管理職のタイムマネジメント~30マス計画でチームの業務を効率化する
管理職は、日々の業務に追われる中で、部下育成や業務改善に取り組みたくても十分な時間が確保できないという、管理職ならではの悩みを抱えています。
タイムマネジメントというと、個人の時間管理スキルを思い浮かべがちですが、管理職の場合、個人はもちろんチーム全体の時間管理も考えなければなりません。チーム全体の業務改善や時間削減を進めることが、組織の生産性を高め、結果的に管理職自身の時間の余裕につながります。
「30マス週間計画表」を活用したチームのタイムマネジメント
チームの時間管理として有効なのは「30マス週間計画表」の作成です。この計画表は1週間を30マスにわけ、チームの業務を設定するツールです。
30マス週間計画表の例(営業部)
※◎印はチーム全体で同じスケジュール
<期待される効果>
- チーム内での予定共有のムダ削減
- メンバー全員で集中して業務に取り組める
- 上司や先輩待ちの時間削減
- トラブルが起きにくく、業務の漏れがない
業務の効率化でチーム全体の時間を創り出す
時間管理と同様に重要なこととして、業務の効率化があげられます。時間を創り出す手法を、管理職が主導となり推進することで、チーム全体の業務効率化につながります。
手法の例
- 見える化:業務手順や進捗、課題を周知することで、知識を共有する
- 標準化:少ない業務知識でも仕事ができるように作業や部品(資料)を削減する
- 自動化:機械的な業務を減らし、人的ミスを削減する
強いリーダーシップで、組織のタイムマネジメントを推進する
業務改革には管理職の強い意志と覚悟が必要です。現状を打破することには反発がつきものですが、変化を恐れていては組織の成長はありません。
時には情を込めて説得し、部下の理解を得ることも重要です。管理職としての役割は、単に業務を進行させることではなく、人を育て、組織をけん引し、目指す方向に導くことです。タイムマネジメントの実行には管理職の強いリーダーシップが不可欠です。
組織のタイムマネジメント研修~管理職の立場から組織の効率化を目指す
組織の効率性を向上するために、管理職として業務改善と人材育成の面から、タイムマネジメントの「考え方」と「手法」を習得いただきます。コスト削減とパフォーマンス向上を継続的に両立できる管理職・リーダーを目指していただきます。
よくあるお悩み・ニーズ
- 自部署のメンバーが少なく、ただ忙しく日々の業務を続けてしまっている
- 次々と仕事が降ってくるため、本来やるべき業務になかなか手がつけられない
- メンバーによって残業時間が異なり、マネジメントに課題を感じている
本研修のゴール
- 現状の課題を把握し、効率化のための業務改善ができる
- 業務管理や進捗管理ができる
- 整理整頓のためのルール決めと改善ステップを理解できる
セットでおすすめの研修・サービス
変革リーダー研修~人数を増やさず今のメンバーで変革を実現する
本研修では、5年~10年後の将来を見据え、組織に有用な新しいことを実現する変革の4ステップを学ぶ研修です。掲げた目標を「実行」するための人材の捻出・その人材へのアプローチ法のほか、進捗に勢いをつけるマネジメントまでを解説します。
(半日研修)業務改善のためのプログラミング的思考力養成研修
本研修は、プログラミングの専門知識や言語を学ぶことなく、業務改善に役立てられるようプログラミング的思考力に焦点を当てています。
プログラミング的思考力について学びながらご自身の業務を一つピックアップし、ワークを通して業務改善を行います。実際に業務改善を体験することにより、ビジネス現場で活用する場面をより明確にイメージすることができます。
(半日研修)業務効率化のためのChatGPT活用研修
ChatGPTの基本を理解している方が業務効率化を実現するためのポイントを学ぶ研修です。前半ではまず、ChatGPTの得意‧不得意をふまえて対象とすべき業務を洗い出し、適切な指示の出し方を確認します。
後半は実際の業務を想定した複数のワークに取り組み、手を動かしながら具体的にどのように業務を効率化できるか考えます。