~組織にとって必要な研修体系を作り出す
「社内講師養成研修~研修体系とカリキュラムの作り方編」は、“Plan”(企画)⇒“Do”(運営) ⇒“Check”(評価)⇒“Action”(見直し)の「PDCAサイクル」を意識しながら、具体的にな研修カリキュラム・研修プラン・研修体系などを作成するノウハウをご教示するとともに、ワークシートを用いながら実際に研修の企画作りを行っていただく研修です。
内容
■研修の企画(Plan)
まず、研修を企画する前段階として、「階層別:問題点抽出シート」を基に新人・中堅・管理職の階層別に、「サービス」「仕事の仕方」「意欲」「人間関係」などの面から問題点をさぐっていただきます。そのうえで、問題点を重要度・緊急度で分類し、各階層で優先的に研修を実施しなければならないテーマをみつけていただきます。
次に、研修テーマがみつかったら、「研修の全体の構成をどうするか」、また、「どのような内容を行うか」を、以下のような内容を参考にして「研修カリキュラム作成シート」を基に研修を具体化していきます。
~全体構成のパターン~
【パターン1:積み上げ型】
講義⇒演習(個人ワーク→グループワーク→グループ代表の発表)を1つの単元として、これを積み上げてカリキュラムを構成する。
【パターン2:演習集中型】
まず、講義をまとめて行い(全体の5~3分の1)、そのあとで演習をひたすら行う。ただし演習だけを延々と続けると間延びするので、途中に発表などをはさんで区切りをつける。
~研修手法の種類~
【アイスブレイク】(研修の冒頭に必ず行う、緊張をほぐす時間)
【講義】・【休憩】
【演習:個人ワーク】(問題を個人で検討する、目安3分~7分)
【演習:グループワーク】
問題についてグループで議論する(時間:グループ人数×2~3分)
議論が終わったら発表と講師の講評を行う(目安:グループ数×2~3分)
■研修の運営(Do)~研修運営リスクマネジメント
研修のカリキュラムが完成したら、次に、「研修運営リスクマネジメントシート」を基に、「準備」「当日開始前」「研修中」「研修終了後」に、起こりうる問題点を想定していただき、その対応策を考えていただきます。
■研修の評価(Check)・研修のフォローと見直し(Action)
運営について考えたあと、「終了アンケート」「レポート」「テスト」などを行い、研修の問題点や効果測定をして、研修を改善していく具体的なイメージを考えていただきます。そして、最後に、上記の研修作成作業を通じて浮かび上がってきた自らの課題を意識しながら、「目標管理シート」を用いて、次の3ヶ月の行動目標を立てていただきます。もちろん、そのシートは、業務改善の行動目標として、研修の翌日から活用いただきます!