120%のポテンシャルを発揮する |
| 3.業務量の多さやタイムマネジメント不足 | ・残業してでも売上を達成しなければ ・業務量が多すぎて終わらない |
タイムマネジメント研修~仕事を効率的に進めるための時間管理を学ぶ ChatGPT×Excel研修~知識ゼロからマクロを作る |
| 4.他部署との調整やコミュニケーションに悩む | ・他部署とのコミュニケーションが難しい ・意見はすぐ共有できるようにしたいができていない |
(若手向け)コミュニケーション研修~デキる「ホウ・レン・ソウ」 発信力向上研修~積極的な情報発信で、よりチームに貢献する |
| 5.依頼や相談をして良いかの判断が難しい | ・提案書を抱え込みパンクしてしまう ・甘えになるのか判断がつかない ・自分が一番下なのでお願いしにくい |
社会人3年目のビジネス基礎研修~中核者として組織貢献の幅を広げる 頼る力向上研修~ひとりで仕事を抱え込まず、チームで助け合う(半日間) |
| 6.基本的な事務スキル不足 | ・事務スキルが弱い(Excelが苦手) ・とにかくメモを徹底しないとミスが起きる |
Microsoft Office研修~Excel応用編 事務ミス防止研修~原因を理解し、未然に防ぐ仕掛けを考える |
| 7.主体性の弱さを指摘されることが多い | ・受け身といわれることが多い ・新人の頃の気持ちが薄れてきた |
主体性発揮研修~6つの行動で仕事の向き合い方を変える 視座を上げて主体性を発揮する研修~仕事をつくり出すビジネスパーソンになる |
| 8.後輩指導リーダーシップへの自信不足 | ・後輩にどこまで任せればいいかわからない ・伝えたことが落とし込みできているか不安 |
はじめてのOJT研修~指導における不安を解消し、自信を持って新人・後輩指導を行う 後輩サポート力研修~「頼れる先輩」に求められる3つのスキル |
| 9.キャリア形成の不安 | ・将来育児などで希望する仕事に制限が出るのか不安 ・今後のキャリアの見通しが立っていないことが悩み |
20代向けキャリアデザイン研修~Must・Can・Willでキャリアを考える 20代向けキャリア研修~偶然の出会いを活かし、人生100年を充実させる |
| 10.なれない仕事に精神的プレッシャーを感じる | ・先輩・同期と自分を比べて意味もなく落ち込む ・指導・指摘をされて、仕事ができないと感じてしまう |
レジリエンス研修~しなやかにストレスと向き合い、回復力を身につける 心の整え方研修~感情を味方につけてレジリエンスを高める |
若手社員研修
若手社員のさらなるステップアップを支援する研修プログラムをご用意しています。インソースでは「新卒入社5年目でリーダーになる」という成長モデルを掲げ、離職を防ぎながらも成長意欲を高めるための多様なラインナップをご用意しています。
若手の定着と早期育成は、組織にとって永続的な課題です。1年目に土台を作り、2~3年目には質の高い仕事を安定して遂行できる力を養い、4~5年目にはスピードと成果、そしてチーム視点を意識した成長を目指します。自社の若手社員に期待する役割・求められるスキルに照らし合わせながら、細やかに学習機会を提供しつつ、仕事の進め方の確立や主体的なマインドを醸成するためのご支援をいたします。
研修の特徴・目的
- 業務を一人で遂行できるようになるための仕事の進め方を身に着ける
- 仕事をやり抜きモチベーション高く働くマインドを醸成する
- 周囲のメンバーと協力し関係を構築するためのスキルを磨く
- より高い成果を上げるために問題解決の視点を持つ
セットでおすすめの研修・サービス
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まずは「改めて社会人としてのマインドを強化したい」という声を多くいただきます。
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「成長する人」と「伸び悩む人」の違いとして、「経験したことを振り返り、学びを得て次につなげられるかどうか」があげられます。
今後の成長を加速するために有効な「経験学習サイクル」の考え方を学んでいただき、同じ失敗を繰り返すことなく能動的に様々な経験を積み重ねていただくための研修です。






