「職場の常識」も教える時代へ~新人のうちに伝えたい10の心得、開発秘話
当社は新入社員向け研修に使うテキストを毎年リニューアルしています。合わせてリニューアルの参考にすべく、メールマガジンを使ってのアンケートなど、お客さまから意見をいただく機会を増やしています。近年、新人・若手の課題として多く聞かれるのが「相手への気づかい」や「職場での基本的なマナー」の課題です。
時代の流れとともに常識も、教えることもかわる
当社のコンテンツには、新人研修としておすすめしている「ビジネス基礎研修」に関連したコンテンツとして、「職場のルール 虎の巻」というものがありました。会議での書類の準備の仕方やOA機器の使い方など、まさに職場の常識がまとまっており、ビジネス基礎を補足できるものでした。
一方、時代の流れや毎年の新入社員の傾向をふまえると、職場の常識が伝わりにくくなっているという実態がある点に気づきました。以下のような職場での基本マナーについて、これまでのように補足としてではなく、知っておきたいこととして教える必要性を感じたのです。
<職場での常識の例>
- 共有物の使い方、整理の仕方
- ごみの捨て方
- 書類の保管の仕方
- 備品のコストの知識
- 会議のセッティングの仕方 など
そこで、作成することになったのが「できるビジネスパーソン10の心得」です。
(新入社員・新社会人向け)できるビジネスパーソンの10の心得・行動~職場の常識編
新人・若手は教えられたことは実行しやすい
本研修は、近年の新人の傾向としてよく聞かれていた「素直でまじめ、指示されたことはしっかり実行できる」という強みを活かしています。
新人に「こういうことを職場の上司や先輩は気にしている」と丁寧に教えることで、職場で期待されている立ち居振る舞いが明確化され、新人は自信をもって行動できるようになります。
実体験・実状をふまえて導いた10の心得
本研修では、当社のお客さまアンケート、新人・若手の悩み、上司、先輩社員の方々の意見をあわせ、大事だと感じる点を10個のポイントにまとめました。
信頼を与えるあいさつや言葉づかい、身だしなみなどの基本的なマナーのステップアップ、会社の備品の扱い方など、ここまで配慮できたら「できる」と感じる点を取り扱います。先輩社員のリアルな声から考えたもので、新社会人としてこれから活躍される方々にぜひ覚えておいていただきたいものばかりです。
<心得の一例>
- カギとなる「あいさつ」で印象を残す~当たり前のことこそ差がでる
- 身の回りのことに気を配れる~整理整頓・職場環境への配慮
すべてを実施できなくても心に留めておくだけで行動は変わるものと考えます。新人のうちだからこそ、学べるものです。
研修のゴール
- あいさつ、整理整頓など身の回りのことを徹底するポイントを知る
- 周辺に配慮するために必要な知識を得る
- 相手の行動の先読みをするための考え方を知る
受講者の声
- これから会社で働くにあたって、まずは基本で最も重要な「あいさつ」を徹底し、会社にも、会社に来訪される方にもよい印象をもってもらえるようにします
- 心得として、メンターの方を始めとして、感謝の気持を忘れないようにしたいです。行動で感謝を示せるように、遠回りでも実践してきたいです
- 相手の行動を想像し、自分には何を求められているのか、次に何をすればよいのか常に考えて行動したいです
セットでおすすめの研修・サービス
(新入社員・新社会人向け)ビジネス基礎研修~社会人に求められる基本ルール・所作を学ぶ(2日間)
社会人として必須のビジネスマナー、職場のルール、仕事の進め方の基本を身につけていただく最もベーシックな新人研修プログラムです。冒頭は社会人に求められる「意識」についてしっかりと認識を固めたうえで、基本動作や言葉遣いについて学びます。
(新入社員・新社会人向け)ビジネス文書研修
学生のレポートとは異なるビジネスシーンでの文書について、「伝えたいことがひと目で分かる」簡潔かつ明瞭な文書作成のノウハウを学びます。また、社内文書と社外文書の基本的な文書構成の違いを理解し、具体的な文例を用いて、用途や構成・作成時のポイントを習得します。