株式会社インソースデジタルアカデミー

「デザイン」はデザイナーだけの仕事じゃない~伝わる資料づくりのために押さえるべき3つのポイント

「この資料、なんか分かりにくい」その一言で、自信が揺らぐ。

入社1~2年目、初めてお客様向けの提案書を作ったとき。内容には自信があるのに、「少し分かりづらいね」と言われてしまう。そんな経験はありませんか。

実は、提案が伝わらない原因の多くは、デザインの専門知識不足ではありません。資料の「見せ方」を意識できていないことが大きな理由です。デザインはデザイナーだけの仕事ではなく、資料をつくるすべての人に求められる、「伝えるための工夫」です。

本記事では、若手社員が資料作成で押さえておきたい基本ポイントを整理し、あなたの提案が「伝わる瞬間」をつくるための考え方を解説します。

デザインは「美しさ」じゃない。伝達の仕組みだ

「デザイン」と聞くと、センスやアートを思い浮かべがちですが、ビジネス資料に必要なのは伝わりやすさの設計です。

資料のデザインは、見た目の美しさではなく「伝わりやすさ」をつくる技術です。ここでは、資料の理解度を高める3つの仕組みを紹介します。

情報を整理する

何を、どの順で並べるかを決める力です。情報の優先順位をつけることで、読み手が迷わず理解できます。

見せ方を整える

余白・配色・レイアウトを整えると、視線が流れやすくなります。外枠に均一な余白を置くだけでも、資料の読みやすさが大きく変わります。

図解で関係性を示す

比較・因果・構造など、情報の関係性を図で示すと理解が早まります。図解は「型」で選ぶと精度が上がります。

3秒で伝わる資料が求められる

情報量が増え続ける今、読み手は資料をじっくり読む時間がありません。だからこそ、最初の3秒で「何が言いたいか」が分かる資料が求められます。そのために必要なのが、デザイン=伝達設計です。

「なるほど!」と資料の説得力を上げる3つの仕掛け

ここで、現場で即使える「仕掛け」を紹介します。検索しても出てこない、プロが使うルールです。

1.三層可読性ルール

3秒で結論が目に飛び込む(見出し+数字)

15秒で骨格が分かる(箇条書き3点)

60秒で仕組みが理解できる(図解1枚)

→ スライド1枚に、この3層を仕込むだけで説得力が跳ね上がります。

2.見出しは結論文にする

名詞止めの見出しは視線が止まりません。「本提案でコストを年間18%削減できます」のように、見出しを結論文にすると、読む価値が一瞬で伝わります。

3.アクセント色は1〜3%に抑える

色は意思表示です。面積を絞るほど視線が集まり、説得力が増します。

プロが教える!図解の精度を高める3つの裏技

ここからは、現場で差がつくちょっとしたコツです。

裏技①:矢印は最後に描く

図解を作るとき、最初に矢印を引いていませんか。実は逆。矢印は最後に描くのが鉄則です。理由は、矢印を先に描くと「因果関係が曖昧なまま」図が完成してしまいます。まずは軸を決める(比較・因果・時間)→要素を配置→最後に矢印で動線を示す。この順番だけで、図解の説得力が劇的に変わります。

裏技②:目的別に図解の型を選ぶ

  • 比較 → マトリクス
  • 因果 → プロセスフロー
  • 構造 → 階層ツリー

目的に合わせて型を選ぶだけで、図解の精度が大きく変わります。

裏技③:情報量を絞る

図解は「盛り込みすぎ」が最大の敵です。要素を絞ることで、伝えたい関係性が明確になります。

ここで終わりじゃない~次に伸ばすべき3つの資料作成スキル

この記事で紹介したポイントを実践するだけでも、資料は見違えるはずです。でも、現場で本当に差がつくのは、「仕組みを体系的に身につける」こと。次のステップは、こんな3つの力を伸ばすことです。

①作る力:情報を整理し、構造化する

情報の優先順位を決め、論理を視覚化する力です。「削る勇気」が資料の骨格を強くします。

②整える力:見せ方を設計する

余白・配色・レイアウトを整えることで、読み手の負担が減ります。視線の流れを意識すると、資料の理解度が高まります。

③伝える力:声より構造で説得する

資料は完成しただけでは終わりません。プレゼンでどこから話すか、視線をどう誘導するかで理解のスピードが変わります。この3つを身につけると、「作る → 整える → 伝える」という流れが武器になります。資料は単なる「報告」ではなく、意思決定を動かすツールになるのです。

最後に~資料はあなたの言葉より雄弁になる

資料は、ただの紙やスライドではありません。それは、あなたの考えを形にし、相手の意思決定を動かす武器です。今日紹介したポイントは、どれもセンスではなく仕組みとなっています。だから、誰でも始められます。

「見出しを結論文にする」「余白を整える」「矢印は最後に描く」

この3つだけでも、あなたの資料は変わります。そして、資料が変わると、仕事が変わります。上司のレビューがスムーズになり、お客様の理解が早くなり、あなた自身の自信も増える。

「伝わる資料を作れる人」になることは、キャリアの武器になる。今日から、1枚のスライドで試してみませんか。

パワーポイント資料の作り方研修~プレゼンを見据えた操作技術を学ぶ

現在は、さまざまな場でパワーポイントを駆使したデジタルプレゼンテーションが行われています。

本研修では、資料作成スキルの向上を目的とし、パワーポイントの知識を増やし、より魅力的な資料が作成できるような内容です。さらに、自分の考えをどのように資料に落とし込むか、相手に伝わるようにするためにはどのような資料の作り方をする必要があるかなどもあわせて研修で学んでいただきます。

本研修のゴール

  1. 相手に伝わりやすい資料がどういうものかを理解する
  2. パワーポイントの知識を増やし、図解やアニメーションなどを活用できるようになる
  3. 実践で使えるパワーポイントの機能を学び、魅力的な資料作成をできるようになる

よくあるお悩み・ニーズ

  • 図解やアニメーションを使いこなせない
  • 文字数が多くなって、分かりづらいと指摘されてしまう
  • もっと魅力的な資料を作れるようになりたいが、何から学べばいいかわからない

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セットでおすすめの研修・サービス

分かりやすい資料の作り方研修~相手に印象を残すワンペーパーの基本

分かりやすい資料で相手が欲しい情報を届けるためには、資料の目的・内容を明確にしたうえで、全体構成を決め、必要な情報をまとめる必要があります。

本研修では、「相手に分かりやすく伝え、印象に残るワンペーパー資料」を作成するための5つのステップを実践的に学びます。PCを使いながら実際に資料を作成していただけますので、現場ですぐに使える資料作成術を身につけられます。

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デザイン力向上研修~ノンデザイナー向け

ビジネス資料の見せ方を改善し、情報を効果的に伝えるためのデザイン設計力を養成します。余白・配色・図解など、現場で役立つルールを習得できます。

利用者の視点で情報を整理し、伝わりやすい構成を組み立てる思考力も鍛えられます。デザイナー以外の方でも迷わず形にできる実践的なスキルを身につけられます。

>サービスの詳細はこちら

エグゼクティブ向けプレゼン研修

経営層や重要顧客に向けたプレゼンテーションのスキルを強化する研修です。構造化された資料と戦略的な話し方で、意思決定を動かす提案力を身につけます。

論理の組み立て方や聞き手が理解しやすい話法を実践的に学び、自身の癖を客観的に把握できます。録画演習を通じて、伝え方の改善点を確実に身につけられます。

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