2020年9月02日
2022年3月卒学生の6月下旬時点での、インターンシップや仕事研究プログラム等への参加意向を聞くと、「参加したい/参加する予定」が94.0%と9割を超えていることが、ディスコ(東京・文京、新留正朗社長)の調査で明らかとなった。オンラインインターンシップにも肯定的な意見が多かった。
インターンシップ等に参加意向がある学生(全体の94.0%)に、参加方針について3つの指標で聞いた。まず、「できるだけ多くのプログラムに参加したい」が6割を超え(計62.5%)、「数を絞って参加したい」(計37.5%)を大幅に上回った。
また、「少しでも興味があれば参加したい」が計60.5%に対し、「参加する企業はじっくり選びたい」は計39.5%。「幅広い業界のプログラムに参加したい」は計48.6%に対し、「興味のある業界・企業のものに絞って参加したい」は計51.3%となった。
今年はオンラインでの実施増が予想されるが、学生に参加意向を聞くと、「積極的に参加したい」が4割強に上った(45.1%)。「参加してもよい」(43.7%)と合わせると9割近くに上り(計88.8%)、大多数がオンラインでのプログラムに肯定的。「参加したくない」は5.9%にとどまる。
参加したいプログラムの種類を聞くと、「インターンシップ」、「1Day仕事研究プログラム」がともに8割を超えた。就業体験を伴わないプログラムは、1日以内のもので54.3%、複数日程のものでは25.6%にとどまる。
具体的なプログラムとしては、「業界や企業の概要を理解できるもの」が最も多く89.3%に上る。次いで「実際の職場を見ることができるもの」が81.5%で続く。「学業に支障がないもの」は、半数を超える学生が選んでおり(54.5%)、長期休暇中や休日に開催するなど、学業の妨げにならない配慮が求められる。
インターンシップ等のプログラムに参加したい時期を聞くと、「8月」(91.1%)、「9月」(90.8%)に集中している。ただし、「12月」~「2月」が5割を超えるなど、早くも冬の参加を考えている学生も少なくない。
調査は、2020年6月19日~25日、2022年3月卒業予定の全国の大学3年生・大学院修士課程1年生を対象にインターネットで実施し、1090人の回答を得た。(文系723人、理系・学部生266人、理系・大学院生101人)
配信元:日本人材ニュース
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