気にしない力が周囲との関係をよくする~鈍感力でハラスメント防止
「鈍感力」は広く人を受け入れることにつながる

多くの人が働く職場で価値観の違いや意見の食い違いは避けられません。
「どうしてもあの人のここが気になる」と思うとずっとそればかり考えてしまう...というようなことは誰しもあるのではないでしょうか。ここでいう「鈍感力」というのは何も気づかないといったマイナスなことではありません。「そういうこともあるよね」と気にしない範囲を広げることで、受け入れる範囲を広げること指しています。
自分の気持ちを数値化してみる
言葉での表現はあいまいになる
自分がどのくらい怒っているか、うれしく思うか、自身の感情を上手く言葉にできる人は少ないのではないでしょうか。「すごく」「非常に」「少し」など言葉の表現には幅があり、人によって解釈の違いもあります。その時々によって程度も異なるものです。
数字で自分自身でもはっきり把握する
点数などで数値化してみると、自分の気持ちのレベルが把握しやすくなります。こういうことをされると5点くらいだけど、こういうことされると10点レベルで怒ってしまうなど、自身の気持ちを具体的な数字にしてみます。
イラっとしたり怒ってしまったりすることの例
- 目があったのにあいさつされなかった...5点
- 何度注意しても同じミスの繰り返し...7点
うれしいことの例
- 同僚の人に御礼を言われた...4点
- 先輩に成果をほめられた...8点
気にしないことで自分も楽になる
とはいえ、気になることは気になるという人もいるでしょう。そういうときの対策として「気にしない」ことを決めてしまいます。数値化した結果や、自分の感情の動きなどを把握できたら、このくらいのことは気にしないという気持ちも大切、という妥協点も見えてきます。
お互いに許し合える関係になれば、職場でのストレス軽減や、ちょっとしたイライラの防止につながります。お互いさまとわかっていてもなかなかうまくいかないという場合は、「このくらいであれば気にしなくてもよいのかもしれない」「最近そのことばかり気にしていないか?」など一呼吸おいて考えてみると効果的です。
ハラスメント防止研修~「お互いさま」で実現する安心できる職場(半日間)
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すでにハラスメント研修は複数回実施しているが、別の切り口で実施してみたいという組織にもおすすめです。
よくあるお悩み・ニーズ
- ハラスメント防止研修は毎年行っているので、別の切り口で研修を実施したい
- 職場での人間関係をはじめとしたストレスの軽減にアプローチしたい
本研修の目標
- お互いさまの概念を改めて考える
- 自分の気持ちを数字にすることでコントロールしやすくする
- 自分がイライラしてしまう要因をつきとめる
- 気にしないことを決めて、許せることの大切さを理解する
セットでおすすめの研修・サービス
「お互いさま」を知る研修~ともに働くメンバーへの理解を深める
本研修は想像力をテーマにしたコミュニケーション研修です。「お互いさま」と思える職場を実現するには想像力が重要となります。
相手が何を考えどのように行動するのか、時間をかけてワークに取り組み、さまざまな選択肢を考えることで職場でのメンバー理解、「お互いさま」と考えられることにつながっていきます。
ビジネススキルとしての親切を身につける研修~生き残りと成功のための武器
単なる精神論のように思われがちな「親切」を、「相手の立場に立って考えること」として、徹底的に掘り下げる研修です。
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共感力発揮研修~スムーズに仕事を進めるために理解と思いやりを示す
人間関係をより良くして仕事を進めやすくするために、相手の感情や心理状態、主張に共感し、自分の思いを適切に伝えることを目指すプログラムです。
ワークの時間をふんだんに設けることで、相手の考えや言葉の受け止め方、自分の心情をTPOに応じて言語化する力を高めます。




