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同じミスがなくならない後輩への効果的な指導とは？～「やらせてみる」を軸に自立を促す
あらゆる組織で人材確保は課題であり、即戦力として活躍できるように早期育成することが求められています。だからこそ、思うような成長が見られないと指導者側は責任を感じ、何が間違っているのか、どうすればよいのか、悩みは尽きません。今回は決まった方法や考え方を教え込むのに最適な、ティーチングによる指導をご紹介します。
３ステップで計画的に指導を進めることが重要
ティーチングを進めるうえでは、まず仕事の全体像を共有しておくことが大切です。あわせて「何を」「なぜ」「いつまでに」「どうやってやるのか」を具体的に説明しながら、次の３つのステップで進めます。
ステップ１：やってみせる
言葉だけでの説明は、伝える側と受け取る側に認識のズレを起こしがちです。後輩が作業のイメージを持てるように、手元や作業の画面がよく見えるようにして目の前でやってみせます。
ステップ２：やらせてみる
イメージを掴めた様子がみえたら、際に作業をやらせてみましょう。ここで大切なのは、あくまで「見守る」ことです。後輩が自分で行動することを優先し、危険がある場合を除いて、先回りして次の動作や注意点を言うことや間違いの指摘などは控えます。
ステップ３：フィードバックする
作業が終わったら実際の手順を確認し、どこに困ったのかを聞き出し、必要なアドバイスをします。よかった点は積極的にほめることで、安心感とともに知識の定着につながります。なにか改善すべきことがあれば、具体的かつ前向きに伝えるのもポイントです。
ティーチングのねらいは、相手の知識やスキルを必要なレベルにまで到達させることにあります。育成計画を実行する中でしっかりと後輩が成長していけるように、「やらせてみる」を中心にした指導をぜひ実践してみていただきたいです。
ティーチング研修～適切な業務指導の進め方
ティーチング研修では、今回ご紹介した「やってみせる→やらせてみる→フィードバック」という基本フローを体系的に学びます。
ステップごとに必要なスキルを身につけ、実際に指示を出してみるワークや実践的なケーススタディを通じて、ティーチングスキルの定着をはかります。
よくあるお悩み・ニーズ
- 自分の新人指導の進め方について「これでよいのか」不安を感じる
- 他の方からの指導に比べ、自分が教えると後輩の仕事の覚えが悪いと感じる
- 相手に教えたことが、自分が思っていた通りに伝わっていない
研修のゴール
- ティーチングの基本フローを理解し、コーチングと使い分けることができる
- 後輩が動きやすい指導のスキルを身につける
- 「ほめる」「叱る」を活用したフィードバックができるようになる
セットでおすすめの研修・サービス
コーチング研修～部下の主体性を引き出すスキルを習得する
ティーチングの目的が基本的な知識や技能を教え込むことであるとするなら、コーチングはそれぞれが持っている能力ややる気、強みを引き出すことが目的です。
本研修では、部下のやる気を引き出すために欠かせない「傾聴」「質問」「承認」の３つのスキルを身につけます。座学で学んだ後、ケースごとのロールプレイングでスキルの定着をはかります。
内気な人のためのＯＪＴ指導研修～控えめだからこそ寄り添える強みを生かす
人とのやり取りにストレスを感じやすい内気な人にとっては、ＯＪＴ指導者は気の重いミッションにもなりかねず、本当に自分がその役割に相応しいのだろうかと不安を覚えるものです。
本研修では、内気を自認する人に向けて、自分の特性を部下指導における長所に変えていただくための考え方と手法をお伝えします。
（経験者向け）ＯＪＴ指導者研修～育成方法を振り返り、フィードバック力を高める
ＯＪＴ担当者としてのこれまでを振り返り、後輩との関係構築・フィードバックスキルの向上に焦点を当てたフォローアップ研修です。
育成計画や指導だけでなく後輩の成長や課題も振り返り、残りの期間で改善すべき点を明確にします。後輩を動機づけるための効果的なほめ方やフィードバックの仕方など、より高い指導スキルの習得を目指します。
